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2025年7月

 

2025_07_09

住込み庭師生活

ピーカン照りで雨が何日も降らないので、心配になって島原 旭亭にやってきました。しばらくは泊まり込んで散水や草むしりに励みます。

やっぱり庭木がダメージを受けてました。


トイレのドアにプレートを付けました。美術全集も運び入れ。

 

2025_07_08

結婚記念日

7月7日は私たちの結婚記念日。
「令和7年7月7日の777の日。今日は入籍するカップルさんが多いでしょうね」と家人。


ささやかに食事に出かけました。


お店の窓から見えた大村湾の島々に思い出が蘇る。


 シーカヤックで大村湾を横断

左に見える二島つながった島は、クリスティーナと大村から湾を横断して渡った思い出の島。彼女はここで真珠をプレゼントしていただきました。

右奥は花火大会の際に打ち上げ地となる臼島。大村公園からカヤックで漕ぎ出してすぐに着く無人島。俵山さんとキャンプをしに渡りました。夜になると頭上に長崎空港の離発着機のライトがきらめきます。

 

2025_07_07

『人間はどこまで家畜か』


実に鋭く興味深い指摘に満ちた名著でした。以下、抜粋。

  • 最近の進化生物学のトピックスに「自己家畜化」というものがあります。これは、生物が進化の過程でより群れやすく・より協力しやすく・より人懐こくなるような性質に変わっていくことを指します。たとえば人間の居住地の近くで暮らしていたオオカミやヤマネコのうち、人間を怖れず一緒に暮らし、そうして生き残った子孫がイヌやネコへと進化したのは自己家畜化のわかりやすい例です。人為的に家畜にするのでなくみずから家畜的に変わったので「自己家畜化」、というわけです。

    そして進化生物学は、私たち人間自身に起こった自己家畜化も論じています。考古学、生物学、心理学などから多角的に検討すると、この自己家畜化が私たちの先祖にも起こってきたというのです。進化生物学の研究者たちが述べるように、自己家畜化は人間が文明社会を築くうえで非常に重要だったはずです。というのも、高密度な集団をつくっていられること・そのなかで共通のルールを守って暮らせること・攻撃性や不安を抑えていられることは動物として凄い性質で、この性質がなければ交易や都市文明などは成立しようがなかっただろうからです。

  • その文明社会が人間にもっと多くのルールを守らせ、もっと攻撃性や不安を抑えさせ、いわば「より家畜人たれ」と求め続けると、その求めについていけずに不適応を起こす人が増えるのではないでしょうか。

  • スティーブン・ピンカー『暴力の人類史』を見てみましょう。膨大なデータを比較した彼の研究によれば、狩猟採集社会は殺人や暴力による死の割合が国家成立以後の社会より著しく高く、近代国家はもちろん、古代メキシコ社会や近世ヨーロッパ社会とも比較にならないほどだったとされています。

  • アナール学派の大著である『男らしさの歴史』は、かつての男子の通過儀礼には、卑猥な冗談、春歌、痛飲、喧嘩、決闘などがあったと記します。

  • 現代人は社会契約や資本主義や個人主義といった思想どおりに生き、それらのおかげで豊かになりました。ですが見ようによってはそれらの思想に飼い馴らされ、はみ出さないよう馴致され、そうでない生の可能性を剥奪する社会が到来したとも、生殖も含めた動物としての行動形質を思想が上書きしてしまう社会が到来したとも言えます。

詳細は筆者が出演している次の動画をご覧になり、興味を持たれたらお読みいただくとよいでしょう。

 

2025_07_05

湯布院アート旅

霧島アートの森を訪れた後、「九州 アート旅行」で検索すると出てきたのが、山荘無量塔Tan’s Bar。
「おっ! 次はここだな」
家人の誕生日と結婚記念日の旅にこちらを設定。

山荘無量塔

美意識がぎっしりと詰め込まれたエルドラド。一帯の山に美のための施設と宿が点在しています。初めて訪れた者はスケールの広さと深さに戸惑い、彷徨い、故人であるオーナー藤林晃司ふじばやし こうじ氏の人となりに思いを馳せることになります。

亡き母たちも宿泊したといいますが、分かったのかなあ(笑)。

Tan’s Bar

無量塔の象徴的ラウンジで、九州一のカフェといっていいでしょう。一般のビジターも利用できます。

     Tan’s Bar
    [営業時間]13時~17時 L.O 16時半 [一般]土、日、祝日以外


わしゃわしゃした有象無象の足を自ずと遠のかせる佇まい。こちらには一般的観光客の訪れは少ないようで、最初は貸し切り状態で楽しめました。

友人のアーティスト吉田隆さんも、この場に身を浸すためしばしば訪れると話していたことが理解できます。


劇場用スピーカーの音に包まれて、身体の力を抜きリラックスしてソフィスティケイトされたひと時を過ごす。


メニューはPロール650円、コーヒー700円等とこの場にしては良心的設定。


バーもありますが、こちらは宿泊者用のものです。

音の美術館 アルテジオ

音楽を中心とした現代アートを楽しめる空間です。



貸し切りで楽しめました。贅沢の極み。


ウォホールのベートーベン。


ブールデルのべートーベン。

ペンション豊の国


若き日、金鱗湖に佇むこのペンションは私の脳裏に焼き付いていました。

食事


まずシチュエーションに驚きました。金鱗湖に浮いたような設定です。
そして食べたことのない料理のオンパレード。時に鳥肌が立つほどに美味しい。ペンションというよりオーベルジュです。

窓の外の金鱗湖は徐々に暮れていき、コースが終わる頃には水面の波紋が濃くなり湖岸の樹々のシルエットが残りました。
2時間ぐらい経ってたと思います。


こちらは朝食です。

施設


部屋から望む金鱗湖。

部屋は楚々としたものです。


かけ流しのお風呂。露天風呂もありました。

周辺


早朝散歩にでかけました。
「金鱗湖」のネーミングは、明治17年、儒学者の毛利空桑もうりくうそうが、湖の魚の鱗が夕日に輝くのを見て名付けたと伝えられています。素晴らしいセンス。

写真は下ん湯。俵山さんとキャンピングカーでこの周辺は幾度も巡りました。下ん湯に入浴すると、観光客がワシャワシャと覗きに来て閉口した記憶があります。

COMICO ART MUSEUM

周辺はインバウンドも含め観光客でゴッタがえす観光地城下町とも呼ぶべき状況になってました。

     COMICO ART MUSEUM
    設計は隈研吾。作品は草間彌生、宮島達男、杉本博司、村上隆、奈良美智、名和晃平、森万里子。
    事前予約制(9:40) 入館料¥1,700。9:30 – 17:00(最終入場 16:00) 休館日 隔週水曜日
    専用駐車場なし。


隈研吾氏も木材老朽化バッシングが応えたようで、建物外壁には焼杉を採用。




この美術館には土棟、竹棟という一棟貸しの宿泊施設があります。

ロードスター


この車では初めてのロングドライブ。高速道路を走りました。

夏場、幌車の乗員は蒸し焼きとささやくサイトがあるようですが、そのようなことは一切なし。キッパリ。爽快。

この車はゆったり走ることを望む人用の車ではなく、よくできたゴーカートのような走りを楽しむ車。道路走行感があり高速も吸い付くように走ってくれドライブが楽しいですよ。

2025_07_03-07_04

 


 

2025_07_01

キレやすい老人

自身への戒めも込めて以下記します。

悲しいことですが、私の周りにキレる高齢者がボツボツ現れてきています。
「あれ? この人こんなに発火点が低かったかな?」と。

キレる老人が増えている

2018年、10年前と比べ傷害により検挙された65~69歳の高齢者は約4.7倍の増か、70歳以上の高齢者は約10.8倍の増加らしい。高齢社会で人数自体が増加したことにもよると思うんですけど。

前頭葉の機能低下

原因は各種あるようですが、一番多く挙げられているのが前頭葉の機能低下。高齢になると脳の前頭葉が収縮してしまい、判断力や感情の抑制力が低下していくらしい。

酒もトラブルのもと

また高齢になるとアルコールの分解機能も低下。若い時よりも体の水分量が減ることから、血中アルコール濃度が上昇しやすく、酔いやすくなる。また退職などを機に、孤独感を感じて今までより量が増えたりと。

私の友人にもこの傾向が見られる人がいますし、私自身酒が弱くなったことに気づかず、失敗をしでかしたことがあります。

ということで酒やめました

この前、某番組で「お酒っておいしいんですか?」と若いタレントの問いに、ベテラン勢が「いや、そう言われると最初に一杯だけでいいよな」とかシドロモドロだったのを見たり、ヘビードリンカーの芸人が番組企画で酒断ちをして「自由に使える時間が増えたし、お金も余裕ができました」と。

ということで、このクソ暑い夏もあって、私、酒やめました。体調が悪かったのでやめたんですが、それから20日以上経っています。
どれだけ続くかな? 若い頃無茶苦茶やってたミック・ジャガーもすでにお酒を断ってます。もちろんタバコもドラッグも。
正常に脳が働く健康的な生活が一番。いつでも車が運転できるしね。

しんのじさんのコメント

    脱抑制

    アルコール摂取により脳の高次機能によるブレーキが緩んでしまう現象は「脱抑制」と呼ばれ、過剰な高揚、独善的あるいは好戦的姿勢、性的逸脱などの有害事象の誘因となります。

    一方、食欲増進、リラクゼーションやストレス発散の作用があるのも事実ですね。僕なんかは、本当にほとんど飲めないのにアルコールが入ると脳の普段活性化されない部分が働きだす実感があり、出ないようなアイディアが生まれたり、普段は結びつけて考えないAという事象とBという事象を結びつけてみようとひらめいたりするのは大変興味深く感じています。これも言ってみれば脱抑制がきっかけとなって起きる現象なのでしょう。

    WHOだったか記憶が定かではありませんが、以前は肯定していた適量のアルコール常飲を、医学面から勧めなくなってきています。あくまでも飲むなら時々、という接し方が良いのかもしれません。

まつをのコメント

    ヤーガン族最後の言葉「酒は飲むな」

    先般、南米のヤーガン族最後の一人であった女性が、他界しましたが、
     https://site-matsuwo.com/archives/2014_11/#2014_11_12
    「なにか人類に言い残しておきたいことありませんか?」という問いに、
    「酒は飲むな」と。
    ヤーガン族の男たちは酒を常飲し働かず、そして一族がむちゃクチャになったというのです。最後の言葉が「酒は飲むな」。重いですね。


 

 


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    生きてることを楽しもう。座右の銘は荘子の「逍遙遊」。長崎県。

    「よくこんな事をする時間がありますね」とおたずねになる方がいらっしゃいます。こう考えていただければ幸いです。パチンコ好きは「今日は疲れたから、パチンコはやめ」とは思わないもの。寸暇を惜しんでパチンコ玉を回します。テレビ好きも、疲れているときこそテレビをつけるもの。ここにアップしたものは、私が疲れたときテレビのスイッチを押すように作っていったコンテンツです。