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ユーリー先生とミラー先生 しんのじ - 2023/03/03(Fri) 17:20 <URL> No.982
まつをさんがHPのお仕事をされた学会、知の根源に繋がるような大変興味深いテーマを扱っている、歴史ある学会なんですね。
このテーマから、ふと、かつて学生時代に習った「ユーリー=ミラーの実験(1953年)」を思い出しました(といっても、生物-有機化学史の一環として習うに過ぎず、自分達で追試をした訳ではない)。これは原始地球の環境を模した実験装置にて、無機物から有機物(アミノ酸)が生成されたという大変有名な実験です。シカゴ大学教授であるハロルド・ユーリー先生の指導下、大学院生のスタンリー・ミラー氏が行った実験だったのだそう。ミラー先生は2007年没だから、比較的最近まで存命だったのですね。
ただし最近では、以下のwikiにもあるように、原始地球で有機物が生成されるに至った大気環境は本実験で想定されるものとは若干異なっているということのようです。有機化合物の合成、そして更には生命体の誕生という、奇跡に奇跡を重ねたような現象がどのようにして起こったのか、その成り立ちを、この学会の先生方の英知の結集で少しずつでも解明出来ていくのではないかと期待したくなり、ワクワクが止まりません。
と思いつつ、師匠の方のハロルド・ユーリー教授についてもwikiをみていたら、何と1934年に重水素の合成に成功し、皮肉にも原爆の実用化に寄与してノーベル化学賞を貰った、色々と凄い先生だったんですね。期せずして原爆製造に加担した形となってしまった後悔から、晩年は生命の起源を探求することに救いを求めて没頭したのかな(そう思いたい)、なんて勝手に妄想しています。
このテーマから、ふと、かつて学生時代に習った「ユーリー=ミラーの実験(1953年)」を思い出しました(といっても、生物-有機化学史の一環として習うに過ぎず、自分達で追試をした訳ではない)。これは原始地球の環境を模した実験装置にて、無機物から有機物(アミノ酸)が生成されたという大変有名な実験です。シカゴ大学教授であるハロルド・ユーリー先生の指導下、大学院生のスタンリー・ミラー氏が行った実験だったのだそう。ミラー先生は2007年没だから、比較的最近まで存命だったのですね。
ただし最近では、以下のwikiにもあるように、原始地球で有機物が生成されるに至った大気環境は本実験で想定されるものとは若干異なっているということのようです。有機化合物の合成、そして更には生命体の誕生という、奇跡に奇跡を重ねたような現象がどのようにして起こったのか、その成り立ちを、この学会の先生方の英知の結集で少しずつでも解明出来ていくのではないかと期待したくなり、ワクワクが止まりません。
と思いつつ、師匠の方のハロルド・ユーリー教授についてもwikiをみていたら、何と1934年に重水素の合成に成功し、皮肉にも原爆の実用化に寄与してノーベル化学賞を貰った、色々と凄い先生だったんですね。期せずして原爆製造に加担した形となってしまった後悔から、晩年は生命の起源を探求することに救いを求めて没頭したのかな(そう思いたい)、なんて勝手に妄想しています。