長尾淘太
国際的に高く評価される画家。東京都出身。日本人としては初のフランス三大サロンすべての会員に推挙。
そのほかのサロンにおいても多数の招待出品を受ける。抽象と具象表現の織り成す独自の画風を確立し、パリやフランス郊外の日常風景や街の風景を中心に作品を制作。作品は長崎県美術館を始めとする各地の美術館が所蔵。
「パリには1966年に長崎から渡ったよ」 「対馬に絵を50点持っていって、最終日にはトランク一杯のキャッシュになった。これで渡欧したので、長崎には恩義があるんですよ」 「長崎は各種文化をスポンジで吸い取った様な凄い空間。南山手をフランス化するといい」 「人間が生きてきた痕跡みたいなことを子ども達に教えなきゃ」 「絵を描くことは苦痛」 「長い続けてやっていると、人間味の世界が生まれてくるね」
ご同席:田屋敷酒風散人、長尾氏御夫人、林田、居酒屋うろこ御夫人。
収録場所:居酒屋うろこ
収録日:2008.10.2
放送時間:6分33秒
石田光洋
地域コーディネーター。住職。佐世保市鹿町町在住。長崎県社会教育委員。立ち上げに関わった、子どもたちのためのワークショップ「なぎさの伝習所」は、文部科学省等の体験学習モデルとされた。鹿町町教育ネットワークのキーマンとして活躍。地域の厚い信頼を得て、各地で講演活動も多数。
「地域おこしとして、キーマンを繋ぐお世話をしています」 「今は専門化してしまっています」 「私は幼い頃までは、物事の中心は地区。ここが基礎となってすべてをかたち作っていましたが、現在は町が一生懸命どうにかしようとしていますね」 「私たちの仕事は、その方たちが活躍していただけるステージを見つけることです」 「楽しいですよ。面白くないわけないじゃないですか」 「みんな引きこもってますよね」
収録場所:長崎市民FMスタジオ
収録日:2008.9.9
放送時間:4分53秒
邑本智玲
ニックネームはthom。本人曰くスーパー便利屋。北九州市在住。趣味はドラッグレース、スカイラインGTR→ベンツを愛用。好きなものは、メカニカルなもの、懐中電灯などのヒカリモノ、刃物、カバン、天文学、天幕生活など。人の個体識別に弱い。家族を限りなく愛する心優しい技術者である。
「ドラッグレースは信じられない世界。スタートでエンジンは1万回転、400mを9秒ぐらいで走り、助手席にのった人はシートに沿って体が浮きます」「車というのはすごいと思う。過酷な状況で壊れないのだから」「最初にラダー言語からマスターしました。必要ならどんな言語でも書きます」「派遣業界に入ってから面白いと思うようになりました。九州の上場企業にはほとんど行きました」「バブルの頃は日当5万円。そんな時代でした」「量販品の日本の生産現場はまずい状況です」
収録場所:きし川(小倉)
収録日:2008.8.17
放送時間:24分30秒
山口和博
スポーツ整形外科医。長崎市在住。長崎大学医学部卒業後、米国クリーブランドにある世界屈指の人工材料研究で知られるケース・ウェスタン・リザーブ大学の研究所で学ぶ。現在、長崎市の山口整形外科医院でスポーツ整形外科医として厚い信頼を集めている。週末は愛してやまない阿蘇の別荘で地域の人との交流を楽しむ。
「研究所では常にアップ・ツー・デイトでなければいけないと、毎日何十部も英文資料を置かれていました。英語はまず長文読解力から伸びます」 「学生には美術館やオーケストラ演奏の鑑賞優遇制度があるんです」 「いくらでも換えはいる、明日来なくて良いよと肩をたたかれるようなプロフェッショナリズムの厳しい職場で始めたのはラッキーでした」 「日本のスポーツ整形外科のレベルはいいですね」 「内視鏡手術には2Dを3Dに頭の中で処理する能力がいります」 「阿蘇の生活があるから、日常の集中力が生まれています」
アテンダント:まのじ
収録場所:銀嶺
収録日:2008.8.11
放送時間:29分19分
じだらく
粉師の尊称を持つ野遊び達人。長崎市在住。粉を使い、そば、うどん、餃子、パンをはじめ多様な料理をくりだす。その氏が炭水化物ダイエットに成功した。2か月半で体重-5㎏、腰回り-12㎝。そのノウハウを聴いた核心部分3分間を公開。このインタビューの後、コテコテの担々麺を食いに行ったのであった。
ダイエットを志す人よ、聴かれよ。さらば救われん。
収録場所:カフェ豆ちゃん
収録日:2008.7.22
放送時間:3分08秒
嗚呼、結婚生活
世は熱帯夜に入りなんとする七月某日、某居酒屋にて、演歌を背に切々と語られる結婚生活へのボヤキ。上トロ部分六分間を切り取り放送。その磨きに磨かれた内容と語り口は、一編の哀歌のごとき鈍色の輝きを放つ。聴け、親父達の声。
「なぜこうなったか、自分で分からない」「トイレ掃除も、アイロンかけも、食器洗いもやってます」「理不尽です」「一回仮眠とって食器洗いしたりしますよね」「「不憫です」「女房のグチを聴きすぎて……」「男性は早くで結婚するモンじゃないですよ」「アイロンかけを蹲踞状態で一時間もやると親指が痛くて」
出演:山本、オサム、ナカオ、まつを
収録場所:与作
収録日:2008.7.18
放送時間:6分04秒
河村規子
クリエイティブディレクター。長崎市在住。月刊タウンマガジン「ながさきプレス」元取締役編集長。「長崎県ごちそう大図鑑」「とっておきながさき」等を企画・編集するほか、九州各県のタウン誌による共同出版事業にも中心的に携わり「九州温泉大図鑑」「九州の安くていい宿」等を発行。2007年、個人事務所「企画・編集オフィス ノンブル」設立。長崎市食の推進委員会委員、長崎市伝統的建造物保存委員、長崎県観光マイスター選定委員等も務める。
「出版編集の現場は体育会系」「編集長の大きな仕事の一つはトラブル処理」「バブル期が終わってから、女性が男性の動向を引っ張っていってます」「昔はみえみえの記事が訴えていたけれど、今はこっそり教えます的な見せ方が訴求性があります」「温泉ブームの黎明期に出した『九州温泉大図鑑』の経費は各県人口比で割りました。九州管内のタウン誌が熊本に集まってつくり、半年間で長崎県で一万部ぐらい売れました」「長崎のガイドブックは今リニューアルされている時期なんです」
アテンダント:吉田隆
収録場所:カフェ豆ちゃん
収録日:2008.6.8
放送時間:28分20秒
石川ハミ
陶芸家。雲仙市在住。雲仙焼作家の娘として父靖峰に学んだあと、高校時代サンフランシスコに留学。丹波 石田陶春氏に師事。インド・ネパール・タイを行脚し陶芸を学ぶ。第1回西日本陶芸美術展、第15回女流陶芸展、第3・4回西日本陶芸美術展、西部工芸展入選。第16回女流陶芸展京都市市長賞受賞。県展NBC賞受賞。同じく陶芸家である夫 石川照氏と共に奥深い雲仙焼の作品の創作に携わる。
「サンフランシスコに留学していた15歳から18歳まで、フラワーチャイルドで自分の内へ内へと入っていきました」 「茶陶は着いたと思うと、もっと先があるという繰り返し。今回の作品は開放されたという気持ちがあります」 「この度はつくらされたという感覚です。一生懸命、真っ直ぐ、正しくあらねばならないと思いつくりました。案内状にも自分の名前はいらないと言ったほどです」 「自我は本当はないってことを気づく。そうすれば現代の様々な問題は解けていくと思います」 「普通焼く際に火に任せきっていない自分があるんですが、今回は焼き上がったとおりでいいという安堵感がありました」
同席:石川照(ハミさんの夫にして陶芸家)
アテンダント:吉田隆
収録場所:カフェ豆ちゃん
収録日:2008.5.12
放送時間:11分31秒
松崎猛
世界一に輝いたナイフ作家。佐世保市在住。2001年JKG(ジャパン・ナイフ・ギルド)大賞受賞により日本チャンピオンとなる。2004年、2度目のJKG大賞を受賞したナイフが、『KNIVES 2006』(アメリカの年1回発行のナイフ専門誌)で「WOODEN SWORD AWARD」受賞。世界一のナイフとなる。2007年、3度目のJKG大賞受賞。
「作業している間は話しかけてはいけません」 「刃先は最後にどうにでもなります。ブレード面の処理などが力を傾注するところです」 「自分が釣りで使ういいものが欲しかったので誰にも習わず作り始めました」 「雑誌に載っていたナイフを真似て夢中になり、気づいたら10本作ってました」 「私のナイフは女性的だと言われます」 「魂は作品に写ります」 「フォールディングナイフづくりは段取りを図る冷静さも大切です」 「蜂蜜をかき混ぜるような抵抗感で刃が納まらなくてはいけません」 「アメリカ人はド派手なナイフが好き。イギリス人はシックで、私はシェフィールドというイギリスのナイフスタイルなんです」
アテンダント:まのじ
収録場所:カフェ豆ちゃん
収録日:2008.4.27
放送時間:29分01秒
山本正興
わが国を代表するドキュメンタリー番組製作者。前テレビ長崎取締役。長与町在住。放送文化基金賞、地方の時代映像祭グランプリ、児童福祉文化賞、世界映像祭アジア未来賞、FNSドキュメンタリー大賞グランプリなど数々の賞を受賞。代表的な作品として、戦後、進駐してきたアメリカ兵と日本人女性の間に生まれた主人公の心の軌跡を追った「母の肖像~アメリカ人ツヨシの戦後~」、また、不登校の子ども達が苦悩の中で成長する過程を描いた「夜間高校」など。
テレビ長崎退職後、長崎文献社勤務。
「怒りがありました。お母さんの恨みを晴らしてあげたいと思いました」 「虐げられた方々への共感が私に番組をつくらせます。知らしめたいと思うんです」 「戦中を生きた方々は本当に辛い時期を生きてらっしゃる。そのころの一市井の人間の生きざまを知らしめたい」 「今ドラマを撮っています。大人の鑑賞に堪えうるドラマをつくりたい。今のドラマの多くは3分観たら終わりが分かってしまうつまらぬ状態となっていて嘆かわしい」 「私の人生を変えたのもテレビ。テレビの可能性を信じています」 「戦中・戦後にかけ変わらぬポジションにあり続けた者達を糾弾したいのです」
アテンダント:まのじ
収録場所:カフェ豆ちゃん
収録日:2008.3.17
放送時間:28分23秒
Yo3
技術者。佐世保市在住。かつてTEACに勤務。その後、地元の製造業企業の専務となる。当サイトを技術面で支えてくださる一人。ロータリークラブ役員として地元へのボランティアにも熱心である。今回の収録は、ご夫婦で別件で来崎された際に予告なしで依頼。ご協力に感謝。イギリス訪問の際に見聞されたかの地の豊かなライフスタイルも魅力的な話題。
「日本のモノづくりの実力はたいしたものだと思います」 「技術者を外国では大学出ていきなり設計にいったりしますが、わが国ではまず現場に出してその後」 「温暖化に関してはどうだろうと思うことが多いですね」 「ネット販売は温暖化を促進するんじゃないかな」 「イギリスでの体験は素晴らしかった。時の流れがゆったりしています」 「休め、自分の時間を大切にとずっと言われました」 「老人が夫婦で楽しそうに過ごしてらして、会話が美しい」 「水は大切ですね」
同席者:御夫人
収録場所:カフェ豆ちゃん
収録日:2008.3.15
放送時間:16分50秒