島原市が県下最高気温って
アメダスの計測ミスか
連日、長崎県の最高気温は島原市と報道されています。ところがこれは計測ミスの可能性があります。次のようにご指摘いただきました。
早坂康隆さんのコメント
アメダスの観測機器の設置環境の問題か
Wikipediaの「アメダス」にはこのようにあります。
観測機器を集めて設置する直下の地面は30m2以上の芝生を配し、地面からの反射日射と雨粒の跳ね返りを減じている。
島原のアメダスをストリートビューで見ると、こんな感じです。
この様子だとアスファルトからの放射が影響しているように思います。
アスファルトが熱くなる晴天の日中〜夕方で他より高く、雲天・雨天の日には他とあまり変わらないということが確認できれば間違いないと思います。
2023年の道路敷設が原因か
島原地域気象観測所(アメダス)の設置場所はこちらです。
じゃあ、いつからアメダス観測機器の設置環境がおかしくなったのでしょうか? 結論から言いますと2023年の道路工事によるようです。
これは2022年9月のようす。この時点では周辺に緑が見え、設置環境基準が守られているようです。
ところが2023年12月では、道路が隣接して敷設され設置基準から逸脱しています。アメダス観測機器の設置条件をご存じなく工事がなされたのでしょうね。これは確かに知っておくのは難しい。
現状のままでは、県下に誤った情報が報道され続けます。関係機関の適切な対応を期待します。
なぜ島原市は県下最高気温の土地なの?
島原。ジルと一緒に海を見に行く。輝ける朝日。
ChatGPTに、なぜ島原市が長崎県の最高気温の土地なのか聞いてみました。ChatGPTからの回答は次のとおり。
- 海風の影響:
島原市は有明海に面していますが、夏季には海風があまり強くないことがあります。このため、海風による涼しい効果が少なく、気温が上昇しやすくなります。 - 熱帯夜の影響:
海に近い地域では、夜間も気温があまり下がらない熱帯夜が発生しやすく、これにより翌日の気温がさらに高くなることがあります。 - 日照時間の長さ:
島原市は南向きの地形であり、日照時間が長くなることが多いです。これにより、日中の気温が上昇しやすくなります。 - 風の弱さ:
島原市は風が比較的弱い地域です。風が弱いと、地表付近の空気が滞留し、熱が溜まりやすくなります。 - 湿度の高さ:
有明海からの湿った風が入りやすいため、湿度が高くなります。高い湿度は体感温度を上昇させるだけでなく、夜間の放熱を妨げ、翌日の気温上昇につながります。これらの要因が複合的に働いて、島原市が長崎県内で最高気温を記録することがあると考えられます。
ほんとかな? 今も爽やかな海風は吹いてるけどね。
なおこの回答は、ChatGPTが出してきた「島原市は内陸部だとか、盆地だとか、都市化が進んでいるだとか」の誤回答を指摘訂正させることによってたどり着いたものです。