バーニャカウダ祭り
2013年9月21日ほぼ満月の日、里山美食倶楽部を開催。
3年ぶりのしんのじシェフの御降臨。
あの珠玉のサングリア達で一気に酔い(しんのじ)。スタートでてっきりジュース的サングリアと思ってこれ美味いですねとガバガバ!!(機械屋)
前菜: サングリア、金沢焼海老、魚のすり身揚げ、フルーツ。彩りの野菜サラダにペルーマンゴー、スモークサーモン、ひよこまめ 他。
いつもながらの素晴らしい焚き火と、誰も仕切らない自由な雰囲気。
松下さんの不思議なボトルは、近年まれにみる深夜までの会話を演出。
森に包まれ、名月を愛でながらのバーニャカウダー祭り、幸せでした。たき火を囲んでゆっくり流れる時間に、陶酔してしまいました。(海蛍)
現地で、ミルク煮のニンニク&アンチョビ+エタリソース+カキ燻製漬け油を、ゆっくり温めながら生クリームとオリーブオイルを加えてソースを仕上げ。(しんのじ)
海蛍シェフの大胆細心な料理に今回はココロ持っていかれてしまいました。(thom)
繊細な下処理をした大蒜たっぷりのバーニャカウダーのソースを二種類つくってくださったしんのじさん。(あめこんこ)
都市生活は、自然を対象物として捉える。さらに「ああすれば、こうなる」の時間系で動いている。そこにまどろみはない。西洋型二元論と、未来の確定化。こうしてガチガチの世界を人は組み上げ、自らの首を締め上げるのだ。
私の隠れ家 里山にいこう。そして火を夢見ながら、おいしいものを食べ、うまい酒を飲んで話そう。いつの間にか、自分が森羅万象と溶け合い和らぎ始めることを感じる。これはそんな里山での会話だ(クリック。5分30秒)。
写真は音声中で吹かれるキャロット・クラリネット。
ドリルや刃物をこっそりと持込み、コソコソと穴掘して完成させたキャロットクラリネットだ。(thom)
スパークリングワインの栓を華麗に抜くケンちゃん。
人はなぜ眠らねばならないのか。 もし眠らずに済めば生存競争上で優位に立てるのに、なぜ高等脊椎動物はみな眠るのか。ノンレム睡眠の役割は分かってきていて記憶の強化をやっているらしい。起きている間に増えたシナプスを整理し、より効率のいいつなぎ方に変える。一方レム睡眠の方はまだよく分かっていない。
里山の深夜。あのひと時は、眠りと覚醒の端境(はざかい)にあるように感じる不思議な時間帯だ。だからこうしてサイトに綴る。あのまどろみの時間帯が、夢ではなかったことの確認作業として。
散人さん持参の長崎和牛の焼き。見るからにA5等級のお肉。これは焼きすぎたら油が抜けすぎ、弱いと生で香ばしさが感じられない。高温の直火でさっとあぶるように焼く。表面は油が跳ねるように焼き、芯はレアー。(機械屋)
11時頃でしたか、イカ墨パスタは一生懸命作りました。青タントさんが捌いて下さった甲イカの身やゲソや肝や墨が、既製品のイカ墨缶だけの物足りなさを見事に払拭して下さいました。地味な仕事を本当に有難うございました。(しんのじ)
スワヒリ語で焚火に見入ることを「アナ・ポト・モトス」と言う。これは「火を夢見る」という意味の表現だ。
焚火の上に置かれた鉄鍋。人が火の回りに集う。料理という幸福な光景に見とれる。
焚火語り。私たちは普段どうして、肝心なことを話していないのだろう。たましいが私にそう告げる。
語り疲れ仲間が寝静まった後、一人で焚き火を楽しむ。何も考えない時間。
夜明けまであと一時間だ。
朝。
里山に点在する一人用テントの群。機械屋さんがセレクトされたベッドテント。
朝食のお茶 上くき茶 水出し。
thomさんが生豆から炒って、ドリップにて抽出して下さった秀逸な丸く深い香りのコーヒー、「ンゴロンゴロ」に、森の中の楽園で久々の極楽気分を味わい尽くしました。(しんのじ)
分解しなおして新たにバーベキューマシーンを披露してくだった機械屋さん。
表に裏に、縦横無尽の働きとコンダクターの手腕を発揮され、しかも素敵な焼き物と燻製作品をご披露下さった機械屋さんには、感謝してもしきれぬほどお世話になりました。
サプライズメニュー:焼ミナ、茹でミナの柚子胡椒添え(散人さんご提供)&ミナのイタリアンソテー。
驚きましたのは、水のおいしさと、ミナの安さ、大きさ、食感の豊かさでした。(海蛍)
朝食:栗ごはん、お味噌汁、卵焼き、お漬物。
今朝は、海蛍さん作品のオンパレードでしたね。生のなめこで作ったみそ汁は、彼女の地元のワカメも入って、本当に幸せな気分にさせてくれましたし、自ら生栗を剥いて準備してくれた栗ご飯のほのかな甘さは、まさに「小さい秋」のテイストそのものでした。(しんのじ)