私のオリジナル音楽
各画像をクリックしていただくと音楽が聴けます。もちろん無料です。
Cyber Punk May
都市とテクノロジー。
Glitter of Stars
バラード。夜と酒と大人のために。実はこの曲には女性ボーカルが乗ります。
Summer Moon
真夜中の円舞。月。知とそれを超えたもの。振り返ってみると、若いころの私のテーマはその辺りにあったようです。
Dancin'
ダンスチームから依頼され作曲。
Mint Moon
最初に現れるフレーズを聴くと、私はとても幸せな気持ちになります。
I See The Moon
「僕が月を見ると 月も僕を見る」 マザーグースの詩から触発を受けて作曲。
Just a Friend
ライブ版。ボーカル スミコ嬢、ベース サカイ氏、ウインドシンセ まつを担当。他パートがコンピュータ。
Good Night Luna
ジャズピアノトリオ。このあたりの曲を作りたくなった時に、「もう多重録音では無理」と、打ち込みへ移行。
For You
君のために。
Super Flumina Babylonis
この曲だけはリミックス。16世紀イタリア・ルネサンス後期の音楽家パレストリーナの曲のアレンジです。
使用写真は、私によるものと、娘によるもの。
私の音楽遍歴
シンセサイザーを買った頃
コルグからシンセサイザー「ポリシックス」が発売されたのは1981年12月。このシンセサイザーは一般人が購入できる価格設定で販売された初めてのポリフォニック・シンセサイザーでした。価格248,000円。ボーナスを握りしめ、私は佐世保の楽器店へと購入に出向きました。
その頃、私の周辺に溢れていたのは、ピンクフロイド、ELP、YMO、ブライアン・イーノ、タンジェリンドリームなど。
楽器まみれだった社会人一年生時代
すでに購入済みだったセミアコギター、ベース、リズムボックス、各種エフェクター、そしてマルチトラックレコーダー(TEAC22-4 オープンリール4チャンネル)とミキサーに、シンセを加えてスタジオ化した奇妙な狭い部屋で暮らしていました。
なにやってたんでしょうね(笑)。地方の片田舎に暮らすことになった私にとって、音づくりは限られた楽しみだったようです。
ジャズ化と和声法のお勉強
その後私は、徐々にウエザーリポート等のフュージョンやジャズに傾倒していき、いよいよ和声法やってなきゃどうしようもなくなって、ささやかですがお勉強しました。
ここでちょこっと和声法の話。興味ない人は読み飛ばしてね。
打ち込みへの移行。そして結婚
こうなってきますと、手弾きテクも追いつかなくなります。で、パソコンによる打ち込みに移行しました。
私が打ち込みを始めたのは1989年。打ち込み第一世代かな。そんなフュージョンテイストのやつから一曲。『I see the moon』。
音楽から徐々に離れていったのは結婚を機に。その頃からいよいよ仕事も忙しくなっていました。遠距離恋愛中だった家人に贈った曲『For You』。
Q.よくある良い子の困った質問
コンピュータでならば,自動的にできるんでしょう?
A.頭を抱えながらも温厚な回答
いいえ,違いますよ。ディスプレイ上の五線譜に音符を書き込んでいくのです。さらに一音一音に音色・強弱・タイミング等のデータを決めていきます。とても時間のかかる作業です。マニュファクチュアっていうやつですよ。
バンドらしきもの
バンドといってもアレなんですが、曲作りから手を引き始める前にちょこちょこっとバンドらしきことをしたことがあります。演奏のメインを張るのが打ち込みによるパソコン。これにボーカルのスミコ嬢とベースの酒井くんとウインドシンセの私。
ウインド・シンセサイザー YAMAHA WX7も購入したのですが、私は自分でも情けなくなるほどヘタクソなプレイヤーでした。
こちらはバンドの生録『Just a Friend』↓。スラップベースの酒井くんが腕を振るっています。スミコ嬢のボーカルはずいぶん経ってご登場(2:28)。全員がヘッドホンしてプレイしていました。
ボーカル: スミコ
ベース: 酒井
ウインドシンセサイザー: まつを
その他のパートはパソコンによる打ち込み
オリジナル曲です。
スミコ嬢の思い出
ボーカルを務めてくれていたスミコ嬢。
私の曲を歌ってくれる人がいないかなと思っていたある夜、とあるバーのカウンターで、「FLY ME TO THE MOON」を歌っているスミコ嬢と出会いました。求めていた音質でした。
この後に、スミコ嬢は私の親友と結婚し離婚し波乱万丈な人生を辿ったようで、いつしか遠い縁となり記憶から消え去ろうとする頃に、風の便りで訃報を知りました。彼女のイメージはこの写真とこのボーカル音声で成り立っていて、齢をとることがありません。イメージって不思議です。
好奇心に溢れていれば人生は楽しい
ここまで読んだ方の中には「仕事きちんとしてたのかい」と思う人もいらっしゃるでしょう。やってました(笑)。
こう考えていただければ幸いです。パチンコ好きは「今日は疲れたから、パチンコはやめ」とは思わないもの。寸暇を惜しんでパチンコ玉を回します。テレビ好きも、疲れているときこそテレビをつけるもの。ここにアップしたものは、私が疲れたときテレビのスイッチを押すようにつくっていったコンテンツです。
時間は生み出すもの。
好奇心に溢れていれば人生は楽しく、好奇心を失えば20代であろうと老化するんじゃないかな。