2006年2月
2006_02_26
Barカバノン
人は職業人人生の後半、それまで自動運転されていると思っていた様々なことを、やらねばならぬお鉢が廻ってくる。ま、人生へのお返し。粛々と勤めよう。そんなわけで、自由になる時間は久々。里山へ出向く。
迎えてくれたのは、早春の到来を伝えるアオモジの蕾。滞在中、その開花に立ち会うことができ、じんわりと感動する。春が来た。ひさかたの光のどけき春の日だ。Barはお陰様で盛況。
一夜目のお客様はこちら。飲んで話して「里山演劇祭」の企画決定。散人氏の脚本によるイノハラ氏の一人芝居である。プロと元学生演劇界スターのタッグ。オーディエンスは6名程度。文化贅沢万歳。
二夜目のお客様はこちら。ご覧のとおりモデル系のご両人。若き頃の思い出話は、よくできた恋愛小説よりずっとスリリングで引き込まれる磁力に満ちている。と、二夜連続で人生極上の一時を過ごす。
いずれもご来客の皆様のおかげで、いい酒を飲ませていただいてをります。右からビーフィーター・ウエット、タンカレーNo.10。いずれもスーパープレミアムジン。そして赤霧島。幻の焼酎と呼ばれる一品。合掌。スピリットをストレートで。うまい。
多くの書籍を処分し、生き残りを持ち込んだ。沈黙する過去の思惟の断片。家人曰く「今読む本と全く違いますね」 言ってくれるな。若い頃は読んでおかねばならない焦燥感に駆られておったのだよ。
カバノン建設当初から住んでいる黒猫ジジ。若い頃、「資本論」を読んでないことがコンプレックスだった。結局読まなかったのだけれど、今の若者にこの引っかかりはないだろいう。時代は確かに変わった。
白い鯨が窓辺で浮遊する。いずれこの世から消えていく私が、人生の中でほしいものはなんなのか。
2006_02_20ナム・ジュン・パイク逝去
ナム・ジュン・パイク氏が29日他界されていたことを知りました。若い頃、ビデオをやっていた私にとって、ヒーローの一人でした。作品はこちら。けれどパイク氏の死去は、メディアでこのくらいにしか扱われないのかなあ。芸術史中の決定的な一人なのですが。残念です。追悼。
2006_02_11レストラン『セナトリア』
写真はイタリアンレストラン『セナトリア』。小ぶりのきちんとした料理を出す長崎の裏路地にある店。浦上天主堂のすぐ近く。
2006_02_05サイト引っ越し
こちらに引っ越ししました。場末の路地に越してきたようで落ち着きます。今後ともよろしくお願いします。
移転のきっかけは前プロバイダの対応不備にありましたが、今すっきりとした自分がいます。顔が見えないマスへの対応に、私は嫌気がさしていたのかもしれません。今回、皆様方から心温まるお言葉をいただきました。合掌。ほそぼそと皆様方とご交友を持たせていただけば嬉しく思います。