伊勢詣 食べる
いにしえの宿 伊久
伊勢神宮は古今全国から多くの参拝者が訪れ、神社への参拝はもちろん、飲食などで賑わっていた。私たちもその例に漏れない。ここでは食事をご紹介。
伊勢のこの宿は内宮への早朝参拝のため最も近いことで選んだ。宿泊して宿全体が客のかゆいところに手が届くような気遣いに満ちている。
写真は早朝散歩に出発する際のショット。この後、まだ暗い森の中をほのかなライトで照らされた階段で降っていく。
夕食はつぎのとおり。
献上土器盛:うるいと近江蒟蒻白和え、鰊茄子、豚西京焼き 丸十蜜煮、赤貝霙和え
光椀:鯛の潮仕立て 切飯:青さ浅利おこわ
お造り:伊勢鮪、鯛、鰤平、北寄貝
台の物:松阪牛、伊勢豚、奉納伊勢鶏、春キャベツ、新玉葱、筍、椎茸
心ばかり:伊勢蒲鉾(海老)、鮎魚女木の芽焼き、浅利の茶碗蒸し、鮑子旨煮
食事:伊勢うどん いなり寿司
水物:桜餅 苺とパインの蜜柑ゼラ掛け
つまりこの宿に宿泊すれば伊勢名物である松坂牛やアワビや伊勢うどんなどほぼ供され、おかげ横丁・おはらい町で求める必要はない。
柚子屋旅館・一心居
伊勢からの帰路にモネ展を観た後にお昼を頂いた。京都は八坂神社の隣、喧騒から木戸一つ潜った静寂の世界。谷崎潤一郎の陰翳礼讃的な店内だ。
時菜十五点盛り
焼きタケノコ
柚子雑炊
甘味
こちらは京都に精通した妹夫婦から教えていただいた。
2025.04.08、10