お伊勢詣列車・京セラ美術館
お伊勢詣 列車
伊勢の往路と復路、特色ある列車で楽しんだ。
伊勢志摩ライナー
往路に乗車した伊勢志摩ライナー。大型曲面ガラスから望む迫力のパノラマビューを楽しむため、最後尾の座席をとった。つまりこの写真は過ぎ行く風景だ。伊勢へと向かう。
観光特急しまかぜ
復路に乗車した観光特急しまかぜ。先頭車はパノラマビューが楽しめ、最前列付近の座席をとった。つまりこの写真は向かい行く風景。伊勢から京都へと向かう。
お伊勢詣プランニング
今回の旅行でも二つの点で家人に助けられた。
一つはこうした交通機関等の詳細なプラン組みと予約。私が大枠をプランし、彼女が詰めていく。二人の協力で出来上がったのが下記プラン。旅行中はこれをスマホで確認しながら行動した。
もう一つは、普段デスクワークで脆弱化した私の足腰を気づかいサポートしてくれたこと。ナイスチーム。ありがとう。
京都市京セラ美術館
お伊勢詣の帰り、モネ展が開催されていた京都市京セラ美術館に立ち寄った。
京都市京セラ美術館
2020年にリニューアルオープンしたこの建築に魅せられた。
元は京都市美術館。現存する日本の公立美術館の中で最も古い建物だった。リノベーションした建築家は青木淳及び西澤徹夫。
館長となった青木淳は次のように語っている。
まず西側・前広場と本館建築の間に切り込みを入れ、手前の中央を押し下げ、前広場をごく緩い傾斜で中央に向かって下るスロープ状の広場に変えました。このことにより、神宮道からの本館の景を変えないままに、エントランスを1階西玄関からその地下に移しました。広げられた切り込みにはガラスを嵌め、新たな空間「ガラス・リボン」を生みだし、ミュージアム・ショップやカフェの用にあてました。
地下エントランスを直進し、かつては「下足室」として使用されていた空間を通り抜けたところには大階段を新設し、中央ホール(旧大陳列室)、東玄関、さらにその先の東山を望む日本庭園までにつながる一直線に伸びる強い軸線空間を挿入しました。この美術館に埋め込まれていた軸性を引き出そうとしました。
またこれまで南北2つの中庭を占領していた設備機器を廃し、南中庭を本来の中庭に戻す一方で、北中庭にガラス屋根を懸け室内化しました。ここでも、いつしか隠されてしまっていたこの美術館の可能性を発掘しようとしました。
全館のための設備機器置き場として、また現代美術に対応する新たな展示室を新設するために、美術館北東に位置する川崎清氏設計による増築部「収蔵棟」を新館に改築しました。大きなボリュームで出現する新館は、煉瓦タイルの本館の特性をある位相では引き継ぎ、またある位相では切断し、付かず離れずの関係に置こうとしました。
出典:京都市京セラ美術館
大規模リニューアルプロジェクトが評価され下記の賞を受賞している。
2020年9月第8回京都建築賞「最優秀賞」
2020年10月 グッドデザイン賞「グッドデザイン・ベスト100」
2020年12月 第30回日本建築美術工芸協会賞「AACA賞(最優秀賞)」
2021年1月 第10回耐震改修優秀建築表彰「耐震改修優秀建築賞」
2021年3月 日本建築家協会優秀建築選2020「JIA日本建築大賞2020」
2021年4月 2020年照明普及賞
2021年4月 2021年日本建築学会賞(作品)
2021年11月 第1回日本建築士会連合会建築作品賞「優秀賞」
2023年11月 第64回BCS賞
2025.04.08-11