そもそも宗像大社は3つの宮の総称です。1つは九州本土宗像市にある辺津宮、そこからフェリーで25分ほどの大島にある中津宮、そして沖ノ島に祀られている沖津宮。今回は中間にある、大島を訪ねてきました。
宗像大社
それぞれの宮には宗像三女神が祀られています。
辺津宮
宗像大社辺津宮の神社博物館には、国内でもっとも多数の国宝が所蔵されています。
神社博物館開館時間 9:00~16:30。
沖ノ島
世界遺産「神宿る島」。
沖ノ島は「神宿る島」として厳しく入島が制限され、私のような一般人など沖ノ島への入島が許されません。そこで大島に沖津宮遙拝所が設けられ、沖ノ島を望みつつ遙拝することとなっています。
神湊港から大島に出発
大島までのフェリーが出航する神湊港まで宗像大社から3.7㎞。
朝9時25分出航便にはすでに港に溢れんばかりの来島者が詰めかけていました。フェリー「おおしま」の所要時間は約25分。結構な横揺れをしつつ船は進んでいきます。
片道570円。時刻表は次のとおり。
大島に到着
今回の旅は呼ばれたように感じていました。島内の沖津宮遙拝所と中津宮を訊ねました。
沖津宮遙拝所

上陸できない沖ノ島を遠くから拝むため、沖ノ島に最も近い北の海岸に作られたところです。今から300年ほど前には現在と同じ場所にあったといいます。
この光景が目に入った途端、全身鳥肌が立ちました。ここはまぎれもなく聖地。訪ねてよかったと心から思いました。
赤い〇で囲んだところに沖ノ島が伺えました。

どこまでも澄み渡った空の下、東映映画オープニングのように荒波が打ち寄せています。
毎年春・秋の沖津宮大祭と沖津宮現地大祭の2日、上写真では閉じている扉が開き、沖ノ島を見ることができます。
中津宮
宗像三女神のうち湍津姫神が祀られています。大島港から徒歩で6分です。
境内には「天の川」という川が流れています。旧暦の7月7日に近い8月7日に七夕祭が行われ、日本独自の七夕発祥の地とされています。私たち夫婦の結婚記念日は7月7日。またご縁があったなと。

中津宮の社殿には急な階段を登って行きます。皇太子徳仁親王(現天皇)や上皇上皇后陛下など、多くの皇族が参拝されてるといいます。この石段を登られたんだなあ。

お参りをすませて、階段に腰かけて眺めた風景。いい風が吹いてました。
宮は九州本土宗像市の辺津宮と向かい合うように鎮座されています。
老いとの戦い
島内の交通についてお話しておきます。沖津宮遙拝所への向かい方です。

大島フェリーターミナル裏にあるこの標識の周りで、高齢者が溜まってオロオロしてる様子を目にすることとなります。
簡単にいうと予約制の14人乗車バスで、私たちはこれを利用しました。
予約して乗り込む方法が分からなくって高齢者がまるで行き場を失ったアリのようにワシャワシャ。
このバス停の説明をよ~く読むと理解できるんですが、これが難度高い。がんばってください(-_-;)。老いとの戦いです。時代進展の壁を這い上ってください。
簡単に言うと、標識に掲示してあるQRコードを読み込んでアプリをダウンロードし、宗像のところ選んで、必要事項を記入する。
1回300円。11分で着きます。
なお大島観光バスは廃止されています。
もう一つのアクセス方です。大島フェリーターミナルで貸し出されています。でもこれ休日には数が不足で乗れないこともあるみたい。




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生きてることを楽しもう。座右の銘は荘子の「逍遙遊」。長崎県。


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