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オ ス ス メ

 

恐るべしタオルケット族

驚愕した話。この11月になってもタオルケットで眠っているという人に会った。

「え! 11月だっていうのに?」
「はい、寝間着はTシャツと短パン」
「ええ! Tシャツと短パンに、タオルケット1枚かけて寝てるって!?」
「はい」
「家の暖房は?」
「1年中なにも入れない年もあります」
「えええ! コタツは?」
「わが家にコタツはありません」
「! ご家族も大丈夫なの?」
「えっとですね、新婚の冬にですね、まだ暖房いいなと思っていたら、女房もなにも言わなくって、そのまま春まで行ってしまって」
「奥さんも寒さに強いの?」
「そうだと思います」

ちなみに今夜この会話をしていた時、彼は半ソデでありました。

いわさんのコメント

小学校高学年の頃、アムンゼンの伝記(彼は、子供の頃から極地探検を志して、薄着で、冬窓を開けて寝ていた。北欧ですからね)を読んで、その真似で冬、人より1枚は薄着で過ごし、寝室の窓を開けて寝てました。高校大学と山に登っていた時、今の様に良いウェアがありませんから、このトレーニングは役立ちました。
その後、外洋セーリングレースは、濡れて風に当たりますので、やはり鍛えられます。

今でも、低温には強いですが、暑い方には弱いですね。しかし女房は、暑い寒いの両方に私より弱いので、我が家がエアコン無用というわけでもありません。

じだらくさんのコメント

ベーリング海峡を越えて南アメリカ大陸の先端まで到達したモンゴロイドのある部族は氷点下の環境でも裸に近い格好で過ごしていたと何かの記事で読んだことがあります。人間本来の持っている能力ってのすごいもんだとその記事を読んで感心しました。本当にそんな部族がいたのかなぁ?

まつをのコメント


じだらくさん。ヤーガン族がこれにあたるでしょう。 この部族は、南米大陸の南極に近いパタゴニアに暮らしていた黄色人種です。毛皮を身にまとうこともあったようですが裸が基本。その訳は裸で火に当たった方があたたかいからとか。アザラシやペンギンなどの脂を体に塗り防水と保温としていたようです。

西洋人によってもたらされた病原菌によってその多くが亡くなり、現時点ではナバリノ島にヤーガン族の最後の一人である女性が住んでいます(2022年2月16日に逝去)。

上画像はヤーガン族の正装でネット上ではその強い特色が話題となっていました。

しんのじさんのコメント

かつて、おそらく19世紀か20世紀初頭までだったのではないかと思いますが、アリュート族のカヤック乗り達も、木を曲げて組み、アザラシの皮をピンと張り付けた細いカヤックで氷海を無事に生き延びるため、男の子は早朝から氷水を張った風呂に漬けて耐寒訓練をしていたという文献があったように聞き及んでいます。

また、グリーンランドにも同様のカヤック乗りの文化が伝承されている(狩りに使う人はずいぶん減って、今はほとんどいないらしいですが)のですが、特に後者では、ロール(転覆した時にパドルと上半身の捻りで舟ごと表に返る技術)が素晴らしく発達しています。何十種類ものロールの仕方があり、中には獲物や大きな石を手に抱いたままパドルなしで回るといった超特殊なテクニックもあり、ヒトの先鋭化はそこまで行き着くものなのかと、今更ながら驚愕しています。

ちなみにヒトは、莫大なエネルギー源の宝庫である脂肪さえ上手に素早く燃やせれば、体温や体力の維持はかなり容易になります。赤ちゃんの時には、背中中心に存在する褐色脂肪組織というミトコンドリアの多い特殊な脂肪が多いため、簡単に脂肪が燃えますが、大人になるとこの組織はほとんどなくなるようなのです。

ちなみに、(ここまで告白しないでいいのだけれど)僕が海で遭難しかけた時は、ドライの上下を着ていましたが、水温12度の水で約2時間入浴しておりました(笑)。最後はだいぶ頭がボーっとしてきて、握力も落ち始めていたように記憶しています。ただ、一つだけ嬉しかったのが、お腹の脂肪を時々手で触っていると、本当に笑えるくらいのスピードで縮んでいくのがわかったのです。そう、僕の腹部脂肪は、褐色脂肪組織なみに優秀だったのであります(爆)。


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Profile まつを

Webデザイナー。長崎県。人生を楽しむ。仕事を楽しむ。人に役立つことを楽しむ。座右の銘は荘子の「逍遙遊」

「よくこんな事をする時間がありますね」とおたずねになる方がいらっしゃいます。こう考えていただければ幸いです。パチンコ好きは「今日は疲れたから、パチンコはやめ」とは思わないもの。寸暇を惜しんでパチンコ玉を回します。テレビ好きも、疲れているときこそテレビをつけるもの。ここにアップしたものは、私が疲れたときテレビのスイッチを押すように作っていったコンテンツです。