あなたがお酒が好きで、ほろ酔い旅に憧れてるなら、とっておきの場所があります。
とっておきの場所があると書いたものの、私たちも知りませんでした。酒蔵で飲めるところってないかな。そう思って探していたら、ばったり出会ったんです。鹿島市の肥前浜宿。

行きました。最高。

上の写真。ね、すごいでしょ、この通り。江戸期の佇まいを残す酒蔵通りです。水路が設えられ、鯉が泳いでて。タイムトリップした不思議な感覚に包まれます。


これが私たちが楽しんだほろ酔いエリア。サイズ感を説明すると、宿泊した「ゲストハウスまる」から試飲できる「峰松酒造場」まで徒歩8分。オレンジの線が私たちが歩いたコース。ね、ふらふらと楽しめるエリアでしょ。大人なら午後3時ぐらいから廻ってちょうどいいんじゃないかな。


自分の魅力を知らなかった子が、磨かれ輝き始めたころ。女の子で言えば、そんな時期にあたる街。華やかな歴史の上に、現代にフィットするようまちづくりが始動し、外に開かれ始めた場所。
私たちが訪れた時、通りがほぼ貸切、食事処が貸切、バーが貸切、宿泊所も貸切でした。
各スタッフの方々が、観光地ズレしてらっしゃらなくて、対応がみずみずしくキラキラと輝いています。会話も楽しかったな。通りを散策していると、自転車に乗った中学生の女の子が、「こんにちは」と笑顔であいさつしてきてくれたり。

ここにご紹介するお店はすべてスタイリッシュでした。

ゲストハウスまる

「ゲストハウスまる」に宿泊しました。今年4月にオープンしたばかりで、とてもセンスのいい古民家リフォームがされています。1階は広々としたフリースペース。貸切状態でしたから潤沢に使わせていただきました

  • 個室タイプ(5,500円+金土日祝500円+朝食500円)
  • ドミトリータイプ(3,800円+金土日祝500円+朝食500円)
  • 佐賀県鹿島市浜町1204-4、電話:0954-68-0902
  • https://www.guesthousemaru.com/
  • 1階奥のキッチンとカウンター。飲み疲れた朝、コーヒーを飲みながらここでゆったりと過ごす贅沢。
    そうそう、目の前に「金時食堂」っていう夜も開いているお店があって、酒蔵通りほろ酔い散策後、ここの皿うどんと宿スタッフが出してくださった漬物で、宿飲みも満喫させていただきました。

    こんな照明が置かれた階段を上がっていったところに……

    私たちが宿泊した部屋がありました。静寂の中でゆっくりと眠れます。



    浜宿キッチン

    日本酒飲み比べをした「浜宿キッチン」。

  • 佐賀県鹿島市浜町乙2751、電話:0954-60-4788
  • https://tabelog.com/saga/A4104/A410402/41006721/
  • 地酒の飲み比べができます。ほのかにスパークリングしていることに、お酒の状態がいいことが推し図られます。うまい。
    飲んでいる時の感覚は、この酒蔵通りの地霊に抱かれながら飲んでいる感覚。あれは他所が真似しようったってできません。

    誤解を恐れずに言うなら、予想を遥かに超えていいお店でした。
    「浜宿キッチン」って店名で、ホームページをみると洋食ランチメニューが並んでいたら、ね、分かるでしょ? 

    ところがどっこい、いい店です。地酒のラインナップがよく、そして対応力の素晴らしさに驚きました。ツマミに出されたのが、刺身の盛り合わせと、アラ炊きですよ。いやあ感心しました。

    ここですっかり気をよくした私たちが次に向かったのは……



    HAMASHUKU KURABITO

    日本酒バーです。

  • 佐賀県鹿島市浜町八宿乙2688 電話:090-8098-7389
  • https://tabelog.com/saga/A4104/A410402/41006107/
  • 日本が世界に誇る『鍋島』が楽しめます。美術家・川崎泰史氏の制作スタジオがあって、そのスタジオで制作された作品が鑑賞できるギャラリーがあって、その奥に日本酒バー。

    酒のうまさはもちろん、空間が超スタイリッシュ。川崎さんご夫婦と至福の時を過ごさせていただきました。
    照明代行ができる岡野さん。

    というわけで、上機嫌でお店に別れを告げて、チョイワルオヤジたちはもう一度酒蔵通りという異界に出かけるのでありました。

    早い時間には、ご紹介したお店以外にも複数のお店で日本酒を楽しむことができます。



    帰路、海の中に伸びる道を見たりとか。


     


    2019_09_01-09_02

     


     

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