01

世界遺産 石見銀山

世界遺産 石見銀山、庭園日本一 足立美術館、天空の城 月山富田城、国宝 松江城など島根県を旅してきました。まずは石見銀山から。



ストリートビューで龍門寺間歩の中に入っていけます(クリック)。

世界遺産 石見銀山(いわみぎんざん)。
事前のネット検索で観光プランが組み立てにくい場所でした。第1に情報量が少なく、古い。第2に公のサイトでは本音が分からない。現地に行って理解したことを書きます。

ナビの付いてない車で行ってはいけない

相棒 松永氏の自家用車で出かけました。長崎から休憩も入れて8時間。山陰地方の道は九州人にとって謎のラビリンス。途中、ナビがあってよかったと思うこと多々。

何曜日に行くか


ストリートビューで大森地区のレトロな町並みをたどれます(クリック)。

火曜日に訪ねました。閉店ガラガラ。石見銀山に隣接する大森地区の店は軒並みお休み。大森という寒村にクリエイティブな若者たちが住み込みおしゃれなショップが複数生まれています。これがお休み。古き良き町並みをゆったりと探索できました、ゆった~りとね。

キーマンに会う


旅が楽しくなるか否かは、町のキーマンに会えるかどうかにかかっています。火曜日休みで途方に暮れていた私たちが会ったのは、石見銀山ガイドの会の松浦さん。私たちの旅がみるみる鮮やかな色に変わっていきました。

「ここじゃね、基本的な見学場所が龍源寺間歩。ここから2.3キロある。まず電動自転車をレンタルして動くって方法が一般的」

動きだそうとした矢先、町を循環している無料の電動モビリティ(写真背景)が空席で到来!
「今日は空いてるからこれに乗って上まで行って、帰りに散策路を歩いてこようかね」

そう、ガイドさんに会ってから一気にツキが回ってきました。


解説の内容が素晴らしかった。
石見銀山には隆盛を誇ったころ、全国から優秀な人材が集まり、山内には多数の神社仏閣が建ち、労働者も5時間労働で今の金額で1日2万円ほどをもらう者もいた。この山麓の谷筋に沿って街路・町並みが展開し、人口は数万人。世界の産銀量の約3分の1を占めた日本銀のうち、その多くが石見銀山からのもので、まさに世界の経済を動かしていた……。


かつての栄華が映像となって、今は木々が生い茂る山に立ち現れて来るかのようでした。ガイドさんなしでは穴見て終わりになります。

石見銀山ガイドの会を訪ねましょう。

(クリックで拡大)

このマップのBのところに石見銀山ガイドの会の方々がいらっしゃいます。ガイド代は1人ごとに500円。基本的に予約して出かけましょう。

手順を書きます。

  1. 石見銀山世界遺産センターの駐車場に留める(もっと近くにある駐車場は朝早いうちに満車)。
  2. ここから巡回しているバスに乗る。
  3. 古い町並みの大森地区を観るなら地図Aの大森代官所バス停で下車。
  4. 大森地区をAからBに散策。情緒満載です。
  5. 地図Bの石見銀山ガイドの会を訪ね、地図Cの龍源寺間歩へ。できれば電動モビリティ利用。ないなら貸自転車 弥七(地図B付近にあり)で電動自転車を借りる。ガイドさんは自転車利用でも可のことが多い。最初から電動自転車を借りるなら、巡回バスを地図B付近の大森バス停で降りて、弥七で借りて、龍源寺間歩の見学、大森地区の散策をしてもいいでしょう。
  6. 石見銀山には4時間ぐらい時間をとったがいいと思います。

宿 さぎの湯温泉 竹葉

石見銀山に宿泊されるのでしたら、私は「石見銀山 ゆずりは」をお勧めします。この宿のホームページがここの強みと立地環境をきちんと伝えきれていないところが残念。石見銀山に隣接する地域は夜ともなると漆黒の闇と静寂に包まれます。その空気を身に染みて感じ、なおかつお宿が提供される食事を楽しまれたかったらここだなと、現地に行って思いました。


私たちは翌日の目的地 足立美術館に隣接する宿「さぎの湯温泉 竹葉」へ。知人から教えてもらった旅館です。ご主人は「古くって小さな旅館ですが」と謙遜なさいますが、どうしてどうして。かけ流しの温泉、細やかなホスピタリティ、行き届いた清掃、このサイトをアップできるWiFi環境、そして足立美術館まで30秒という立地。私たちが旅に求めるものがすべてあります。

 

02

庭園日本一 足立美術館

Google アートプロジェクトで見ることができます

Google アートプロジェクトで足立美術館の中に入っていけます(クリック)


長年恋焦がれてきた足立美術館。庭園日本一と評される庭を持つ美術館だ。やっと訪れることができた。

足立美術館は東洋のベルサイユ宮殿型庭園


結論から書こう。ベルサイユ宮殿的な日本庭園だ。人間の意図した理念のままに、フォルムを形づくった庭。美しい。確かに美しい。それは作り手が脳の中で描いたかたちを、極限まで再現した庭園が持つ美しさだ。そこでは落ち葉一枚、雑草一つ存在が許されていない。


日本庭園を眺めているはずなのに、有名建築家が手掛けたビル群のランドスケープを目の当たりにしているような不思議な感覚に囚われる。


なるほどね。外国人観光客にウケけるはずだ。実際、この庭園日本一という評価も、米国の日本庭園専門誌「The Journal of Japanese Gardeing」の日本庭園ランキングからきている。


じゃあ、日本人が受け入れることができないかといえばそうではない。来館者たちは入館と同時に息を飲む。寡黙になってひたすら庭を眺める。盆栽という人間の意図するままに植物をかたちどる文化を持つこの国が、足立美術館の庭園の美にあらがえるわけがない。美しい。それは振り切れた美しさだ。

 

03

月山富田城
国宝 松江城


2泊3日の今回の旅。相棒の松永氏に感謝。車の運転はすべて彼がやってくれました。交代しようかと申し出ましたが、毎回「大丈夫です」と。

彼との出会いは30年前、偶然同じアパートの隣人となったことに始まります。バイクを磨く松永氏がいて、飲まないかと私が誘いました。お互い独身。私の小説『昔走った稜線』のバイクシーンのモデルは彼で、そこに書いているように若い頃の氏は猛烈にモテてました。

豊かな日本史の見識。長い付き合いの彼ですが、知らないこともあるもので、今回発覚したのはそれ。無類の城好きでもあることも発覚。月山富田城と松江城は氏のリクエストによります。

月山富田城(がっさんとだじょう)


https://yasugi-kankou.com/see/676/

「天空の城」とも呼ばれた難攻不落の山城。険しい地形の城跡を松永氏は一人山頂まで。40分かけて帰ってきたときには、 彼の膝は笑っていました(笑)。マニアだなあ。島根県安来市。

松江城


ストリートビューで天守閣の中に入っていけます。

国宝。かつての天守閣が現存。


重厚さ、武骨さに満ちた城です。特大の柱に走る亀裂に歴史のすごみ。

松江は美しい街です。


ストリートビューで旧邸宅の室内に入っていけます。

小泉八雲の旧邸宅。松江城の周辺に位置します。


庭の美しい瀟洒な佇まい。


こちらは島根県立美術館前にある宍道湖うさぎ。


すぐ近くに設けられた宍道湖夕日スポット。
おしゃれ。宍道湖(しんじこ)に沈む夕日を時を忘れて眺められるように設えられた、ガラスとスチールの造形施設です。


今回の旅の記録はGoogleのストリートビューを使って、追体験しやすいように書いてみました。足立美術館、石見銀山をはじめ各訪問地の内部に入っていけるようにしています。スポットの理解ができますよ。

 

04

中国自動車道ガラガラ


高速道路の中国自動車道をはじめて走りました。その惨状に驚きました。

ガラガラ。走行中、自車の前後に車が見えないことがほとんど。
パーキングエリア店舗も経営が成り立たず自動販売機化が進み、ガソリンスタンドがつぶれているところも。
私たちが利用した区間は片側2車線で1日の利用台数2,000台とか。それでいて、いたるところ1車線分が工事中。どうするんでしょう?

「中国自動車道 ガラガラ」で検索すると、こんな言葉が並びます。

    中国自動車道 いらない
    中国自動車道 失敗
    中国道 R200
    中国道 60キロ制限


  • thomさんのコメント
    中国自動車道は山陽自動車道ができるまでは立派な大動脈でした。国道2号のあちこちは片側1車線で昼も夜も渋滞頻発でしたから。
    私は今でも関西以遠まで行く時は山陽道を避けます。理由は、中国道が馬鹿が少なく、変化に富んだ道で眠くなりにくいから。
    とは言え、山陰道が全線開通したらどうなるんでしょうね。今以上にしっかりメンテナンスしてほしいものですが。

 


2020.09.28-09.30

 


 

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