思案橋界隈 迷路
思案橋横丁のゲートを左折。南に向かう通りを進む。赤い矢印が写真位置を示す。

袋小路になった一画。この辺りから初心者はもうダメだ。迷う。
■柳小路通り

柳小路通りのゲートをくぐり進む。
捨老氏 「何を隠そう、ボクは裏路地を歩くためにだけ、長崎へ帰ると言って過言じゃありません。長崎ほど路地文化の味わい深い町はないと思っていましたが、近年急激に整理されつつあるようですね。
地図どおりただ真っ直ぐ歩いては長崎風ではありません。店と店との壁脇をちょっと覗くと道になってる。そこ入り込むと、どっかの裏口みたいなところを失礼して、思いもよらない場所に抜けでる。それからゆっくりと夜は更けて迷路裏路地酔いの路ってなアンバイで12時を過ぎてしまうのであります。裏路地専門家こそ、つまりは長崎人であります(笑)」
街中に突如現れる廃墟。大人の事情で工事半ば放置され今に至っているのだろう。剥き出しとなり錆びいく構造物。敷地を囲うコンパネも時の刻印が押され変色している。

左の横筋に目をやる。転がる猫除けのペットボトル。長崎は猫の街でもある。
行く手を二つに割る三叉路。
thom氏 「長崎の路地裏にはあまり危険な香りがしないのが非常に喜ばしい」

三叉路を左に進む。居酒屋が並ぶ。

とって返して三叉路を右に進む。

昼なお薄暗い建物奥に足を踏み入れ左折してみた。ぱっくりと闇が口を開く。独特の雰囲気が充満しこちらに迫り来る。
柳小路通りに撤退し、再び前進。この近辺では日中、カラオケとして営業している店が多い。日の差す通りに歌声が響いてくる。
捨老氏 「まつをさんが示された地図を一見すると、人々はこの道順が界隈の迷路図と勘違いされることでしょう。しかし実際はこの白い道筋で示されたエリアの内側が、図説できない蜘蛛の巣のような迷路だったわけで、今もその片鱗は残っているはずです」

こうして通りは大通りに抜ける。 写真には、柳小路通りのゲート付近に通りの名前の由来となった見返り柳が写りこんでいる。
>つづく