2000年1月
2000_01_24
中国にとられたパナマ運河
パナマ運河。これが中国に乗っ取られたと問題になっています。
パナマ運河は北アメリカと南アメリカを横断した運河です。全長約64キロ。アメリカが土地を買い事業を行い、開通となったのは1913年のことでした。
このパナマ運河が1999年12月31日正午、アメリカからパナマに返還されました。このことでアメリカの一部勢力が怒ってるんです。「中国政府がパナマ運河をのっとるかもしれない」と言ってるんですね。
ハッチソン・ワンポア会社という会社がありまして,ここが返還を前に1997年に運河の太平洋側、大西洋側の港の運営権契約を手に入れたんです。で,この会社,香港に拠点があるんですね。アメリカの会社、ベクテル社はハッチソン社との入札競争に負けたんです。それでアメリカの一部勢力が怒った。この勢力の言うとおりなのならば,核ミサイルをキューバに配置されかかったキューバ危機以来の大問題ですね。みなさんはどう思われますか? 私は「分からない」としか書けません。あまりに情報が少ない。こうなると情報戦です。以下知り得た情報の一部を書いておきますが,どの情報にどれだけデバイスがかかっているかもわからないんです。
ハッチソン社が、中国の手先と考えるオブザーバーは少ないようで,評価も世界トップクラスらしい。運河管理委員会も、「ハッチソン社の港を出入りする船の時間管理をするのは我々です」と言っている。新条約では,アメリカ海軍の艦船は,運河を通過するために待機している船の,列の先頭に出る特権は持っているとのこと。