2004年5月
2004_05_09
森の中で飲み眠る
5月。ゴールデンウィークのとある夕刻、職場より駆けつけカバノンに至る。
ややあって黒糖庵氏も到着。
二人とも、よく冷えたジンと炭酸とかち割り氷を提げてやって来たことに、顔を見合わせて爆笑。さ、飲もう。人生のはかなさを愛おしむように、そそくさと一杯。こうして夜は更けていく。
夜半、豪雨。よろしい。眠り続ける。
朝。 雨あがりの朝。
外から漏れ来るあふれるばかりの生の気配。
春だ。
静謐な朝の空気に、小鳥がさえずる。時々、ケーンとキジの鳴き声が遠くから響く。
6時半頃に外へ出て、里山を散歩。
ハンモックもガーデンチェアーも濡れている。
様々な表情を見せる若葉の乱舞。
最近、呼吸法に凝る黒糖庵氏が朝の空気を吸うの図。早速レクチャーをお願いする。爽快だ。
食事を済ませ、音楽を流す。ゆっくりと時が過ぎていく。
本を読んだり、
雑談したり、
カメラを楽しんだり。
そんなことなどしてみる。
体が日常のリズムをだんだんと脱いでいっていることがわかる。
レザーのソファーにもたれ掛かって、眠る。
緑の風がそよぐ。
暑くもなく、寒くもなく、野鳥の声があって、ジャズが流れ、緑に囲まれ、眠る。
至福のひととき。