2005年1月
2005_01_30
里山前史
きっかけは、森の土の柔らかさを知ったことからでした。森の土は、スポンジのように柔らかいのです。その土の上にブランコを吊りました。炉を作り、テラスを作り、カバノンを作り、点々と作品を置いて、そしてハンモックを吊るし寝ました。
点々と置かれたガラス玉。枕木ステージは里山の中にある。野イチゴを摘んでジャムをつくる
レンガでつくった炉の元に人は集う。ハンモックでのうたた寝は最高だ。カバノンは男の隠れ家であり、イベントの発信基地だ。
里山道楽。
このページを、ここまでお読みいただいたあなたは、少しその言葉にひかれ始めている人かもしれません。あなたは、日々の生活に倦怠を感じインターネットの前に座る方かもしれませんし、キャンプ三昧の生活を送られる方かもしれません。スローライフを夢見る方かもしれませんし、アート三昧の生活に憧れを抱く方かもしれません。そしてもしかしたら、幼い頃の基地作りを再現したい方かもしれませんし、男の隠れ家、あるいは別荘を持ちたい方かもしれません。
きっかけは何であってもいいのです。
始めてみさえすれば、あなたは森に魅せられていくでしょう。そして私たちの文明が粗略に扱っているもののなかに、大切なものが見え始めるでしょう。家族、友、会話、笑い、ゆったり流れる時、そして自分がいることへの余裕。そんなものが、ここにはあります。
里山道楽を始める事は、それほど困難な事ではありません。
あなたの家には、放置したままの森はないでしょうか。あるいは借り受けることができる森はないでしょうか。里山道楽は、森を確実に美しくしますから。 けれど、なんのあてもない人もいらっしゃるでしょう。私がそうでした。こんな場合は、車1台分の代金で購入する事になります。安い。これで得られるものに比べれば、確実に安いと思います。
さまざまなノウハウについては、決定的に情報源が不足しています。インターネットがなかったら、私もできなかったかもしれません。ということは、この道楽が今始まろうとしている新しいかたちのものだということです。ですから、おもしろい。
里山道楽は実に知的な遊びです。
スキー旅行
娘のお祝い旅行である。おめでとう。最近私も多忙になって1日半しか時間がとれない。ならば宿を嬉野温泉の「ハミルトン宇礼志野」にして、忘れられない思い出をつくるためにスキーをすることになった。だいぶそうではなくなったとはいえ、九州ではスキー未経験の方がたくさんおられる。実はわが家は全員そうなのである。じゃあ、インストラクターをお願いしてレッスンも受けよう。
ハミルトン宇礼志野
かつて同系列のザ・ハミルトン長崎に泊まって、好印象を持っていた。といってもシティーホテルだ。宇礼志野の方は少し高級感を漂わせた設定になっている。結論から言えば、このホテルの一番素晴らしいところは、スタッフのすばらしさだ。徹底したプロの対応を見せてくれて心地よく過ごせる。以下、娘が記す。
上の写真は、なんとフロント。
普通の机で、今までにない物だった。
フロントから180°回転すると暖炉・ソファー・本の山。
本は、いつでも自由に読んでいいようになっている。
部屋。
お風呂・トイレ・TV・冷蔵庫がある。冷蔵庫には、ジュースやお茶、お酒が入っている。
お祝いのシャンパンを開け、私たち子どもはジュースで乾杯。
BAR。
お風呂上がりに、ジュース・アイスなどいかがでしょうか? 明るいうちに入ってみた。
水やジュースに入っている氷が丸い。
そこでの弟の一言。
「佐賀の氷は丸いんだね~」
……。
夕食。洋食です。
落ち着いていられなくなった弟。
いつもこうなんです。
朝。和食か洋食、私は洋食でオムレツ(3種)・スクランブルエッグともう一つの何か(忘れた)。お父さんは和食。
天山リゾートスキー場
雪だ、雪だ、雪だ!
まずはソリで楽しみました。
スキー教室を父と私で受ける。2人に就いてくださったのは、73歳のベテランインストラクターさん。優しくダンディな指導だった。おかげで、急でない坂なら滑る・止まる・曲がる等は出来るようになった。どうにか。
ホイヘンスが惑星タイタンに着陸
計画から20年、到着まで7年かかって調査船ホイヘンスが土星の惑星タイタンに着陸しました。1月14日のことでした。送られてくる映像には、川や山脈らしきものが写っています。その写真は私たちの心を揺さぶるものをもっています。
設定/字幕/自動翻訳/日本語で、翻訳表示できます。とてつもない孤独を感じさせる音
ホイヘンスがタイタン大気中を降下している際の音を聞きましたか? とてつもない孤独を感じるのは私だけでしょうか。