2007年6月
2007_06_30
ほんとうに働きましたね
本日の長崎新聞に里山音楽祭Ⅱで演奏してくださった岡野雄一氏の漫画がフューチャーされた広告が載っています。コピーはつぎのとおり。
-
ほんとうに長いことお疲れさま。
ずっとやりたくて、先延ばしにしてきたこと、
そろそろはじめましょうか。
ほかならないあなたの時間、大切なあなたの人生。
よく働きましたね。家族を愛し、家のローンもなんのその、
ささやかな居酒屋での一献に楽しみを感じながら、
ほんとうに働きましたね。
でも、苦労して建てた家の裏の小道がどこに続いているのかさえ知らないし、
仕事の服以外といったらポロシャツと寝間着ぐらいしかないし。
血圧の薬を飲んで、栄養剤飲んで、がんばってきたじゃないですか。
みんなゆるしてくれますよ。
あなたがあなたのために時間をつくること。
まずは身近なことから。
四住期
五木寛之著『林住期』を読みました。四住期の思想が広く知られることはいいことです。
けれど、いいなあ、今更これしきのこと書いて1,400円か。最近、心が里山にそれほど向かいません。夏場は植物の生の気配が強すぎて、林の中にいますと疲れてしまうようです。というわけで、カバノンⅡへ。いつの間にかカバノンⅡに、里山のカバノンⅠのような役割を持たせようとしているようです。
昨日、久しぶりに「時間がないのでやってないのですよ、それ」という論法を聞きました。まだ壮年とはよべない方からです。時間を作れない人は、時間もできません。
2007_06_28映画『不都合な真実』
『不都合な真実』を観ました。世界一流のスタッフが挙ってプレゼンテーションを作り上げるとこうなるのかと感嘆。スピーチという点でも脱帽です。二つほど述べられていることに疑問はありましたが、その指摘は今月号の文芸春秋にまかせましょう。
2007_06_25ソファーの移動
カバノンに置いていたソファーを長崎に少しずつ移動開始。しばらく現在の住居にスタンバイです。ただ荷物を取りに里山へ。夏の気配がむんむんとしていました。
2007_06_24首相の私的諮問機関
昨今、首相の私的諮問機関が幅を利かせています。「教育再生会議」「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」等々。
で、これが国会よりも権威があるかのような取り扱われ方がなされているありさま。少し考えれば、これがおかしな話であるということは誰でもわかります。メンバーは国民の信託を受けた人々ではないのです。意図的に選択されたメンバーに過ぎません。世論の製造機関。これがその本質と考えていいでしょう。メディアにはもっと正面切ってこの指摘を行っていただきたいと思います。
2007_06_23ニュースコメンテイターのご都合主義
この頃、TVのニュースコメンテイターが「温泉施設シエスパの爆発事故ですが、政府はこれまでガスに関する点検体制も作っていなかったんです。ひどい話です」という旨の発言をよくしています。
数年前はその口で「政府の規制は極力とっぱらい、自己責任でやらせる規制緩和を早くやれ」と言ってた輩がです(笑)。
電波芸者とは、彼らのことを言います。ところでAll About Japanには「渋谷の女性専門温泉シエスパでお昼寝」という記事が載ってましたが、早速削除されたました。街の店や宿を勧めるガイド本等は、こういう時って、賠償責任を問われないのでしょうか。昔、ガイド本掲載内容とあまりに違う宿に泊まったことがあって、その時以来気になっているのですが。
2007_06_16佐世保・長崎・大村
この1週間の日程。5つの会議、2箇所でお話。場所は、佐世保、長崎、大村。3つの飲み会で、内2つは親しい友人と。この1週間で、仕事関係・家族・親族以外の方と話したのは、大閑道人さん、黒糖庵さん、黒糖庵さんの奥さん、お母さん、息子さん、岡野さん、クリユミさん、daiさん、ライトワークスさん、水浦さん、ミホリンさん、Barのご主人、奥さん、佐世保のカウンターで横にいらしたお二人の方、近所の子ども2人、頭領さん、タイピントさんで、計19人。それにBBS上の方々。さららと走り、木曜日夜にドンと○の置かれた1週間でした。本を読まんといかんです。カバノンにもずいぶん出かけていません。里山は遠きにありて思うもの。
2007_06_13人は幻想の余暇時間に金を使う
人は幻想の余暇時間に金を使うという話。余暇時間の少ない人ほど、RV車を購入するというらしいですね。わかります。せめてモノで余暇をでしょうか。悲しすぎます。かってに泣いとけ、パリス=ヒルトン。
2007_06_12みのもんた的はったり
世の中にみのもんた的はったりが横行していますね。とりあえず強く出る。たとえば福岡で3人の子どもを死亡させておいて危険運転ではないと主張する今林大と弁護士春山九州男に情状の余地無し。
2007_06_01DIY
ささやかな、本当にささやかな住まいをリフォームしています。
自分でできるところは少し自分で手を入れようと思っています。最初にトイレそして現在玄関。本当に狭い空間。プロにお任せしますと、どうしてもぴたっと決めてくださりすぎて、素朴な味わいを出してもらうことがなかなか難しい。たとえば珪藻土を塗るにしても、マットに塗るか、あるいはコテのタッチを均一に塗っていただくかになっていく。
ところが里山のカバノンと一般の家屋、どちらが私は落ち着くかというと、ボロいカバノンのあのへたっぴいなマテリアル感に落ち着いてしまう自分がいるわけです。それは古い家屋を改造して作られたカフェと、高級ホテルのロビー、どちらが落ち着くかという問いと同じで、家屋の技術としてみるとスキだらけのほうが、人間って結構落ち着くようなんです。
で珪藻土を塗るのも、自分でヘタッピいに自分で塗りました。たとえば絵を描くときに、タッチのありかたが口ではどうしても伝えられないように、ここの壁面はこんなタッチで仕上げたいというのがあって、人間が塗りましたよという感じとでも言えばいいんでしょうか。玄関が光の差し込まない方向にあるので、白を選んで光をとりまわすようにしたんです。ただし光をはねつけるような白は避けたかったので、表面で細かく吸収拡散してくれるように珪藻土にしました。珪藻土の壁がもたらす光の空間って独特です。それをヘタッピいに塗ると、なんといいますか、ゆるーくって清楚な光のとりまわしができるようで気に入ってます。