2011年9月
森の再生力
再生実験 10年で
熱帯雨林の再生を実験したのは、コーネル大学の研究者たち。場所は中米コスタリカ。ここでは半世紀の間にほとんどの多雨林が伐採されていました。そこで土着の多様な木々が混植されていきました。結果、10年後が上写真。これによって近隣住民の生活レベルも向上。木の根とそれによるスポンジ化した土によって、飲み水なども手に入りやくすなったとのこと。
100年の森構想実行委員会
佐世保市でこうした活動をされているのが、神山秀美さんたち。混植・密植によって百年の森をつくっていこうとされています。森の再生力はたいしたものです。
私の里山
私の里山でも、2009年に隣接する森が業者により伐採され、スッポンポンの状態に(2009年3月)。下写真のヒノキがはえているところまでが私の里山。森を育ててきた苦労が飛び、心痛んだ時期です。そこでこの隣接部分に植林開始。大小百本程の移植をコツコツと続けました。基本は神山さんから教えていただいた密植・混植でした。
で、同場所が今は下写真の状態まで復旧(2011年7月)。大きな役割を果たしてくれたのは、荒地となった場所にいち早く育つパイオニア・プランツたち。落葉樹の成長には目をみはるものがあります。その下に日陰に強い常緑樹、さらにその下にグランドカバーが育っています。どうにか一息つける状態まで育ちました。けれど冬場に多くの葉が落ちることを考えますと、まだまだです。
里山の枕木デッキ周辺の木々は、その場所に自然に生えていたものではありません。ほとんどが私によって一本一本移植された植物です。それぞれその時の状況を覚えています。ですから私には、近辺の光景が、森としても見えますし、一本一本の樹木としても認識でき、それぞれに愛おしく感じるものです。
と同時に、数年後の光景も見えます。落葉樹は美しい。けれど荒涼とした隣接地との間の狭い場所を森化して目隠しするには、常緑樹の成長が欠かせません。ですから、将来の全体光景を考え伐採すべき木は伐採し光を入れています。
車中での家族の会話
実家で祖母17回忌法事。食事はグレートダイニング城見。たまたま私たちだけでゆっくりできました。古今東西名言しりとり
帰路、車中では親子で「古今東西名言しりとり」。ダイジェストで音声をアップ(5分)。こんな事をしながらよく帰っています。他者がお聴きになっても面白くないと思いますのでスルーしてください。結婚対象年齢
明日は結婚式があります。今度は年齢差20歳ぐらい。家人に「今独身なら歳の差いくつまでOK?」と聞きますと、「今だったら60歳ぐらいまで」とのこと。ほう。 「なら私と結婚した20代の頃は?」 「あなたがギリギリのところだったでしょう」
「何歳までOK 年の差婚」 のアンケート結果。
なるほどね。
変わっちまったネット事情
検索がまともにできない
資本主義の支配。検索エンジンでは、共通する興味を持つ人に出会えなくなってきました。企業がびっしりと検索結果の上位を埋め尽くしています。うんざりです。メールが信用できない
いまやスパムメールや企業メールで埋め尽くされています。「はじめまして」のメールは、ウイルスが怖くて開けません。同様の運命を辿った私のメールも多いことでしょう。うんざりです。ネット上で新たに出会う人が急激に減少
ネットで出会い、信頼しあえる無二の関係を築けた方は、私の場合少なくありません。でもね、今のような状態になると、ネット上で新たに出会う人がここ2年ほどで急激に減少しました。人が見えにくい。
母方筋の20年ぶりの結婚式
親しい方はご存知のとおり、私の周辺には独身の方が多い。法律上あるいは実質上を問わず、親族あるいは交友関係を問わずの話です。
昨日結婚式がありました。ふりかえってみますと、これが私の母方筋の結婚式としてはなんと20年ぶりのもの。集まった一同深い感慨。
若者のキャンプ離れ
「時代が変わったんだ」 今更ながらそう思った。20年程前、オートキャンプブームがあった。フラワームーブメントの残り香と言ってもいいのだろう。多くの若者がバックパックに憧れ、やや歳が行ってオートキャンプに流れた。「ドイツ人の夢は、若い頃わずかな経費でどれだけ遠くまで歩いて行けるかにチャレンジし、壮年となってその地にベンツで乗りつけることだ」 そんな言葉に心動いていた。
時代は変わった。
若者はめっきり野に出なくなった。山屋と、都市に居続ける層に特化し分極が進んだ。自然大好きといいつつ、虫が苦手な輩のなんと多くなったことか。オートキャンプに出かける一派もほとんどがファミリーキャンプだ。
というわけで、同胞を見つけるのが難しい。
里山改造
機械屋さんに作っていただいたロゴを取り付ける。
小さなオブジェを設置する。
カバノン室内から大汗をかきながら諸々のアイテムを外に出す。
カーペットをめくって大掃除をする。
ソファーの高さを上げるための工事にかかる。
電動のこぎりが森の中うなりを上げる。
セミの鳴き声が、ペコロス岡野さんの歌に聞こえてしょうがない。
「うぃあうぃっしゅ、うぃあうぃっしゅ、じ~」
ほい、出来上がり。ソファーもテーブルも高さを上げた。
室内でもイスに座って飲める。
バー・カバノン再び開店。
隠れ家でカクテルを楽しむもよし、屋外で焚き火を愛でながらやるもよし。
ロフトに上がる階段もつくった。
いい汗をかいた。
詩人 高塚かず子さん
H氏賞に輝く詩人 高塚かず子さんの『水の旅』を拝読。装画は捨老さん。作品からワンフレーズを紹介。-
今朝 黒揚羽が群れ
満開の合歓の花が揺れている
その上には
澄んだ青い空がひろがっている しずかに
静かだ
地球が核爆弾を
あまた抱えていることが
信じられないほど 静かだ
川崎啓一郎展
川崎啓一郎なる人物をご存知でしょうか? 私たちの間ではライトワークスさんと呼ばれているデザイナーです。「ちょこっとバー」で毎晩カクウチをしている人物です。こんなことや、あんなことをしている憎めぬ人物です。
彼をネタにした写真展が今日から18日まで開かれています。
photo cafe HIKOMA/ 2Fにて
長崎市浜町11-3 TEL:095-823-7447
主催は「長崎ガイド」のT.斎藤さん。
で、私もシャレで作品を出品させてもらいました。
ドラゴンのオートマタ
息子の夏休みの作品、ドラゴンのオートマタ完成。めでたし、めでたし。