2014年9月
松浦亜弥はすごい
松浦亜弥の歌唱力が最近また話題となっている。
スガシカオ、山下達郎、竹内まりやが絶賛。
同感。
事務所だなんだの大人の事情で現状の扱いなのだろうけれども、実にもったいないと思っている。上動画はかつてから彼女の実力が秀でていたことを推し量るもの。
画家を描いた映画
最近の映画からご紹介。
一つが藤田嗣治。
もう一つがブリューゲル。
民度
豊かな北欧諸国のシステムは日本では無理
世界で最も豊かな諸国とされる北欧諸国。このシステムを日本は採用できるか。結論として、現在の日本では残念ながらできないと思う。
次のサイトにスウェーデンの制度を支える3点が挙げられていた。
https://www.issj.net/mm/mm07/12/mm0712-jh-gk.html
第1に、地方分権が進んでいて納税者が見えるように使われていること。第2に、社会保障の対象が高齢世代に偏らず、すべての層に行き渡っていること。第3に、政府と政治に対する絶大な信頼があること。わが国との顕著なちがい。スウェーデンでは、国民は国家に貯蓄するという感覚で税を払っているとのこと。
お前達が一票もっているからだ
「どうしてこんなつまらん政治になってるとでしょうか?」と問われて、散人さんは「お前達が一票もっているからだ」と看破されたという話があります。国民の民度に応じた政府しかできない。そしてそれはただ日本人だけの責任でもないように感じています。
国有企業の差異
図の、灰色は法的に国家独占事業、緑は民間参入あり
旧大英帝国と北欧先進国の差異は歴然。出典:ウィキペディア |
当ページに掲載した過去記事を再度記す。
より良い暮らし。日本は21位
今日はOECDの調査をみてみます。OECD 「より良い暮らし指標」。結果が上の表です。
最初にOECDについて。OECDは「先進国クラブ」とも呼ばれることからも分かるように、先進諸国で組織されたもの。ですから比較対象もそんな36か国で行っています。
基準は、住宅、収入、雇用、共同体、教育、環境、ガバナンス、医療、生活の満足度、安全、ワークライフバランス。
日本は21位。やはり北欧の高福祉国などは上位ですね。アメリカのランキングが国連のものと極端に違って3位にきています。アメリカ人の暮らしは「アメリカ」で一括りにできない状況にきています。それはちょうど「アメリカ人を頭に描いてください」と言って、各人の頭の中に出てくるイメージの格差の大きさと同じように。
チマチマ・キャンプ
「キャンプのマナー」を検索すると次のように出てくる。
・ キャンプ場ではできるだけ静かに過ごしましょう。
・ 直火での焚火はいけません。
そう、間違ってはいない。これは皆で使うキャンプ場では守るべき鉄則。
しかしなんとまあ悲哀に満ちていることか。野に出でてまでチマチマと過ごす都市部の住人。悲しい。実に悲しい。まるで集合住宅だ。
一人の空間
一人の時間を持つ友人が多い
この前のバー・カバノンでの話題。
「私たちの身近な男性には、一人の空間を持つ人が多いなあ」と。
熟年夫婦ともなれば、相手への好き嫌いとは全く別次元の事項として、一人の空間を確保したくなるようだ。男女が幸せに暮らしていくには、互いの一人の時間がもてる空間が必要なのだと。
散人さんはデフォルトが一人暮らし。機械屋さんは自分の工房で大半を暮らす。山本さんは繁華街にいつでも利用できる部屋を持っている。しんのじさんと、じだらくさんは、いつでも宿泊可能な愛車を持っている。
一人の時間を持つ6つのメリット
「一人の時間を持つ6つのメリット」が海外サイトに次のように掲載されていました。
1 脳の再起動。つまりリフレッシュってやつですね。
2 自分自身を見つめ直す機会となる。
3 誰が自分にとって大切かを知り、その人と強力な関係を構築できる。
4 問題解決能力を強化できる。
5 情報に対して批判的な思考を強化し深く考えることができる。
6 集中力が増す
普段から一人の時間を大切にされているここの常連さんなら「当たり前のこと」と思われる6点。
さらにご丁寧なことに、このサイトには、分かっちゃいるけど「一人の時間が持てない人のための6つのアイデア」が次のように掲載してありました。
1 スケジュールを小型化する。
2 趣味に従事する。
3 自分自身へのご褒美を与える。
4 昼食時間を大切に。
5 体を動かす。
6 早起きする。
ま、こんなの、人から教えられてからやる人は結局アウトでしょう。あ、お若い世代はぜひ実行しましょうね。結局自分の人生に何が大切かが分かる方法です。
森の中のバーをつくる
カバノンの床を塗る
墨汁にベンガラを混ぜ水に薄めて塗る。二度塗り。塗った直後は黒い。乾燥するにしたがって色味が薄まり、朱が表に浮かび上がってくる。
よく乾かした上から、コニシの塗装剤ニューウッドコートを塗る。これは未塗装木床材専用のロウを主成分にした乳化性ワックス。ネットで取り寄せてひっくり返りそうになった。鍋程度のサイズを予想していたが、自宅に来たのは業務用の缶高が膝程もある大きさ。あらゆるところに使う予定。
ニューウッドコートを塗ると黒味が見事に復活。これを磨き上げ光沢を出す。
夜になると、小さいながらも独特のソリッドな空間が出現。
思考の真空
作業した日の深夜2時、カバノンに目覚める。
「私はこんな真夜中に何をしているんだ」と思う。思いつつもまた思考の真空に滑り込んでいく。そんなことが何度か続きベッドに潜り込んだのが5時。次に目覚めると外にはまぶしく温かい朝日があった。不思議な時間だ。
オールドパー、バカラ、リチャード・アレン
散人さん、オールドパーをキープ。バカラに注がれ、氷を掻き回す軽やかな音がまるでゴングの如き役割を担います。縦横無尽に飛び交う世のありとあらゆるテーマ。
家に置いていたCDの多くをカバノンに移動。BGMを鳴らすのはリチャード・アレンのスピーカー。そうそう、先日、村上春樹のエッセイを読んでいたところ、彼が最初に接したのがビクターのステレオセットで、その次がリチャード・アレンのオーディオだったと知りました。
バカラ
先般、バーカバノンに散人さんがキープ。
ジャズ
バー・カバノンに掛ける偉大なるジャズ・ミュージシャンのショットを準備。左からチェット=ベイカー、デイジー=ガレスビー、ウェス=モンゴメリー、ビル=エバンス。
とろけるようなチェット=ベイカーのボーカル。里山の夜はいつもこんな曲から始まる。
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私はあなたなしでやっていけるわ うまくね もちろん
でも 静かな雨や葉っぱの水滴が落ちると 思い出す
あなたの腕で守られてたあのスリルを
でも あなたなしでやってけるわ うまくね もちろん
バー・カバノン開店
森の中のバー・カバノン開店。
開店日のお客様は、散人さん、棟梁さん、あおタントさん、あめこんこさん、小にょろさんご夫婦。
散人さんからは開店祝いと、ヘネシーナポレオン樽瓶、バカラグラス、手作り水差しと痛み入る品を頂いた(*_*;。恐縮。
露天風呂が完成
できましたよ、念願の露天風呂。宴を楽しみつつ、野湯を味わう。
頭を風呂の縁に乗せて、完全に身体を伸ばす。長湯ができる。 目には小枝越しに広がる青い空。これを道楽と言わずして何を言う。
ここに至るまでの軌跡を振り返る
まず風呂用の雨水を溜めるシステムをつくった。そのためにまず里山の木を切り倒し、土台を組んでいった。その後、落葉除去と、初期雨水カットのからくりをつくった。今回、露天風呂を使用してみて全く問題ないことを実感。ヒノキのエキスが溶け込んだ上等の泉質となった。
風呂桶は考察の末、風呂桶を作り置きするかたちにはせず、湯を溜めるためにブルーシートを脱着する様式を採用した。作り置きはメンテナンスが大変だ。
まず古電信柱を切り外枠とする。底部は、枕木を三本置く。水平バランスをとる。スタイロフォームを敷く。隙間も入念にとめる。薄手のブルーシートを折って4層にしたものを敷く。前述のストックした雨水を注ぐ。代治朗さんに作っていただいたモノチューブを焚火に差し込み、ポンプで湯を循環させて沸かす。
以上、森の中に露天風呂をつくったマニアたちの話でした。お付き合いくださってありがとう。
ファイヤーピットでバーベキュー
バーベキューのテストラン
ファイヤーピットの素晴らしい使い心地。分かったこと。
1 焼けるまで、生ハムなどでつなぐこと。
2 網の面が広いため、焼き、保温など、火の状況に応じた使いまわしができる。つまりゆったりとバーベキューが楽しめる。焼けたら周辺に置き保温していればよいし、ゆったり焼きたい時も周辺に置いておけばいいので、焼け上がりに追い立てられるような食から解放される。
3 写真の焼き物と、焼きそばは、必要な火の性質がちがうため同時にはやらないこと。
久しぶりにいいものが見れました
ファイヤーピット、拝見できました。一瞬目が点!!! なんと円錐コーンと周辺枠が細いビードのタック溶接、多分アルゴンの手溶接と思われるがその繊細さと数の多さ、ざっと計算しても約1000個?? 職人さんの苦労が感じられます。久しぶりにいいものが見れました。
さて焼きの検証、炭の真上ではブタバラがジュウジュウと焼け、ちょっと離れところでは大きな白グチがきつね色に焼けるとは。なんと素晴らしい温度分布か!!! 代治郎さん職人さんによろしくお伝えください。
バーベキュー用としても充分使えて、ホッとしています。機械屋さんのプロの目からもお褒めいただき、何よりの喜びです。おっしゃる通りアルゴンの手溶接で、歪みも無く私も感心した溶接でした。本人へ必ず伝えます。
ファイヤーピット、降臨!
重厚感ある輝きを放つ一品。これはオブジェ、作品の領域に入るものです。
代治朗さんによる世界に唯一無二のオリジナル作品。
まことにありがとうございます。
うつくしい。
あまりに静謐すぎる佇まい。
飾っておきたい。このエリアの中心を張る現代オブジェとして設置しておきたい。
そんな思いを振り払い、闇が来たならこの耽美的な曲線の内に炎を揺らめかせよう。
思考がとまります。ずっと眺め入っております。合掌。