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姫路城

 

01

精魂尽き果てて

雪による遅延

旅の3日目夜、奈良から姫路への移動。駅のホームで列車を待っていると、せわしなく遅延を知らせる表示が掲示板を走ってます。いやな予感。近くの駅員に聞くと、指定席を取ってた列車は運行停止になったんじゃないかと。

こんなとき、妻はデキル女モードに入ります。感情を一切出さず、速やかにデータを集め、緑の窓口に行って手続きをする。長年夫婦で連れ添ってると分かる私のベスト選択肢は、横でジッとしてること。任せるからには口出ししちゃあいけません。

緑の窓口は修羅場でした。実際20分ぐらい抗議してるオッサンやオバサンもいました。その後ろには、静寂にして沸騰する怒りを抱えた日本人的長蛇の列。窓口駅員は選ばれし優秀なスタッフなんだろうな。何言われようが淡々とさばく。「大変だね、ご苦労様」と声をかけると微笑みを返してくれました。

乗れた列車は皆さん同じ状況で、額に青筋立ててギュウギュウ詰め。私が疲弊している様子を見て、先に座席に座らせてくれる妻。座った席の前には歌舞伎みたいなメイクをし、口をへの字に曲げた女(どーした?)。

姫路に着いた時には、寒はさらに厳しく、体は晩年のチェット・ベイカーみたいにヨレヨレで、そこらの食堂で簡単に食事を済ませ、ホテルに帰って寝る。

朝起きると

朝起きると、浦島太郎。
身体が20歳ぐらい歳を取ったような動きしかできない私がいました。長くて白いアゴヒゲこそありませんでしたが。

実際、ホテルを出て駅のロッカーにたどり着くまで、妻の介護なしには歩けません。あんな経験は初めてです。この旅で1日目9,335歩、2日目19,510歩、3日目21,830歩と歩いてた私がです。

妻が介護精神に溢れた女性であることを再認した機会でもありました。それと、日頃からジルともっとマジメに散歩しようっと。

↑これ1日目。まだまだ顔に生気が溢れておる。

 

02

姫路城

登城断念

ま、そんな状態でしたから、姫路城で私は入り口近くの門のところに座って、妻の帰りを待つことに。城に出向くのは諦めました。
妻はボランティアガイドのご老人の案内で入場。ガイドさんをお願いしててよかったな。楽しんでおいで。

歴史

江戸時代以前に建設された天守が残る現存12天守の一つ。

もともとここは山陽道上の交通の要衝です。

関ヶ原の戦いの後に城主となった池田輝政が大規模な城郭へと拡張。江戸時代に西国の外様大名監視のために西国探題が設置され、城主は有能な6氏31人と頻繁に交替しました。

明治時代初期に陸軍省の管理下に入り、まもなく民間に払い下げ。競売で23円50銭で落札されたがその後国有に戻ってます。ほんと、明治政府は姫路城にしろ、興福寺にしろ、やることが荒いよね。

その後は陸軍兵営地となり、市民の間から声が上がって姫路市への無償払い下げとなりました。

ガイドさん

ガイド予約時間 09:00-11:00(閉門は16:00)、1,000円、約2時間。

ファクスで依頼した途端に電話がかかってきまして「あのね、この時期の朝はとても寒い。城は窓開けっ放しだし。靴下2枚重ねしてきてね」とパワフルなお言葉。用意していきましたとも。


2024.01.25

 

03

振り返り

大寒期の旅は

  1. 底値で楽しめる。
  2. 人が少なく、施設をゆったり使える。オーバーツーリズムから無縁。
  3. 積雪で交通途絶のリスクがある。
  4. 場所によっては、受験旅行と被り、ホテル高騰、交通渋滞のリスクがある。

そして、歳行き過ぎる前に旅は楽しんでおかねばいけない。

 

04

「奈良の旅ガイド」

↓こちらが旅に先立ち夫婦で制作した「奈良の旅ガイド」。これをサイトにアップし、しばしば確認しつつ旅を続けました。毎回の習慣。

旅は行く前に楽しみ、行って楽しむ。2度おいしい。

 





 


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    Profile まつを

    生きてることを楽しもう。座右の銘は荘子の「逍遙遊」。長崎県。
    「よくこんな事をする時間がありますね」とおたずねになる方がいらっしゃいます。こう考えていただければ幸いです。パチンコ好きは「今日は疲れたから、パチンコはやめ」とは思わないもの。寸暇を惜しんでパチンコ玉を回します。テレビ好きも、疲れているときこそテレビをつけるもの。ここにアップしたものは、私が疲れたときテレビのスイッチを押すように作っていったコンテンツです。