2002年9月
里山道楽 休暇小屋の基礎をつくる
休暇小屋(カバノン)を作りたい。そう思うようになっていました。南フランス辺りでは、都市生活者がふらりと田舎に出かけ週末を楽しむ休暇小屋を持っていることが珍しくありません。北欧でも多くの人がサマーハウスを持っています。
かの建築界の巨人ル・コルビュジエも、カップマルタンにある実にささやかなカバノンに足繁く通っていました。別荘という言葉から感じ取るエグゼティブなものではなく、本当にささやかな別荘。一般人が飄々と生活を楽しむカバノン。
「作ってやろうじゃないか」
ツリーテラス
制作拠点が必要。というわけで深夜森の中へ一人で分け入っても安全なベースとして、ツリーテラスをつくりました。
ツリーテラスにテントを張って眠る。これで食料を獣に摂られる心配もありません。
材料は里山の木を切り倒したものです。
穴を掘り掘っ立て柱を立てる
休暇小屋は掘っ立て小屋、つまり穴を掘って立てた四隅の柱に組んでいく建て方です。
穴は1m掘るんですが、これがまあおもしろくない。2002年は正月からずっと穴掘りをしていました。
山小屋ブラザーズ
そんな地味で孤独な作業をネットで配信してたのを見かねて、半年後ホワイトナイトのご登場です。
ヘビィデューティな工作道具、使い慣れたアウトドア用品、そして大量のビール。服装からして違います。みなさん作業用のマイ手袋持参。
というわけで、基礎面の骨組みがあれよあれよという間に完成。すごい早さでした。
後はぼちぼち基礎の上に骨組みを組んでいくわけです。
棟上げ
わっはっは!! 里山道楽、ここに極まれり。
棟上げの日です。波乗りジョニーならぬ屋根乗りオヤジ、里山カバノンの上に乗り、餅まきをするの図。ご支援いただいた皆々様方、誠にありがとうございました。