2003年1月
2003_01_12
休暇小屋 屋根・窓・外壁づくり
屋根を張る
屋根には羽目板を敷き、その上からガルバリウム板をはる。中央に天窓としてポリカーボネート板を入れた。後に正解だったと気づく。締め切った小屋は天窓からの太陽光なしではカビだらけになる。
屋根張り作業は面白くなかった。こんなにおもしろくない作業を人に手伝っていただくわけにはいかない。休みが取れた日は、暮れても作業を一人続けた。
夜、ヘッドライトをつけた作業が一区切りつき、屋根の上に寝転ぶ。風が渡っていく。じっと夜の森の音を聴く。
カバノンを作り始める前に、机上で幾度となくプランした。何回となくだ。けれど、作り始めると次々にプランは修正されて行く。やってみなければならないことが、世の中には山ほどある。
「この世の中は、もう先が見えていてダルい」 そう、うそぶく者の髪の毛をわし掴みにして、世界をみせてやりたい。この世はそんなふうにはできていない。やりもしないで、その場に立ちつづけていて、すべてがわかるようにはできていないと。
窓を付ける
大工のヨシダさんから中古のアルミサッシを頂いた。「俺たちは解体もするだろう。アルミサッシは金出して処理しなきゃいけないゴミなんだよね。引き取ってもらってうれしいよ」
窓はピクチャーウインドウの発想。
サッシを取り付ける前に窓枠を組む。これがうまくはまらない。YO3さんが取り付けると、魔法のように一発で決まった。
「遊びがなくてはいけないんですよね。よく言う車のハンドルの遊び。でも遊びが大きすぎるとガタというんです」
木工では2mm大きく作っておくのがコツらしい。
断熱材を敷く
断熱材エスレンフォームを床に敷く。厚さ25㎜のものがなく50㎜を購入。これをカッターで切り、びっしりとはめ込む。
外壁をつける
壁面を防水シートでタッカーを使って被い、その上から羽目板をはる。ドアは古いドアに羽目板を打ち付けてつくり、下の窓にはセキュリティ用の雨戸をつける。
外を囲い終わる。外を囲う作業を始めて半年経った。