2006年12月
2006_12_27
清酒松尾
もしかしてと思い検索しました。清酒松尾。ありましたねえ、やっぱり。松尾神社は全国のお酒の神さまですものね。で、早速、今朝酒屋に行って「取り寄せできますか?」と聞きますと、18本からぐらいだったらとのこと。長崎には松尾さんが多いから行けないかなあ。
2006_12_25吉田隆氏 エスクァイア日本版 デジタル写真賞のアマナ賞受賞
盟友の黒糖庵こと吉田隆氏が、エスクァイア日本版 デジタル写真賞のアマナ賞を受賞!! 先ほど本人から電話あり。おめでと~!!! 受賞作品はこちら。サイトをご覧になればお分かりのとおり、アマナ社は当コンクールのスポンサーですから、すごい。
氏はよみうり写真大賞2005年デジタルアート部門でも1席受賞しています。
2006_12_24松崎猛氏のカスタムナイフ
この美しいカスタムナイフは、松崎猛・作 セミスキナー(3ピースハンドル)・ATS-34 4インチ 98,000円。柄はブレードの方から、鯨の歯、鹿の角、鹿の角という構成。松崎氏は2002年・2004年JKGカスタムナイフコンテストで大賞を受賞した作家です。本日、氏の肖像画を描き作品交換させていただきました。見飽きない美しさ。氏はこの後、世界チャンピオンにも輝きました。
2006_12_23首相の諮問機関
本間会長辞任で話題の政府税制調査会。これや臨時教育審議会などの「首相の諮問機関」なるものの活動が頻繁にニュースで流れてきます。世の中、おかしなことになり始めているとお気づきでしょうか。ちょっと考えてみると分かるはずです。
選挙なく政府中枢へ
もし、あなたが国の黒幕だと言われる人物だったとしましょう。選挙に落ちることもなく、あなたが政治に影響力を及ぼしたかったら、あなたはどんな方法を使いますか。私ならば、首相に「首相の諮問機関」を設置させます。で、自分のエージェントか自分自身がそのメンバーになる。これで選挙されることもなく、国会審議からも遠ざかり、自分の意向を直接首相に反映させることができます。どうです、便利な制度でしょう。イメージ戦略
私が黒幕ならば、まず国民に「国会って馬鹿なことばっかりやっている無能な組織ですよ」というイメージを長年にわたって焼き付けるでしょう。テレビなどで流し続けるわけです。で、国民の国政機関に対する信頼が十分に失墜したところで、首相の諮問機関を発動させます。格差社会の原因の一端うを担う
あなたは近年の格差社会となった原因の一端が、税制改革にあるということはお気づきでしょうか。この提言をしたところが首相の諮問機関たる政府税制調査会です。2006_12_17
里山道楽 里山美食倶楽部 thomさん登場
thomさん登場。
ポールジロウ 35年物。今回の里山美食倶楽部のスタートはthom氏ご持参のコニャックからはじまった。一般にコニャックはカラメル添加が多い。これを避けた手作りのコニャック。グラスを傾ける。樽の香りがした。絶品。私が今までに飲んだことのない種のコニャックだった。
冬の小雨が降り始める。ステージと炉の上にタープを張る。テーブルを作る。切り倒したヒノキをチェンソーで切り足にする。その上にベニヤを2枚重ねインパクトドライバで止めて、上からテーブルクロスで覆い一丁あがり。
しばし皆さんがお集まりになるまでに、早く着いたメンバーで一杯いこうかとなって、ポールジロウが登場したわけである。参った。チビリチビリと愛おしむように頂く。雨足の音がタープに響く、まだ夕方4時頃だというのに、かなり暗い。キャンドルとランタンをつける。吐く息が白い。コニャックはうまい。近くで焚き火が燃えている。最高だ。
申し訳ない。
闇をついて真打ち しんのじ氏が登場された。二つのダッジオーブンを使っての料理。炉は十分に暖まり、丸太が3本列んで炎を上げていた。いつしか香しいにおいが上がりはじめる。最初に登場したのは、香草でで包まれ湯気を立てたローストビーフ。二品目がホワイトソース仕立てのパスタ。美味い。氏の料理と、普段私たちが食しているもの、それは各種のレストランを含んで言ってのことだが、その格が違う、別次元の料理である。これにポールジロウ、ボンベイサファイア、西の関などなど。合掌。
天才的な舌を持つしんのじ氏に合掌。さらに、楽しい時を共有させていただいた皆様に合掌。
極寒用下着を買う
先日、ミズノの極寒用下着を購入しました。効果は抜群。野外でのランチも快適に楽しめます。
2006_12_10本を燃やす
最近里山にいくたびに本を燃やす。若い頃から後生大事にストックしてきた本だ。引越があると段ボール箱に詰めて、越した先でまた本棚に並べる。そんな作業を何回繰り返してきたろう。
十回目ぐらいでやっと分かった。これらの本は二度と開かないんだと。
最初に小説の類を処分した。図書館に問い合わせればいつでもある。今は法学関係の書籍を焚き火にしている。30年も経ったその手の本など役に立たない。ジャポニカ百科事典もボンドでくっつけて板を置き、上からネジ止めしてカバノンのテーブルの足代わりにした。まだまだ燃やす書籍が残っている。
2006_12_09北京のマンション
写真は北京のマンション。新しいものです。日本のものとの違いを探しましょう。おわかりですか?
各所帯毎のクーラーの室外機が外壁に張り付いていますね。ベランダなしで、ベタッと室外機。北京の風景で、どうにも奇妙にうつる光景でした。マンションが立ち並ぶところには、どうやって取り付けたんだろうと思うような高い壁面に、室外機とそのダクトが蜘蛛のようにいっぱい張り付いています。法規制一つでこれほど風景が違ってくると。
2006_12_04万里の長城
写真は万里の長城。斜度60度の箇所。ま、考えてみますと、長城は山岳地帯の縦走コースなんですからこういう箇所も当然あるわけでして。
科挙は歴史が生んだ知恵
聡明で腹のすわった者を選ぶ科挙
写真は紫禁城の科挙の最終試験である殿試が行われた建物の内部。場所は紫禁城の皇帝が政務を司る建物よりももっと奥、大奥の一つ前の建物です。今回の旅で最も感慨深かった箇所の一つ。中国全土からペーパーテストを通過してきた合格者達の最終試験が、延々と紫禁城内を歩き幾多の門をくぐったこんなところでなされていたとは。単なる秀才ではとてもまっとうに答えられますまい。聡明でかつ腹の据わった人物でなければ対応できない制度だったのだと改めて感じ入りました。
ペーパーテストを悪のようにいうのは平和ボケも甚だしい
科挙が世界の試験制度の元になったことはご存じのとおり。現在、ペーパーテストを悪のようにいう風潮があります。平和ボケも甚だしい。かつて貴族でなければいくら努力しても上にいけない身分制社会が長く続きました。こうした社会を打破するために試験という制度は生まれました。制度として、その生まれを問わず、己の力で突破していける素晴らしい制度。それが試験。旧来の貴族層をうち破る制度です。
なぜ裏口合格者は嫌われるのか。それは己の力で人生を切り開いていないからです。人生は己の力で切り開く。憲法第14条「すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。」 チャンスをフェアに与える制度。それが試験。己の道を己の力で開く。家の力ではなく、己の力で開く。それは美しいことです。それを蔑むマスメディアが時折見られます。民主社会の敵、あるいは大局を掴んでいない輩だと言っていいでしょう。
推薦入試はうさんくさい
今日、日本では私学を中心にあやふやな基準での合格を許す推薦制度が蔓延しつつあり嘆かわしいことです。
己で道を切り開くことは美しい。これを私たちは若者に伝えるべきです。厳しくともそれこそが義の社会を創る道だと信じます。
2006_12_02
中国全国人民代表大会の議場
写真は日本の国会に当たる全国人民代表大会が開かれる議場。私、ぬけっと入ってきました。私が生きている内に入れる場所だとは思っていませんでした。
2006_12_01中国に行ってきた
尺度が違う
中国に行ってきた。北京を訪問して強い印象を残したのは、前提とする尺度、スケールの違いだ。かの地のそれは大きい。道は片側三車線を標準とし、ビル間はゆったりと採られている。少なくとも公的施設には、その暗黙の前提としている溢れんばかりの人口があり、そしてありあまる土地があり、強い政府の規制力がある。かくして出来上がる都市部の風景は、未来社会に悠然と羽ばたこうとする余力を感じさせるものとなった。昨年のGDPは年9.9%。日本の高度経済成長期に匹敵する。全土でその値ということは、臨海部や都市部のみでの実数値はいかばかりか。
発展中の国民はデカい声でしゃべる
実際、人々の声はでかい。映画『オールウェイズ 三丁目の夕日』なる映画が話題を呼んだが、あんな穏やかなしゃべり方ではなかったはずだ。経済成長期を生きる人々の声はでかい。端から聞いていると、一日中喧嘩をしているようだ。中国は資源多量消費のアメリカンスタイルを目指し脱兎の如く走り出した。地球資源はこのままでは持つまい。石油の値段は70円ほど。現地の人々からすれば高く、かつ近年高騰。けれど人々の夢は自動車を手に入れることであるという。中国は国民の総意をもってエネルギー確保に走り出すだろう。アメリカが石油のためにイラクをおさえたとすれば、この国はどこをおさえるのか。