2007年5月
2007_05_31
珪藻土で塗った壁
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珪藻土で塗った壁が乾きました。マットなオフホワイトの空間。何もかも柔和に包んでくれるようなそんな空間ができました。ここにステンレスのスイッチプレートを取り付けようと思います。
2007_05_28ペンキで塗った壁
昨日はペンキ塗りをしていました。そこで実感したのが、最近の水性塗料の品質向上。驚くほど向上している。アクリルが関係しているんでしょうね。で、調べてみると、車の塗装にも水性塗料が使われているんですね。さらにプラ模型の世界でも、溶剤にもちいるシンナーの問題と、水性塗料の品質向上から、最近では油性塗料を置かない店も増えてるとか。特に海外では「環境保護」の理由から水性以外は入手できなくなっているといいます。
2007_05_27自分の気持ちを重視しすぎる今の子ども
カウンセラー金原俊輔先生の講演 『いじめ・不登校対策~今、子ども達の心に何が起きているか~』を聴講してきました。よかった。こんな指摘がありました。
「結論から言いますと、今の子ども達は、自分の心・気持ちを重視しすぎています。そう仕向けているのは、メディアを始めとする日本社会です。例えば、心の闇、共感などの言葉が溢れ、そこに焦点が当てられ、行動を育てることが弱くなっているのです。きちんと挨拶をする、敬語を使う、靴をそろえる、したくなくともするべきことはする。そんな行動面の育成がきちんとなられていない。このアンバランスが問題の根元となっていると思います。お子さまによって色々なケースがあります。カウンセラーの中には、「行きたくなるまでそっと見守っていましょうね」と不登校状態になった子どもの親にアドバイスしていることがありますが、あれが不登校を長引かせることになっているケースが多くあります。子どもの気持ちを重視しすぎて、逆に直りを遅くしている。今日行けなかったら、1か月後にはもっと行きにくくなるものです。それは大人も子どもも一緒です」
団塊の世代 各年代別考察
- 学齢期……学校を主な舞台として競争を繰り広げた。
- 青年期……一部は全共闘運動など過激な活動をとった。ただし当時の大学進学率は10%程度で、半分近くの学生がノンポリだった。文化的側面から見れば、ジーンズ、ミニスカート、あるいはアイビーに凝った。そのスタイルは現代の若者文化の基盤を形成している。
- 家庭を持った時期……大都市近郊の団地や大手企業の集合社宅に住み、衛星都市を形成した。通勤通学のため鉄道・道路の拡張が行われ都市は膨張した。子どもをもうけた後は、ニューファミリー世代と呼ばれ、家父長的価値とは違う自由な価値観を持っているとされた。1986~1991年のバブル期に40歳前後の働き盛りとして社会の中核を担った。
- 壮年期……1990年代のバブル崩壊後に壮年期を迎えた。日本型年功序列制度に基づく高賃金は既得権益化し、日本企業の収益性が低い要因の一つとなった。
- 定年退職期……団塊世代の方々は、その時代を大きく変えてきた。2007~2010年に団塊の世代が一斉に定年退職する。この世代が及ぼす多大な影響は、2007年問題と呼ばれる。
- 老後……2012年頃に年金受給世代となり、その約10年後に一定の部分は社会的入院や要介護者になる。
即興のソプラノサックス・ライブ
県立美術館前で即興のソプラノサックス・ライブ。終了後、やんやと呑む。客人は旭川からのキュートな女性と、東京からのプロ・サックスプレイヤー、そして北九州からのお三方。全員で11名の和やかな楽しい一夜に酔う。
2007_05_19世代の断層
一口に高齢者向け企画という間違い
物心ついたころって何歳ぐらいを言うんでしょうね。幼稚園に通った4歳ぐらいでしょうか。
では終戦を迎えた1945年に物心がつき始めた4歳の人が、今何歳になっているかといいますと、66歳。さあ、あなたのまわりを見回してみましょう。
この年齢あたりの方で、世代の断層を感じませんか。その辺り以後の人と、それ以前の人では、生活様式が違うように感じられませんか。そしてその傾向が強く出始めますのが、団塊の世代と呼ばれはじめる戦後生まれ61歳の方々からだと思っています。
団塊の世代は若い
考えてみますとこの世代の方々が、青春時代に浸ってきた文化のキーワードは、アイビールック、長髪、ジーンズ、ニューファミリー、サブカルチャー、マンガ、平凡パンチ、全共闘、学生運動、ビートルズ。ね、違って当たり前でしょう? 現在の若者文化の根底を形成していますよね。
この世代は、戦前世代と全く違う。老いない。老いるということに対する根元的嫌悪感があられる。で、消費行動も、変わってくる。
各業種の店主さんたちも、このことを明確に意識して事業展開されたがよろしいのではないかと思っています。この世代以降を従来の「高齢者」と認識しないこと。そうすると新しく広大な顧客層が見えてくると思います。先日から続いている企画は、この話なんですね。
2007_05_18商店街による生涯学習
大型量販店に駆逐されないために、米屋のみなさんは、毎月1回、米テイスティング会をなさるといかがでしょう。コシヒカリ、あきたこまち、ひとめぼれ、きらら397、はえぬき等の銘柄を炊いて神棚に上げる分量位づつ試食してもらい販売会をする。お勧めの地元の米も交えたがいいでしょう。また、普通の電気釜、IH電気釜、今流行の土鍋等で炊いた米の試食も一興。そして蘊蓄を垂れるわけです。毎日いただくおまんまを、楽しんでいただく。ただかき込んで喰らう処理としての食事ではなく、ゆったり味わう。それこそが文化だと。蘊蓄こそ文化。蘊蓄あってこそ店主。
食肉店の方々は「じっくり楽しむ~ダッジオーブン肉塊料理講座」などという企画はいかがでしょう。ダッジオーブン料理の魅力に魅入られれば肉消費量は伸びます。ローストチキン、ローストポーク、ローストビーフ、豚スペアリブ料理などを紹介し、試食をすすめ、肉の頒布を行うわけです。簡単に美味しく肉料理を仕上げる魔法の鍋ダッジオーブン。その際、肉の各部位の蘊蓄を披露する。肉料理用の各種ハーブを紹介することも一興。蘊蓄こそ文化。蘊蓄あってこそ店主。
紳士服店の方々は「3万円ですべてそろえる~大人のカジュアル講座」という企画はいかがでしょう。職業人としてひたむきに仕事に取り組んできた皆さん方には、往々にして私服に関しては無頓着なままの方が多いものです。私的な時間にちょっとしたお呼ばれに出かけるにしても、職場に出向く服と同じ装いで出かける状況。実は管理職になれば、多少きちんとしたカジュアル服ででかけるべきシチュエーションが多くなるものです。けれど、何からどう揃えていいのか、そして値段がはるのではないかという懸念もあるもの。そこで頭の先からつま先まで上下カジュアル服ワンセットを、手頃なスーツ価格で提案するわけです。特に団塊の世代はアイビー世代。蘊蓄もたっぷりと話してください。蘊蓄こそ文化。蘊蓄あってこそ店主。
2007_05_15世の中をよくしたい
若い頃から、何かに夢中になることが好きでした。それは音楽であったり、絵であったり、キャンプであったり、女の子であったり、歴史であったり、文明論であったり、番組制作であったり、文章であったり、小屋作りであったり、森づくりであったりしたわけです。
で、ふり返るとそんなことの入口が少しですがつかめるような感じになってました。まその、凝る方ですから仕事も凝ってやってました。ふり返ると、私的な時間で得た「できること」が、仕事の時間に徐々に混じり合うようになっていっていたようです。
仕事で世の中をよくしたい
それとシンクロするような感じで、夢中になる対象が、絵や音楽やキャンプなどといった個別のことから、えーっとその言葉にするのは気恥ずかしいのですが、世の中をよくすることになんとなくスライドしていっている自分がいるようなんです。幸運なことにそんなポジションにもつかせていただいてtます。誤解を避けるために言っておきますが、政治家になりたい等という野望はこれっぽっちもありませんし、また高潔な人間でもありません。おもしろいことや美味しいものには目がない方ですし、普通に下品で普通にスノッブな人間です。
世の中の役に立つ人間になれ
自分でも不思議に思うのですが、世の中をましなほうにもっていくことに凝るといいますか、それをおもしろいと思うようになっている自分がいるんです。
このことを書くことは、「けっ、な~にを言ってるんだい」と多くの誤解と批判をあびるとわかりつつ書いてるんで、そのなんというのでしょう、不思議なんです。どうしてこういうことになったんだろうと。
一つに、私たちの世代は「世の中の役に立つ人間になれ」と言われて育ってきた世代です。さらに、サイトで交流するみなさんの影響があると思います。ネッとワークがなかったら、私はこれほど人間を信じることはできない人生を送っていたと思います。ネットを通じて、距離を超え深い話をし合える方々の存在は、私の世界観をリアルなものに変えてくださったと思います。そうしてさらに、見えざる手といいますか大きな潮流に、私たちは乗っているんじゃなかなと、そんなことを思うのです。私ではなく、私たち。そうでなければ、こんなにスノッブな私がこんなことに凝るはずはないなと思っているこの頃です。うん、やっぱり難しいなこの手のことを正直に伝わるように書くのは。
2007_05_11北京の光化学スモッグ
映画『ブレードランナー』は核戦争後の退廃した世界を描いた映画。その情景は酸性雨と得体の知れない霧で覆われた世界でした。さて数日前から咳が止まりません。北九州では光化学スモッグ警報が発令されたとか。そこまでいかなくとも、私の住む長崎でも光化学スモッグが発生しているのでしょう。そう思って辺りをみますと、咳をしている人が多い。原因は中国の工業化によるものとか。世紀末的です。ブレードランナーの世界です。いけません。
写真は私が北京に出かけた昨年11月の風景です。地元の人に聴きますと、様々な灰じんでだいたいこんなぼんやりと曇った日が多いとのこと。確かにすかっと晴れた日が少なかったですね。恐ろしい。
2007_05_08焚き火
写真は、トモスケ重装備で焚き火を楽しむの図。どんなオモチャよりも、子どもは焚き火に夢中になります。
2007_05_05里山道楽 新緑祭
ゴールデンウィーク。若葉が、初々しい緑の輝きに満ちる時期。この新緑祭が、年間に開かれるイベントの中でも華やかな雰囲気に包まれるものだ。ザ・パーティと呼ぼう。
今回はお祝いだ。一つが数年間のドイツでの生活を終えて、抽象画家のシゲノ氏が帰国した。めでたい。そしてもう一つは黒糖庵氏がエスクァイアジャパンデジタル写真賞でメインスポンサーのアマナ賞を受賞した。めでたい。
昼過ぎに着いて、湧水を汲み、枕木デッキを掃き清め、焚き火に炎を放ち、客人達を待つ。やがて三々五々にメンバーが集まり始め、何となく飲み始める。
メインシェフは、しんのじ氏。供されるは、牛サガリ肉とスジ肉のスパイスから炒めて作ったカレーと、豚スペアリブのフルーツ風味焼肉。さらに次なるシェフは、粉師じだらく氏。供されるは、粉ものスペシャル特選二品とリッチな朝食の数々。
夕闇が森に降り始める。焚き火の炎が燃え上がり始める。子ども達の声が聞こえる。この数年間で、徐々に新緑祭には子ども達が伴うようになってきた。決まって子ども達は、焚き火の面白さに魅了される。里山のあちこちでメンバーの談笑がゆったりと続いている。
訪問者
当サイトは1日130名程の方々にお出でいただいています。合掌。こじんまりとこの辺りの数の推移で行くのが心地良いと思っています。
あるサイト経営者は、カウンターが数十万代になるとメールの返信に困るほどメールが届く旨を書かれてます。けれど私んとこは、そういう事実はおきていません。静かなものです。ここ数年、年に数人のネットでお知り合いになった方と実際にお会いする機会があります。たとえば捨郎さんですとか、thomさんですとか、まのじさんですとか。すると、そんな方は私にとってものすごく味のある方なわけです。
このサイトによくお立ち寄りいただいている方に、実際にお会いすることは楽しいことです。よければ私とカクウチしましょう。まだ、メールやBBSでお話ししたことのない方も、お声かけいただけば幸いです。
三角合併
自民党のような民族政党的特色の強い党のよさは、様々な問題点を孕みつつもその風土や民族に出立点があることにあり、この点で評価と支持を取り付けていたはずです。今回の三角合併のような制度を認めたことは、その利点を放棄し、資本の関係に身を置くか、同盟関係という言葉で交渉を受け入れたのでしょう。基盤を忘れたと見なされても仕方のない今回の姿勢に危惧を覚えます。土の感触を忘れた多くの有権者によって占められるようになるとき、この国は漂流しはじめます。
2007_05_01禿げ鷹外資
焦げ付いた日本の資産を安値で食い荒らす禿げ鷹外資。この支援となる三角合併がこの5月から実施されます。また外資系がわが国に増えるというわけです。これを通した安倍政権って。ここまで自民党は変質したのでしょうか?