2010年3月



2010_03_25

自分の家

美意識のかけらもない先住者の暮らし


この空間との初めての出会い。始めてみたときに、これはいけると思いました。
現状がどのようなものであれ、これはいけると。


カオスと化した現状にめまいを感じるようでは、セルフビルダーとしてアウトです。
ロケーション、隣家との接続、光と風の通りぐあい、室内の連続性と予想される動線、そしてこれらを支える構造。どれもが私には合格でした。

あとはライフスタイルを吟味し、改装コンセプトを固める。
それに応じ、一部をぶち向き、基本トーンに沿って、天井・壁・床の在りようから始まって、小さなアイテムまで落とし込んでいくという、ワクワクする作業をしていけばいいわけです。

現場を見たあと、数日間冷やしました。で、やっぱりあのマンションはいける、楽しいと。で、ここを購入しました。


これが我が家から見た風景。坂の街長崎の典型的な風景です。縦に広がる風景。これに夕日が斜めから射したり、雪が降ったりしますと、まるで映画のスクリーンに映し出される名ショットのようにさえ感じます。


さて、ここをどうリフォームしていくか。
というわけで、それから1年間は里山のカバノンではなく、ここに通うことになりました。

欲望に煽り立てられた果ての部屋の混沌

なぜ、人の部屋というものは混沌に向かい猪突し、生活臭にむせかえるのでしょう? 答えは簡単。釈迦はそれを煩悩と呼びました。欲望のなせる技です。

現代社会では欲望は煽り立てられています。テレビが煽り、新聞・雑誌が煽り、ネットが煽り、路行けば乱立する看板が煽り立てます。騙されちゃいけません。家を考える際は、自分が譲れないことはなんだろうと振り返る。自分の人生にとって必要なことをランキングする。

わが家の場合、いらないものとして切り捨てたのは、電気ポット、ゲーム、テレビ台、サイドボード、私個人用の一般的机、プリンター、鏡面台、ベッドなど。
よっこらしょ。


これがリフォーム直後の家の状態。
前回と同じ、キッチン部分のショット。
ただし、まだ入居前で家具を入れ込んでいない状態です。

人生の楽しみとしてのリフォーム

自分でできるところは自分でやり、できないところを大工さんにお願いする。これがリフォームの基本姿勢でした。趣味です。暮らすために趣味を役立てているのではなく、趣味の結果を暮らしに役立てる。家を作る。こんなにおもしろい趣味は早々できるものではありません。デザインに腕がふるえ、大量の買い物ができ、それが身の回りにかたちとなって現れてくる。面白いに決まっています。

家づくりの際は、一気に大量の思考とオーダーが必要になる。だから多くの人は自分でやることを断念します。ならば、ゆっくりとやればいい。こちらが楽しめるペースでゆっくりと選んでいく。ゲームのようなものです。


これが初期段階に私が描いた配置図の一つ。システムキッチンです。

一般的なものに比べますと、上部収納庫が、通常よりもずっと低い。こうじゃないと使いづらい。けれどここまで下げてしまうと、シンクで洗い物ができないんですね。そこで側面図のように、シンクの付いた下部部分を手前に出しました。影うちやすい部分には照明を配置。

で、できあがりがこのようになります。


これはカバノンで新年会をしたときの模様。腕をふるうじだらくさんの図です。ね、ずいぶんと上部収納庫が低く設定してあることがわかりますね。こうすると日常的に収納庫を使うようになります。

間仕切り案

当初の段階で、マンションの内部空間に決定的な特色をつけるアイテムを考えていました。それは部屋の間仕切りを、全面透明ガラス製にするという案。こうすれば、広くとられたサッシ部からの眺望を、どの部屋からでも楽しめます。まあ、普通のお宅では発想されませんね。しかし、これは周囲からの反対や憂慮などが溢れまして結局頓挫。

代わりに考え出した間仕切り案がこれ。


天井までの高さというところは変わりません。この面を透明なガラス案から、障子案に変更。ただし紙製障子ではなく化学製のもの。これを通常は開放して使います。
で、できて、開け放した状態がこれ。


2010_03_15

里山のカバノン

里山のカバノンを作る際に基本としたのはル・コルビジュエのカバノン(休暇小屋)だったことはいつかお話ししたかとは思います。

本来、極小住宅が好きで、カバノンを構想する際も当然あの黒川紀章の銀中カプセルタワービルのことも資料にあたっていました。後にカプセルホテルの原型にもなったところとして知られています。

こんな物件を見ていると、ほらあなたもポンと小さな別荘を持ちたくなる気持ちになりませんか? で、今日、この銀中カプセルタワービルにお住まいの方のブログを見つけました。極小好きにとっては、面白いことが満載です。

2年間手作りでつくったカバノン

長いこと里山の休暇小屋カバノンのことを、あまり書いてきませんでした。最近ご覧になり始めた方は「え、そんなものがあるの?」という感じかもしれません。

まず説明的な写真や文章も書いてきていません。私の文章は本来そんな感じなのです。でも、ふとしたきっかけで人は舵を切ることがあります。今回そんなときが来たようです。里山にあるカバノンのことを書いていこうと思っています。

そんな気持ちになった理由の一つは、この銀中カプセルタワービルにお住まいの方のブログを読んで、とてもおもしろかったこと。「ああ、こんなふうに実際を描写してあるのも楽しいなあ」とつくづく思ったからです。もう一つの理由は、最近の多忙さ。どんとどこかで抜きたい。カバノンや里山のことを明かしてみましょう。

さて、↓これが里山にあるカバノンです。カバノンは一辺3mの極小別荘。2年間かけて、ぼちぼち手作りしました。左ドアと男性を比較していただくと、いかに小さい建物か分かりますね。右の入り口に至っては、茶室のにじり口のイメージ。屈みながらでなければ入れません。


真ん中に出し入れできる緑色のオーニングがついてます。これで雨の日もデッキで食事OK。昔の写真ですので、デッキがまだちゃちいですね。前日貼った最近の写真と比べていただくとよくわかります。四隅の柱は、この里山で育った丸太を使っています。そう、カバノンは掘っ立て小屋の作り方でできています。右側の屋根を破って柱が一本突き出ているのが分かりますか?カバノンは一本の角を生やした建物なんです。
次回は、内部のようすでしょうか。

カバノン室内

この写真は、カバノン室内から左側ドアを見たところ。ドアに双眼鏡がかかっていますね。これはR兄さんからのいただきもの。これでバードウォッチングを楽しませていただいています。その横にランタン。その横に彫塑。これは今預かっている日展入選作家Sさんの作品。この像のサイズと比較しても、カバノンの極小ぶりが想像できるでしょう。

その横は外の枕木デッキで食事するときのテーブルの天板。普段は室内にしまっています。


手前に低いテーブル。ここで足がわりに使っているのは、百科事典ジャポニカをボンドでくっつけたもの。写真に少し写ってますね。もはや百科事典はデータ化されてしまいこの状態。時代ですね。で、テーブルの上に乗っているのはマスコットのキキ。こいつが一番カバノンに長く住みついている住人です。

写真左隅に、ギザギザに切り込みの入った丸太がありますね。
少し角度を変えて見てみましょう↓。ギザギザ丸太は階段です。これと平行に沿って手すりも取り付けています。両方ともこの里山で採れた木で作りました。ギザギザは斧で荒く削りだしています。こんな皮膚感覚がたまりません。


ギザギザ丸太を登ったところに、ロフトが見えます。ここにベッドがおいてあります。天井をみると光が差し込んでいますね。半透明の波板ボードを張って、光を取り込むようにしています。よくセルフビルド用の既製ミニログが売ってありますが、あれは室内が暗くって生活しづらいですし、湿気が大変。カバノンで眠ると、朝日と鳥の声で起きる贅沢を味わうことになります。

ということで、カバノンの極小空間内部の半分が、広々高い天井のスペース。もう半分が中腰かソファーに座って暮らすスペースになっています。

中腰スペース

中腰スペースを見てみましょう。ここはお見せするには抵抗があったのです。なにせ、一般のお宅でいえば押し入れ。
写真をご覧ください。今、あなたがイメージしたスペースより、ずっと狭いところです。小さなキャンピングカー内部を想像していただけるといいでしょう。ただしキャンピングカー内は立って歩けますが、ここはすべてかがんで動きます。そんなところに里山を楽しむための極小アイテムが詰め込まれています。


棚の中は酒類が主。ゲストの皆さんにお持ちいただいた酒類です。みなさん凝り症ですから、時期にもよりますが懲りに凝った酒が置いてあることが多いです。その横にナベ類。お決まりのダッジオーブンもあります。

カウンターの上にいろんなものが、載ってますね。左側にカセット式卓上コンロ。これで細々と食事してたんですが、最近は機械屋さんやしんのじさんやじだらくさんたちのご登場で、巨大ゴトクやオーブンや携帯冷蔵庫といった凄まじい調理器具が里山に投入されるされることしばしば。いや本当にすごい。最近の里山の魅力はゲストの皆さん方に引き出していただいているってことです。

グラスが見えますね。これは川合一民吹きガラス工房からプレゼントしていただいた手作りグラスです。いいですよ。ゲストたちにも大変人気があります。その横に極小シンク。わかりますか? アップしてみましょう↓。


洗面器程度のシンクです。

その横に緑のウイスキー瓶が逆さまに取り付けられています。下部にグラスを押し当てると、いつでもウイスキーがワンショット分出てきて飲めるようになっています。シンクの上の方に白い水タンクが見えますね。近くの湧水を汲んできて割って飲む。最高です。


夜になれば下で飲んで、上で眠る。このショットのようなやつが、「写真が嘘をついている」と呼んでいいでしょう。こんなにゴージャスじゃありませんし、もんのすごく狭いんです。

この辺りを見られると、里山が「喰う呑む眠る、ボーッとする」に特化してチューニングした場所だということがお分かりいただけると思います。

ロフト

ロフトには、ベッドの枕元に小さな机が置いてあります。


時々ですが、ここでアイデアを練ったり、ぼーっとしたり。机の下には書籍や雑誌がぐっしゃぐっしゃと詰め込まれてまして、これを引っ張り出して読んだり。

外の風景が見えますね。朝、起きて一番最初に目にするのがこんな感じ。これに鳥の声。幸せです。

ステージとテラス

じゃあ、外に出てみましょうか。


里山も広いように見えますが、実は狭いところです。この写真は過ごしやすい季節のものですね。

枕木デッキはかれこれ十年の紆余曲折を経て、ここまできました。人間って水平が好きなんです、ほんとに。これはアウトドアをやってらっしゃる方は、分かっていただけると思います。

写真の手前をステージと呼んでいます。里山音楽会などのときは、ここが舞台になります。これに対してカバノンのすぐ前がテラス。ここでオセロをしたり、飲んだり、食事をしたり。そう、カバノンの中にいるよりも、圧倒的にテラスを中心とする外にいることが多いんです。ステージが1、テラスが0の認識。ステージに聖なるものが降り立ち、色即是空なる私たちがテラスに座する。この両者をブリッジが結びます。

ブリッジの左横が石の炉。焚き火をする場所です。

2010_03_06

雲仙の女子高生不明

雲仙市小浜町の高校3年、種村侑里さん(18)が2月28日夜から行方不明となり、雲仙署と県警生活安全企画課は5日、種村さんの写真を公開して情報提供を呼びかけている。種村さんは身長155センチで中肉、丸顔。髪は黒のショートストレートで、当時、紺のブレザーと緑と黒のチェック柄スカートの制服を着ていたという。心当たりの方は長崎県警察本部 電話095-820-0110まで。

2010_03_01

インタビューアップ ウーバンギャーカス

長崎インターネットラジオに西海市大瀬戸町のフォルクローレグループ ウーバンギャーカスをアップしました

 


 


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Profile まつを


Webデザイナー。長崎市・島原市との多拠点生活化。人生を楽しむ。仕事を楽しむ。人に役立つことを楽しむ。座右の銘は荘子の「逍遙遊」

「よくこんな事をする時間がありますね」とおたずねになる方がいらっしゃいます。こう考えていただければ幸いです。パチンコ好きは「今日は疲れたから、パチンコはやめ」とは思わないもの。寸暇を惜しんでパチンコ玉を回します。テレビ好きも、疲れているときこそテレビをつけるもの。ここにアップしたものは、私が疲れたときテレビのスイッチを押すように作っていったコンテンツです。