2013年11月
室内菜園
写真右側がわが家の室内菜園。豆苗(とうみょう)。食しても雄々しく生える。よろしい。
ロイヤルチェスターホテル長崎
豪華さでは頭一つ出ている。シングルで8500円から。
呑まない人が車で長崎観光に来るのならばいいホテルだ。
つまり市中心部から大分離れたところにある。
茶髪時代の終わり
時代が黒髪に戻ってきましたね。TVタレントも黒髪化が著しい昨今。格差社会の進行によって、茶髪は幸薄いイメージを纏い始めたのでしょう。
「マツコの日本ボカシ話」一回で打ち切り
みなさんは最近たった一回の放送で打ち切りになった番組があるのをご存知でしょうか? 番組名はTBSの「マツコの日本ボカシ話」。インタビュー相手の顔が全編ボカシの番組でした。この全編ボカシという表現・演出方法が局の内規に抵触する恐れがあるというのがTBSの説明だそうですが、ご覧になった方はこの説明が違うことはお分かりでしょう。
娘と食事
お店で山口先生に遭遇。プレゼントありがとうございました。
冬支度
全面サッシで4面中2面をガラス張りになっているわが家。
隙間風を防ぐ処理を施し冬モードへ。
これが解除されるのは3月中旬。4か月間、年の3分の1が冬。写真は冬支度前。
映画『ペコロスの母に会いに行く』
岡野雄一さん原作の映画を謹んで拝観した。そつがなくいい映画だった。たとえばシーンの切り方一つにしてスタッフのよさを感じさせてくれる。構成もギャグの細切れから徐々に感動へと導く腕の良さ。皆さんにもぜひご覧いただくことをお勧めする。
ちょこっとバーのシーンで、エキストラを務める松尾順造さんの発するオーラに関心もした。その他、無量庵前の通りなど、長崎に住む人間にとっては見知ったところの使われ方に興味津々だ。
これでしばらくは岡野さんにもなかなかアクセスできないだろう。健康に留意して元気で活躍されることを祈っています。
ドアバイザーはいらない
車にドアバイザーはいらない。デザイナーは100%、ドアバイザーを付けないことを前提にデザインしている。付けない方が車の姿が美しいに決まっている。だからパンフレットにも付けない姿が載っている。
雨の日、外気を入れたいのならば、室内のパスを使えばいい。多くの方はさしたる意識もなく漫然とドアバイザーを付けられているのだろう。ナンバーフレーム、コーナーポール、ドアバイザーを3大昭和グッズと言うらしい。
審査員の質
良いコンテストとは何か。審査が公平であったと多くの人が思えるコンテストだろう。審査結果が発表された途端、「え、なぜ?」と会場が騒然となってしまうコンテストはまずい。まるでボクシングやM1の判定のようなコンテストではアウトだ。そんなコンテストは、参加希望者が減りコンテストの質が下がる悪循環に陥る。
審査員選定は大切だと思う。その分野の一部しか知らない者、つまり構成まで考える立場にない者が審査員席に座るべきではない。ろくなコメントも言えない審査員など論外だ。
最後に立つ講評者も同様。
聴いている者も、審査員や講評者を採点していることを忘れてはならない。
首都圏への憧れ衰退と、合衆国51州化
首都圏への憧れ衰退
首都圏に行ってドキドキすることがなくなってきた。今年興味を持ったことといえば、街路樹のすばらしさや、いくつかの美術館で出会った作品や小劇場の演劇ぐらいだ。最初出かけたときにはあれだけ心奪われた東京ミッドタウンにもときめかない。自分でも軽い驚きを覚える。
原因は、一つに私の年齢がそういったものになってきたということがあるかもしれないが、もう一つはネットの進展によって消費活動の枠組みが変わってしまったということも影響していると思う。
地方にいてもほとんど物品に不自由はしない。都市部の店構えは個性化という没個性の吹き溜まりだし、セレクトショップの多くは私のパソコンのお気に入りにセレクトしている商品に比べれば混沌の中にある。
逆に、都市部のスーパー鮮魚コーナーは地方の魚屋のような多様性は望むべくもなく魚種の少なさにうんざりする。人間関係も同じように薄い。マックスマイルに代表されるビジネスライクな形式の上に薄氷のような関係にのって生活している人々がいかに多いことか。都市部では多様性や濃厚さが失われつつある。
むしろ地方でこそ豊かな生活ができる。都市は貧相だ。
わが国の合衆国51州化
この原因のさらに奥には、合衆国51州化に向かって現在猪突する我が国の現状があるのかもしれない。この潮流によって、私たちはもっと退屈な文化を持つようになるだろう。パンとサーカス政策では、画一化と低価格化が一層進行されていく。資本主義を選択している国の当為とはいえ、政治と文化地勢的立ち位置の脆弱さ。憂国と首都圏への憧れの衰退は無関係なものではないのかもしれないと思っている。
格安の家
今の仮設住宅は238万7000円
富士山の噴火を前提にした番組が放送されるようになった昨今。雲仙災害の時、私は仮設住宅だらけの地域で暮らしていた。仮設住宅は何とも味気ない面構えをしている。住人にインタビューをすると気持ちがざらつくというようなことを話されていた。仮設住宅は災害救助法で、広さが29.7m2、価格が238万7000円と定められている。この価格でもっと潤いのある建物はできないものか。「ノマド」。300万円以内
というわけでこの家。カナダで開発された「ノマド」。キッチン、バスルーム付のミニマル空間で300万円以内。
『建築家 坂茂 × 大和リース 森田俊作』 の応急仮設住宅。130万円
日本のメーカーにもそんな低価格住宅追求の需要に応えるべく動きが始まっているようだ。こちらの『建築家 坂茂 × 大和リース 森田俊作』 による応急仮設住宅は約10坪で130万円程度。一人暮らしには十分。詳しくはこちら(クリック)。
S-MX帰還
一時は深刻な事態も考えられた我が愛車S-MXが見事ご帰還。うれしい。この車を愛しているのだと改めて実感する。
わが家の思い出の多くはこの車と伴にある。
フルフラットになる座席はミニマルキャンピングカーとして数々の山野に出かけてくれた。娘との二人旅。息子との二人旅。寝袋を積んで無計画にどこへでも私たちを出かけさせてくれた。
2年半に一度の引っ越しを繰り返していた際もその有能な機動力を発揮してくれた。この車だったからこそわが家のライフスタイルは保ちえた局面は幾多とある。
モダニズムデザインも大好きだった。主張しすぎることもなく飽くこともない無駄のデザインだとつくづく思う。
けれどこの愛車との残された時間が短いことも今回実感として知らされた。私の持つ技術と知識では限界にきている。大切にこの車との時間を過ごしたい。
里山充填完了
粉師じだらくさんから、私の緑渇望度を見かねて声をかけていただいた。「夕方からでしたら里山可です」「合掌」
里山に到着した時には、漆黒の帳。オーニングとパラソルを広げる。小雨結構。
粉師キッチン開店。オーブンが活躍する。
で、このような御馳走が運ばれる。
唸りを上げるツインバーナー。粉師キッチンのシステムは現在市販されているものの中で最高級の秀逸なものに進化しつつある。
散人さんご一行と秋の里山を満喫する。
「まるでイタリアンレストランですね」
初ビジターさんからのお声。どもども。
時事の話題、新疆ウイグル自治区への適格なご指摘。
早朝。静謐なる空気。
世界は朝を迎える。
里山の緑を胸深く吸う。
日曜美術館のキャスター
日曜美術館の今回のキャスターがすばらしい。井浦新と伊東敏恵。番組として観やすい。
かつての奇怪さ前面の壇ふみや、分かったふりして藝術への偏狭さを晒し続けた姜尚中や、教育ママと坊やコンビ的な森田美由紀と千住明のような見苦しさがなくなった。製作陣に拍手。
のり弁が好きだ
ほっかほっか亭では「のり弁」に限る。そう思っている。リーズナブルさを除外しても、私はのり弁を押す。特筆すべきメニューだ。
ほっかほっか亭の弁当は同じ味がする。焼肉弁当であろうとハンバーグ弁当であろうと肉野菜炒め弁当であろうと同じ味。同じソースだ。その視点からのり弁をみる。ソースなどない。素材の味そのまんまだ。えらい。いさぎよい。
そもそもあの店は米がうまい。実は素材の中で一番うまいのは「ごはん」だ。そして、のり弁はソースの使用がなく、よって「ごはん」のうまい味が味わえる。
たとえ白身魚フライの魚が、日本人に馴染みない名前のものであろうとかまわぬ。企画屋の口車に乗って都会化という軽率な全国画一的駅前開発に乗らなかった地方都市の聡明さのように、うまい素材を台無しにする濃いソースを使うことなく提供しているのが、のり弁なのである。