• 2015_02_28

    時間距離Ⅱ


    昨日の図に、島嶼部を加えてみました。それぞれ高速艇、飛行機、高速バスを使った際の聴き取りによる時間です。もちろん島嶼部には接続や本数、経費の問題があります。
    さらに福岡~壱岐70分を加えてみました。
    都市とのアクセスをしやすくすべきか否か。この問いに次のようなコメントをいただいています。
    • 散人さんのコメント
      何の意味があるのか? 博多まで二時間になってうれしいのだろうか? 長崎まで96分と表にあったが島原は遠いから「悪い」影響は受けない。
      朝お城の回り(お堀端)を散歩してると登校してる女子生徒が「おはようございます」なんて挨拶してくれる、こんな素晴らしい街があったら教えてほしい。たまたま居酒屋であった市長が「先輩!」とお酌してくれる、こんな街がどこにあるというのか? 街の湧水に落ちた枯葉を黙々と拾ってるおばあさんがいて僕も手伝おうとしたら「よかと、年寄りのやることは放っとかさんね」と云う、そんな街があるというのか? 市民清掃日があるが毎日が「清掃日」のおじいちゃんがいる。そんな街がどこにあるというのか。早起きしたばあさんが隣の家の玄関先まで掃除してるのを見た。そんな街は島原以外にあるのだろうか?
    • 代治朗さんのコメント
      散人さんが描かれた光景をこよなく愛したのは、小津安二郎監督と山田洋次監督でしょうね。スターバックスなんていらない、マクドもニトリもいらない、そんなもの。
    なぜ都市に人口が集中するのでしょう? それは経済成長に伴い、第一次産業から、第二次・第三次産業へとシフトしていくから
    都市化が進むと、都市では地代や家賃の劇的上昇が起こり、階級ごとの住み分けが起こりやすいわけです。TV番組『月曜から夜ふかし』でマツコ・デラックスが地域ごとに差別的発言を繰り返しているのはこの状況を表しています。
    そんな都市を抜け出ないのはなぜでしょう。私は、よく言われるように、仕事が地方に少ないからというだけではないと思っています。都市生活では地方での生活に比べ、脳の多面的利用が少ないように感じています。たとえば植物の名前や特性を知らないことや、自然との接し方、食の多面性への理解、DIY的技能ばかりでなく、他者や地域コミュニティとの接し方まで、脳の領域を使わないままに長年経過してしまっています。地方は縁(えん)の世界であり、自然を活用していく世界です。こうして都市生活者は適用性に不安を覚えられる方が多いのではないかと思っています。

    上記記事に関わりのある記事を2月14日に次のように書いています。

    • 2015_02_14

      人類の顔、そして脳


      上動画は700万年前から近代にいたるまでの人類の祖先の顔の変化。

      アメリカの科学雑誌ディスカバーに発表された研究によると、人類の脳の大きさは過去3万年で縮小しているとのこと。発掘される頭がい骨を測定すると、たとえばネアンデルタール人の脳は現代の人類の脳よりも大きく、現生人類の脳の平均サイズは約10%縮小しているらしいのです。
      分かる気がします。昔、山野を開拓し茶園を切り開いた人生をおくってこられた方とお話した時、その活きた知識の広さと思考の広範囲さに驚いたことがあります。農業、料理、気象、化学、生物、土木、建築、その上に乗った哲学的理念。自然に対して少数で立ち向かう時、分業組織の一員として生きる人よりも、はるかに頭を使われているのだなと。長崎インターネットラジオで多くのクリエイターにお話をお聴きしてもその傾向を感じます。組織の中でルーチンワーク的に生きている人よりも、クリエイターの問題とする視野の範囲と脳の活動領域は広いことを多くの方から実感しています。
      これらの方々に比べると、流行を追うカタログくんたちの脆弱なこと。前者たちが一度つかんだ知識が一生涯利用可能なことであるのに、カタログくんたちが日々追い続ける情報は消費されていくたわいもないこと。結局、前者は生産者・クリエイターであるのに対し、後者は哀れな消費者に過ぎないわけです。
      この植物は食えるか、どんな環境条件で生息するか。そんなことを遍く身に付けていたかつての人類は、スマホをいじりまわして喜んでいる輩よりもずっと脳は使っていると思います。口を半開きにしている若者が多くなっていることが話題になっていましたが、そういうことでしょう。

    • 大閑道人さんのコメント
      縁(えにし)は、仏教語的に「つながり(および、その連続)」の意味に使われることが多いが、本当は、マスターが書かれている
      > 地方は縁(えん)の世界であり、
      に包含されている「接点・接線・接面」、つまり、異質なモノとの「境界」のことなのです。この「境界」が厳密に守られていれば、その内部は安全です。たとえば、都会のように。でも、都会は、逆の面で「異質」が解放されやすい。なぜならば、境界を探るセンサーが、勝手に異常なハタラキをしてしまうからです。ちょうど、自己免疫機能でアレルギー症状を呈するがごとくに。

    • 散人さんのコメント
      昨夜、東京から来た美大教授と飲んだ。半年ぶりの再会である。一休(行きつけの居酒屋)は満席だった、隅に二人して飲んだ。先客が帰る度私に挨拶していく、教授が「散人さんはすごいですね、みなさん、あいさつして帰る」と驚いた様子。「いや、みな子供時代から知ってるからですよ、なにせ狭い街ですから」東京では考えられないのだろう。確かに「縁」で繋がっているのだ。
      縁側に近所のおばさんが来て母とお茶飲みながら話してていた光景を想い出すが、あの縁側は「公式な訪問ではありません、近所のよしみで少しだけおじゃまさせてもらいます」という、仮の訪問でありお土産も包装紙に包んだものではなく自分の畑で採れたネギだったりする。親戚ではないけど限りなく親戚に近い他人の縁はお互いに「縁側」を媒介して田舎ネットワークとして蜘蛛の巣状に広がって行く。
      今はこの「指のつけね」がむかしの「縁側ネットーワーク」の進化形であり、広範囲に「縁」が広がり、今回「まつを」が企画するアート・プロジェクトに結実した。げに「縁は異なもの味なもの」である。

    • 大閑道人さんのコメント
      「公式の訪問」に比して言えば、縁側の交流は、「仮の訪問」ではなくて、「本音の訪問」「根回し訪問」が近いと思います。縁側の訪問があって、本音の話が決着したところで、公式の訪問・・・門をくぐり、玄関から上がり、座敷での応対・・・になる。いまや、お茶をすすりながらの、縁側の世間話は絶滅、よって、綿々と世間を支えていた智慧etcも消滅。






  • 2015_02_27

    時間距離


    時間距離で長崎県内の主要都市を表してみました。
    長崎から各市までのアクセス時間です。長崎~島原と同じ時間距離を破線円で表しました。いろいろと考えさせられるところがありますね。
    • 長崎市からのアクセス時間
      市町村 アクセス時間(分) 主ルート
      諫早市 32 高速道路
      大村市 42 高速道路
      西海市 63 一般道
      佐世保市 78 高速道路
      島原市 94 グリーンロード
      南島原市 101 一般道
      松浦市 110 高速道路、自動車道
      平戸市 116 高速道路
      福岡市 125 高速道路

      • 代治朗さんのコメント
        私の息子らは、気軽に福岡へ買い物へ出かけます。若かりし頃、金がなくて国道を使うと4時間かかっていた福岡が2時間で着くんですからね。太宰府インターまでなら一時間半です。ところが、平戸、口之津の遠いこと遠いこと、時間的にはそう変わらないけど実感として遠い。





  • 2015_02_26

    宿泊を狙ったイベント

    交通機関がこれほど高度化されてくると、日帰りが多くなり、宿泊付きの観光が減少します。

    上図は、鉄道時間距離の変遷。鉄道で行ける時間距離を地図化したもので、カルトグラムといいます。出典サイトに行きますと、この変化をアニメーションで見ることができます。本州の時間距離の縮小が著しいのに対して、九州内の変化がそれほど見られないことに気づきますね。

    こちらは、高速道路を利用した場合の福岡から見た九州時間地図(出典)。長崎は様々に問題が指摘はされはしますが、大分・宮崎・鹿児島に比べると交通の便がいいですね。
    こうなってきますと、手を打たないと宿泊観光客の減少が生じます。どんな策が考えられるか。答は夜のイベント。夜になれば遅くなりますし自ずと酒も伴い宿泊が発生します。長崎ランタンフェスティバルというのは実入りがいいということになります。雲仙灯りの花ぼうろ観櫻火宴雲仙市民花火大会と続く雲仙市のイベント、ハウステンボスの夜のイベント拡大もこうした事情でしょう。
    じゃあ、どんな観光客が予想されるか。

    よく示されるのがこの手の地図。「ほおら、大陸は近いでしょ」というわけです(出典)。でも、もう皆さんはご理解のとおり、実はこれも実距離ではなく、時間距離で見るべきものなんですね。
    とはいいつつも、こうした地図で説得され、ランタンフェスティバルを訪れる海外からの観光客の多いこと。
    日本への観光客の増加は、下地図で示される状況も影響していることは周知の事実(出典)。安全に観光に行ける地域が日本を除いては少なくなってきているんです。







  • 2015_02_25




    この動画の5分35秒あたりから『春の祭典』をピアノで弾くシーンが出てきます。爆発的エネルギー。この曲はピアノ演奏の方が、作家のやりたかったことがストレートに伝わってくるように感じます。






  • 2015_02_24

    島原初市


    島原は春の到来を初市で知ります。故郷を離れての暮らしが長くなった私でさえ、そろそろ初市だなと思うと身体の芯に暖かさを感じます。今年はつぎのとおり。
     【日 時】  平成27年3月3日(火)~平成27年3月10日(火)
     平 日:午前10時~午後7時まで     土 日:午前 9時~午後8時まで
     【場 所】  霊丘公園内
    この数日風邪気味でしたが、初市が近いことを知ったとたん、これで治ると思いほっとする自分がいます。初市のテイストは捨老さんに合いそうです。
    動画はどうにかなりませんか小にょろくん。






  • 2015_02_23

    イカ

    機械屋さんがイカを橘湾沿いの直産地から買ってきてくださいました。てんこ盛りで数百円。刺身、バター焼き、天ぷら、煮込み、塩辛などなど食べても食べても減らない。豊かです。
    幼い頃を思い出しました。私が生まれたのは海辺の家です。イカはもちろん、カニ、フグは季節を迎えれば普通の家庭でもたっぷりと食べていました。地域の財産ってあんなのをいうのだなと、今になってつくづく思います。
    道府県別全国ランキングをみますと長崎県の海の幸のなんと豊かなことでしょう。
    項目 実数 順位 偏差値
    高校サッカー2000年代勝率 [ 2009年 ] 78.79% 1 70.05
    タイ漁獲量 [ 2008年 ] 4300グラム 1 96.28
    カステラ消費量 [ 2012年 ] 6268円 1 114.84
    膀胱がん死亡率:女性 [ 2012年 ] 0.63 1 72.45
    男子Vリーグ選手出身地 [ 2014年 ] 22人 1 96.58
    外科医師数 [ 2006年 ] 438人 1 69.91
    ガソリン価格 [ 2012年 ] 154.1円 1 80.68
    男性医師数 [ 2010年 ] 3441人 1 66.78
    2013年参議院比例代表:みどりの風得票率 [ 2013年 ] 23953票 1 91.06
    男女比 [ 2012年 ] 750000人 1 64.51
    Vリーグ選手出身地[男女] [ 2014年 ] 31人 1 92.95
    アジ消費量 [ 2008年 ] 4557グラム 1 80.38
    ナフコ店舗数 [ 2010年 ] 22軒 2 73.81
    小学生・スポーツ活動率 [ 2006年 ] 39.8% 2 69.01
    女子Vリーグ選手出身地 [ 2014年 ] 9人 2 71.90
    砂糖消費量 [ 2008年 ] 8999グラム 2 69.76
    ブリ漁獲量(養殖含まず) [ 2008年 ] 8900トン 2 79.94
    サバ漁獲量 [ 2008年 ] 76400トン 2 79.93
    イワシ消費量 [ 2008年 ] 1565グラム 2 69.34
    漁獲量 [ 2008年 ] 328200トン 2 76.25
    宿泊施設増減率 [ 2012年 ] 120.81% 2 72.10
    ミネラルウォーター消費量 [ 2009年 ] 3916円 2 73.70
    精神病床数 [ 2012年 ] 7990床 2 72.06
    デイリーヤマザキ店舗数 [ 2014年 ] 50軒 2 71.50
    ジャガイモ生産量 [ 2013年 ] 103700トン 2 58.11
    この表を見ますと、いろいろと思うところがあります。






  • 2015_02_22

    公会堂スーパーアマチュア文化祭


    長崎市公会堂で演奏することを目指したアマチュアの夢を叶えるイベント。
    本日12:00開場、13:00開演、20:00終演予定。入場無料。
    主な出演者 CYAN EL DUENDE BBゴーイング 来々亭佳良 PANDa818 TopTaker MILKSHAKE Anicky69 Project M3 Batten Sir ソイクアレン ラリラリ・ピノ Masako 東シナ海バンド ウッディーカンパニー PPI 岡野強 タチバナハシノスケ すかし&みっぴー TEAMフォーク酒場1970 Goodman 一番茶 IMITATION WEDNESDAY BILLY THE KID 岡野雄一






  • 2015_02_21

    すし善


    旅の列車で池波正太郎の『食卓の情景』を読んでいたら、寿司を食べたくなりました。浦上駅で降りて、浜口のすし善にぷらり。
    この店は、公用で寄った時に気になっていた店。大将がいかにも職人といった風情に惹かれていました。写真はだいぶ食した後のものですが、きちんとした刺身と寿司、小鉢、飲み物で2100円也と良心価格。長崎は魚のうまいところだからまちがいもなし。これにいろいろと好みのものをとって一人の時間。そうですね、一人でというより、多人数での利用に適する風情のお店です。
    この歳になって、一人で居酒屋に行くのが億劫になってきました。全国各地への出張でも一人で居酒屋に出かけない自分を見つけ改めてそうだったのかと。友と出かけて居酒屋は楽しいものなんだなと。ですから、すし屋にひとりでぶらりは本当に久々なわけでして、改めて池波正太郎の文章の力を思い知りました。






  • 2015_02_20

    以外な出身地のアーティスト

    映画俳優キアヌ・リーブス。彼の出身はレバノンです。プロフィールはすごいの一言。一読の価値あり。バンド「クイーン」のフレディ・マーキュリーはタンザニア出身。彼のプロフィールもまた異色。






  • 2015_02_19

    水で走る自動車を巡る情報

    下記の昨日の記事について自分自身大いに不可解さが残りました。本日はその検証です。

    結論から書きますと、ルノー・日産とホンダの情報ともアウトでした。
    まずルノー・日産の情報について。これは不適切なほど扇情的タイトルでアウト。記事をよくよく読み込むと空気アルミニウム電池を動力源とするもので、現在の自動車業界の先進的トレンドの一環。水が主燃料とは言えるものではありません。タイトルの姿勢に問題ありです。
    次にホンダの情報について。こちらも全くのアウト。某人がこの件で問い合わせているようで、以下がその回答。「弊社製品にご関心を頂きまして、誠に有難うございます。水エンジンということでご質問を頂きましたが、お知らせ頂いたウエブサイトの映像にございます車は弊社の FCX CLARITY でございます。同車につきましては水素貯蔵された水素を、燃料電池によって大気中の酸素と反応させることで電気を発生し、モーターを動かすことで走行可能とする燃料電池車と呼ばれるお車でございます。※水素と酸素の反応時に水が生じます。」
    というわけで、両方ともジャンク情報。根本的な私の疑問もあります。それは水を水素に分解する際にエネルギーはマイナスとなるだろうということ。つまり、水が主原料となって走る自動車なんてできないだろうと思うのですがいかがでしょう。






  • 2015_02_17

    産地でしか味わえないグルメ


    写真はエタリのオリーブ油漬け。エタリとは小浜の方言でカタクチイワシ、つまりアンチョビのこと。入手してすぐに身だけとり、バジルやガーリックたっぷりのオリーブ油に付け込んで食します。洋酒のアテに最高です。温かい炊き立てのご飯に数切れ乗せ、少し醤油を垂らして頂いてもおいしい。新鮮な状態で手に入る産地でなければ楽しめない贅沢です。激安で今の時期が脂がのり最高のシーズン。
    エタリのおいしさを教えてくださったのは機械屋さん。氏はフットワークの軽さを誇るグルメで仲間内に知られています。今回も氏が小浜で入手したエタリを分けていただきました。
    地元ではエタリ=塩辛。もったい。生で提供すれば様々な食のシーンに合います。生で味わえるのは、まさに地元の特権。
    保存用アンチョビオイル漬けのレシピはこちら。






  • 2015_02_15

    30年後の世界

    2045年にコンピュータの処理能力が人間の脳を凌駕する。そうグーグルの著名な研究者が指摘しています。このテーマに焦点を当てたTV番組も増え始めていますね。たとえば昨日放送の民放「ロボファイター」や、NHK「NEXT WORLD」などがそれ。いずれにしろ30年後の世界は仰ぎ見るほど遠くの世界。
    この春、定年退職を迎える知人がいます。彼はパソコンと深く関わる仕事をしてきました。私と出会ったころ、彼はパソコンのインストラクターとして働いていました。受講者に「画面のonと書かれたところにマウスを合わせてクリックしてください」と言ったところ、ディスプレイにマウスを押し付けクリックしていた人がいたとスタッフが話していたことを憶えています。冗談だったのかもしれませんが、そんな時代だったのです。その頃、インターネットも登場したころで、「コンピューターウイルスとか言うのがあるらしいよ」とか言っていた平和な時代だったのです。
    パソコンの黎明期を支えた彼にとって、30年後の世界は仰ぎ見るほど遠い世界だったことでしょう。今、彼がパソコンに接し始めてからその30年後の世界に来ました。彼が猛烈に学習しスキルアップをし続けてきたということは疑いようもありません。






  • 2015_02_14

    人類の顔、そして脳


    上動画は700万年前から近代にいたるまでの人類の祖先の顔の変化。

    アメリカの科学雑誌ディスカバーに発表された研究によると、人類の脳の大きさは過去3万年で縮小しているとのこと。発掘される頭がい骨を測定すると、たとえばネアンデルタール人の脳は現代の人類の脳よりも大きく、現生人類の脳の平均サイズは約10%縮小しているらしいのです。
    分かる気がします。昔、山野を開拓し茶園を切り開いた人生をおくってこられた方とお話した時、その活きた知識の広さと思考の広範囲さに驚いたことがあります。農業、料理、気象、化学、生物、土木、建築、その上に乗った哲学的理念。自然に対して少数で立ち向かう時、分業組織の一員として生きる人よりも、はるかに頭を使われているのだなと。長崎インターネットラジオで多くのクリエイターにお話をお聴きしてもその傾向を感じます。組織の中でルーチンワーク的に生きている人よりも、クリエイターの問題とする視野の範囲と脳の活動領域は広いことを多くの方から実感しています。
    これらの方々に比べると、流行を追うカタログくんたちの脆弱なこと。前者たちが一度つかんだ知識が一生涯利用可能なことであるのに、カタログくんたちが日々追い続ける情報は消費されていくたわいもないこと。結局、前者は生産者・クリエイターであるのに対し、後者は哀れな消費者に過ぎないわけです。
    この植物は食えるか、どんな環境条件で生息するか。そんなことを遍く身に付けていたかつての人類は、スマホをいじりまわして喜んでいる輩よりもずっと脳は使っていると思います。口を半開きにしている若者が多くなっていることが話題になっていましたが、そういうことでしょう。






  • 2015_02_13

    情報

    『るるぶ』などの旅情報誌を店頭で手に取ったとき、真っ先に自分の居住地区の記述を読みます。その雑誌が掲載する情報の質を判断するにはこれが一番。たとえば本県で最近コストパフォーマンスの高さで話題になっている旅館がありますが、この旅館は地元の人間からは過去の実績から信頼性が極めて低いことで知られ避けられています。一番信頼できるのは足元の情報。昨今大量に伝えられる海外の情報についても鵜呑みにしないこと。これが情報リテラシーの基礎基本。






  • 2015_02_12

    室内干し


    インテリア関係の雑誌や、昨日ご紹介したサイトなどを見たときに、いつも頭に浮かぶことの一つに「洗濯物を室内乾燥させるときどこに干しているのだろう」という疑問があります。これをお読みいただいている皆様の少なからぬお宅でも、雨降りの日に訪問者のないことを祈らざるを得ない状況になっているのではないでしょうか。イエマガによると、後でほしくなったものベスト3は、1位収納(収納庫など)、2位電気・LANコンセント(もっと多くなど)、3位雨の日の物干し場だそうです。
    かといって、わが家は折りたたみ式の大きな室内干しなどを鎮座させられるほど広くありませんし、お風呂に乾燥システムが付いているわけでもありません。それで、部屋で使っているのはビジネスホテルについている格納式物干しロープ。ロープ長2mですので結構掛けられ、普段はコンパクトに収納でき室内のホワイトと色も同化します。
    けれどリビングなどに干すのは許せないということで、風呂場に脱着可能なステンレスポールを設置。機械屋さんの手によるものです。お世話になりました。わが家は風呂場の換気扇を24時間回しっぱなしですので乾燥も良好でしょうし洗濯機から近い。さらに今回の発想は優秀な接着剤との出会いにより湧いたものです。その名はセメダイン スーパーX。今回のポール受け金具もこれで止めています。






  • 2015_02_11

    リンク

    昨今、当方のリンクに加えたサイトをご紹介します。
    一つが家づくりに関わるサイト。
    もう一つが本に関わるサイト。
    こちらは刺激的なサイト。昨年度の本屋大賞『村上海賊の娘』を読んであまりの下らなさに失望して以来、知的刺激を与えてくれるものを探していましたので、出会えたときはうれしかったですね。この中で紹介されている本で近日購入予定のものに『世界教育戦争』があります。その書評を要約紹介。
    ----------------
    オクラホマで食品加工業を営むバーマ社は、新工場の建設地をポーランドに決めた。安い労働力を求めての決断ではない。地元では、低職能の流れ作業員ですら採用するのが不可能だったのだ。バーマ社によると、地元出身の求職者には思考伝達能力はおろか、読み書きや基礎的数学すら備えていない者が多かったという。
    過度な競争・干渉なしに子供が高度な思考力を身につけたユートピア型のフィンランド、深夜まで不安に駆られながらも勉強を続ける圧力鍋型の韓国、子供の貧困が問題になっているにもかかわらず成績が改善している変容型のポーランド。
    フィンランドに留学した調査員キムは、アメリカの学生とフィンランドの学生の違いに気がついた。フィンランドの女子高生だって授業中にスマホをいじるし、パーティーで夜更かしをするのだが、フィンランドでは皆が学校や勉強にちゃんと向き合っているように感じられたのだ。「どうしてみんな、そんなにちゃんとしてるの?」と尋ねたキムに、フィンランドの女子高生は不思議そうにこう答えた。「やらないと卒業できないし、大学行けないし、いい仕事にもつけないよね」
    勉強しなければならない理由はアメリカも同じなのに、なぜこんなに生徒の意識が違うのか。著者は世界を見て回り、教育費の多さや教育政策の在り方よりも、「厳格さに対する信念」を持ち、「学校の目的についても意思統一」されていることが重要であることに気がついた。単純な話だが、勉強ができる国というのは、勉強のことを真剣に考え、高いレベルを目標に厳格に努力している国なのだ。大人たちが真剣に教育に向かわないのであれば、子供たちが真剣に教育に向き合うことはない。

    • 散人さんのコメント
      このところ日本にも蔓延しつつある「反知性主義」。非知性ではない、知性に対する反感のことである。このところの私の考えるテーマである。「で、なんになるの?」という問いに明確に応じることが出来づらいのも事実で、戦後教育は「なにものかになる」という明らかな具体性が存在した。「柔道一直線」をもじり「東大一直線」なる言葉が出て来たのは私らベビーブームころか?立身出世の必要にして十分条件だったのだ。結果として大量のミドルクラスを世の中に排出してきた。そのクラスが資本主義経済の中核となった。でデフレ突入の「失われた30年」があとから襲い、このミドルクラスを直撃した。住宅ローンを払い済みならいざ知らず、ローン残したまま給与が減した。この惨状を次世代たちは見て育った訳で、そこで「なんになるの?」となる。私らの教養は「経済」の土台に乗っかったものだったのだ。本来の「知性や教養」は、経済を「それがどうした?」とある種やせ我慢で積むものであり、「痩せたソクラテス」になることである。だが巧妙に権力は「教育を経済振興の具」にしてきた。そろそろその付けが今出てきているのかもしれない。






  • 2015_02_10

    ヤンキー


    長崎県は最下位。そんなものなんですかね? 長崎県の若人たち、御見それしました。






  • 2015_02_09

    水田健太郎


    まだ会ったことのない人物に十分な好感を持つことはそれほどありません。そんな対象のお一人、水田健太郎氏。彫刻家です。まだ見かけたこともなければ、お会いしたことも、お話ししたこともありません。ただその作品に感銘を受けています。素晴らしい才能だと思います。






  • 2015_02_08

    コタツ


    人間をダメにするソファーと呼ばれている商品があります。一旦これに体を任せるともう立ち上がる気力さえ失わせてしまう心地よさのソファー。コタツというのもこの部類に入るものでしょう。
    わが家のコタツは一辺60㎝の極小コタツ。これに大きめのコタツ布団を付けて冬場になると各辺にたっぷりと広がる布団に身を寄せてぬくぬくと過ごしています。現在のコーディネイトを思いつくまで、わが家には長いことコタツを置いていませんでしたが、やってみたところ極楽。コタツにスポットライトを当て、家族が自然と集まる場にしています。
    ところである企業の調査によるとコタツの所有について各県の傾向におもしろいことが分かったとのこと。以下転記。
    ---------------
    保有率1位は福島県で約42%となり、全国平均24.27%と比べ大きく上回る結果となった。 また、単身・家族で分けた場合、福島県の家族世帯は48.57%の保有率と、 約2世帯に1世帯が保有している計算になった。上位にランクインした都道府県では地域にバラつきがあり、 気温の低い地域が必ずしもこたつを保有しているとは言えない結果となった。
    冬の寒さの厳しい地域「北海道」が46位という結果に。北海道の冬は、 家全体を温める暖房器具を使用することが多く、結果、こたつの保有率が下がると考えられる。 また、温暖な沖縄県は47位だが、その保有率は意外にも高く、単身でも5%を超えていた上、 家族では12%と10世帯に1世帯以上が保有している結果となった。
    長崎県は24位。
    出典
    ---------------
    ちなみにわが家には人間をダメにするソファーも置いています。






  • 2015_02_06

    タージ・マハル


    突然ですが、タージ・マハルを見てみましょう。ここをクリックするとグーグルマップで接写を楽しめますよ。

    クリックを繰り返すと壁面を接写で観ることができますし、その内部や、地下にも立ち入ることができます。そこには具象的表現、たとえば神の像ですとか、動物ですとか一切出てきません。風景さえ刻まれていません。全てが抽象そして文字という観念的な表現だけ。色彩もアーバンセンスそのもの。そのクールさと言いますか、ハイセンスさにはため息が出ます。こんな表現に至ったのは、イスラムが偶像崇拝を禁じていることに大きく起因しています。異文化コミュニケーションの基本は互いの文化を認め合うことから始まります。






  • 2015_02_03
    長崎インターネットラジオが愛してやまない作家の皆様方の美術展を開催いたします。高さ2m超のインスタレーション・絵画・写真・漫画・デザイン・書・彫刻・陶芸から世界最高峰のカスタムナイフまで。見惚れる高度な作品群と作家に出会う美の祭典です。

  • 2015_02_02

    渡航危険度


    (出典:外務省海外安全ホームページから)

    中東の渡航情報は次のとおりです(部分)。 上記出典サイトから世界の渡航危険度などを示してみました。日本に海外観光客が押し寄せる意味が改めて分かります。







  • 2015_02_01

    寒さに慣れる

    やっと、身体が寒さに慣れてきたかなと思います。たとえば12月初旬に同じ気温だったら、今着ている程度の着物ではいれない状態でしたが、それができる。若い頃でしたら、もっと早く適応できたのでしょうけれど、冬も半ば過ぎてやっと寒さに慣れてきている自分の身体を実感しています。
    調べてみると次のようなことが分かりました。寒さに慣れるにはやっぱり8週間、つまり2か月ぐらいかかるようですね。
    ----------------------------
    大人が寒さに慣れる…ということは起こりえない?
    「起こります。人の体は37度程度を平熱とし、発汗や皮膚血管の収縮でその温度を自動調節していますが、一定期間を寒冷地で過ごすと、体温が37度以下になっても、寒さを感じにくくなります。低温下でも皮膚血管が拡張したままだったり、皮下脂肪が厚くなったりと、実際に“寒さに強い体”になるんですよ。冬山に挑む登山家は数週間前から寒冷地で寝泊まりしますが、それは体の変化を待つ期間でもあるんです」
    ということは、その気になれば“寒さに強い体”になれると?
    「そうですね。暖房に極力頼らず、寒冷地で生活をするだけでも、8週間ほどで体に変化が生まれるはずですよ。運動や乾布摩擦などを行えば順応も早まります」
    出典

    • 大閑道人さんのコメント
      逆に言えば、暑さに慣れる、もあるわけで。それが8週間ならば、まさに、外気温がどうこうという他に、「暑さ寒さも彼岸まで」という俚諺が流布しているのでしょう。
      二昔前くらいまでは、両彼岸の頃は他界する人が多かった。寺の過去帳を見ればそれがわかる。
      でも、昨今は、病院等で亡くなる人ばかりで、しかも、冷暖房完全完備だから、両彼岸ごろに突出する・・・という現象は減少した。

    • しんのじさんのコメント
      以前、二十四時間対応で心臓の救急医療専門にやっていた頃の話ですが、心筋梗塞や胸部大動脈解離、腹部大動脈破裂など、心臓の超緊急事態は、いったん寒波が襲来し、ヒトがその寒さに慣れ、次いで寒が緩み始めた時に来た寒波の時に劇的に増えることを体感し、セカンド・アタックが来た、と呼んでいました。
      未だにそのメカニズムは良く分からないのですが、おそらく体内でカテコラミン(アドレナリンなど、血圧を上げる物質)を産生する反応が極めて過剰に反応するためだろうと僕は考えています。
      と、ネットでたまたま見つけたのが、白血球のセカンド・アタック反応。下記は、O先生という学者が白血球について見出したセカンド・アタック理論をある外科医がブログで紹介していて、あ、ここにもあったんだと、改めて興味深く思いましたので、少々畑違いかもしれませんがご紹介を。
      人の白血球に刺激を与えると、白血球の中の酸化剤や消化酵素が少量放出する。ところが、時間を少し置いて同じ刺激の2回目を行うと大量に放出する。すなわち最初の刺激では攻撃力は少なく、2度目の刺激では過剰攻撃を引き起こす。
      短期間に2度、体に、外科的ストレスを与えると、白血球は強大な敵が攻め込んだと錯覚し、血液中に酸化剤と消化酵素を撒き散らしながら自爆テロを展開するわけだ。結局、病原体と遭遇することなく多くの白血球が、網目状の毛細血管がある肺で自爆し、重症肺炎を起こすという仕組みだ。

     

     

     

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    Plofile まつを


    デザイナー。長崎市・島原市との多拠点生活化。人生を楽しむ。仕事を楽しむ。人に役立つことを楽しむ。座右の銘は荘子の「逍遙遊」

    「よくこんな事をする時間がありますね」とおたずねになる方がいらっしゃいます。こう考えていただければ幸いです。パチンコ好きは「今日は疲れたから、パチンコはやめ」とは思わないもの。寸暇を惜しんでパチンコ玉を回します。テレビ好きも、疲れているときこそテレビをつけるもの。ここにアップしたものは、私が疲れたときテレビのスイッチを押すように作っていったコンテンツです。