2015年8月
経県マップ
私が住んだ県、宿泊した県、通過した県
「経県」とは地理好きが集まるサイトで考案されたもので、全国47都道府県の経験を6つのレベルに分けて捉えられます。
私の経県した都道府県は上記のとおり。宿泊が25都道府県。自分としてはここまでだとは思っていませんでしたので、この作業をして改めて再認識。けれどググルと経県値が少ない方のようですね。小島さんあたりは高そうです(ご本人からレス 「経県値:152 点でした」)。九州はホテル泊の他にキャンプ泊も全県させていただいていると思います。
最も強い印象の都市は金沢
訪れた中で一箇所だけ強い印象の都市を挙げるなら金沢。日本史のイメージが変わりました。
訪れていないのが、青森県、秋田県、山形県、群馬県、新潟県、和歌山県。圧倒的に東北の経県が薄いことが明らかですね。
経県値142点。こちらのサイトで測ることができます(クリック)。
引っ越し
娘の引っ越し。一家総出で力を合わせ作業。幸多かれと親心。
堆朱香炉台
堆朱香炉台(ついしゅこうろだい)。堆朱とは油を混ぜた漆の厚い層を彫刻したもの。
「ですます」調
当コラムに3つの変化
近年ここに書いているコラム様式に3つの変化がありました。
一つ目は、写真・画像が大型化したこと。これは通信速度とサイト容量が向上したことが最大の要因。
二つ目は、文字を大きくしたこと。これは私の老眼進行に伴い、サイトデザインの考え方が変わったことが原因。
三つ目が、文体をますです調にしたこと。日常会話に近い文体による伝わりやすさを考慮したものです。
「ですます」調はギャル語から
さて、「ですます」調の文章は、明治期の言文一致運動の先駆者山田美妙(やまだびみょう)に端を発しています。会話での歴史となりますと、「ます」は足利時代から徳川時代にかけて、「申す」が転じたと推察されています。「です」は「ます」より遅れまして、「であります」が、遊郭の言葉「であんす」となり、さらに転じて「です」になったのだろうと。つまり「です」は遊郭で流行ってたギャル語からという訳です。
凶悪な動物
最も人殺しの動物は蚊
ビル=ゲイツがサイトに投稿した図表。
サメは凶悪なイメージがありますが年間10人の死亡に留まっています。
最も人殺しの動物はカ(蚊)。それに続くのが人間。考えさせられるデータです。
なおサシガメというのは、一部がヒトを吸血し感染症を引き起こすカメムシ目の昆虫。
カタツムリによる死亡は、その体内に潜む寄生虫によります。野生のカタツムリを食するのは非常に危険。エスカルゴは専用施設で飼育されているためにこうしたことが起きないとのこと。
またイヌによる死亡も25000人と多いようですが、野犬化したものは飼い犬と別物だと思ってください。特に山野で群れでいる場合、極めて危険な動物となり、私もかつて大変な目にあったことがあります。対峙した時にヤツらの目は人の喉笛を狙っています。本来犬は肉食の動物なのです。
台風と街のかたち
台風の上陸数が多い都道府県
台風の上陸数が多い都道府県は、沖縄県、鹿児島県39、高知県25、和歌山県22、静岡県19、長崎県14の順位。
台風銀座の枕崎には看板が極端に少ない
この台風上陸頻度と街のかたちは大変影響し合っています。かつて焼酎「白波」の工場を訪ねて鹿児島の枕崎に行ったことがあります。台風銀座と言われる枕崎。街のようすに驚きました。
ストリートビューで枕崎の様子をご覧になってください(クリック)
。なにか気づきませんか?答。強風に飛ばされやすい看板が極端に少ない。全国チェーンの店舗以外は、看板に書くような店舗名も、建物自体に書かれています。
沖縄県の場合もっと徹底されていて、基本的に家屋は風に強い鉄筋コンクリート(クリック)
北海道は看板乱立
一方、台風がめったに上陸しない北海道は札幌のようす(クリック)。ここに九州に来るような台風が上陸したら、通過後はボロボロになることは想像に難くありませんよね。
九州人が見た東北
長崎のような浮かれたお祭り気質が薄いストイックな土地
東北新幹線ルート |
内陸部に大きな都市が点在
30年前、東北出身の方に 「東北地方って、内陸部は深い森に覆われ、人々はリアス式海岸にひっそりと住まわれている印象があります」 と失礼極まりない発言をしたことがあります。大きな誤解。
内陸部にこそ大きな都市が点在します。東北新幹線が東北地方の内陸部を走っていることから分かります。沿岸部へは島原鉄道のような細いアクセスラインでつながっています。長崎人は海の近くに都市はあるものと思い込んでいるための大きな誤解。
都市の色彩がストイック
降り立った都市は色彩のストイックさが印象的でした。東北から長崎を観ると、まるで東南アジアやインドに繋がる鮮やかな色彩を感じます。鮮やかな看板、ノボリ、そしてネオンの九州。それは雪積もる世界では損傷を受けやすいという実害と同時に、モノトーンの銀世界で過ごす目には夏場も色彩は限られたものが好まれるのかもしれません。
この傾向は北欧の都市にも見取ることができます。フィンランドの首都ヘルシンキと盛岡市をストリートビューで観るとそのことをお分かりいただけると思います(↓クリック)。
ヘルシンキ |
盛岡 |
遠い所からシ~ンという大地の音がいつも響く
また、遠い所からシ~ンという大地の音がいつも響いているのを感じました。それは都市部に入っても変わらず、車が行き交おうと、人々のざわめきがあろうと、淡いスノーボールのように地霊の響のようなものがあたりを被っているのでした。今後もこの音なき不思議な音の印象が、東北の第一の印象として私に残ることでしょう。
- グッドマンさんのコメント
この夏,ちょうどヘルシンキに行ってきたところです。まつをさんの書かれている通り,ヨーロッパの他の街と比べて穏やかな街並でした。人々もです。ベルリンにも立ち寄ったのですが,以前とくらべてさらに猥雑さが増していました。それはそれでまた魅力的ではあるのですが。
ヘルシンキは確かに穏やかな街並
中尊寺 金色堂はコンクリートの中
写真は中尊寺。金色堂内部は写真撮影不可。写真を通してだけでは分からなかった螺鈿(らでん)の素晴らしさを知ることができました。至宝です。蛇足でしょうが、金色堂は現在写真のようなコンクリート製のカバーともいえる建物の中に鎮座されています。
観光ポイント間に距離がある
北陸では観光ポイント間に距離があり、これに比すると長崎の観光ポイント密度は特筆に値します。さらに中尊寺は別格として、他ポイントはいわれに存在価値を見出しはしろ、それ自体は朴訥なものが多いようでした。「あれっ?これだけ」という感じですね。
名物が炭水化物中心
このことは食文化にもそれを感じました。名物が炭水化物中心。
不思議だったのは、内陸部にあり海から離れた都市の繁華街の酒場が、新鮮な魚介類を押していること。たとえばジビエを押していけないのでしょうか。また九州では繁華街のメインストリートはブティックなどに占められ、歓楽街は一筋奥まった通りにあるものですが、盛岡では繁華街通りに並んでいました。
原爆は国際法違反である
ハーグ陸戦条約の法規慣例に関する規則に違反
長崎への原爆投下の翌日、日本政府は、国際法違反であるとアメリカ政府に抗議しています。原爆使用は、ハーグ陸戦条約の法規慣例に関する規則第22、23条に違反していると。
- 第22条: 交戦者は害敵手段の選択につき、無制限の権利を有するものではない。
第23条: 特別の条約により規定された禁止事項のほか、特に禁止するものは以下の通り。
5 不必要な苦痛を与える兵器、投射物、その他の物質を使用すること。
7 戦争の必要上、やむを得ない場合を除く敵財産の破壊または押収。
東京地裁の国際法違反判決
1963年12月7日、東京地裁は、原爆投下は国際法違反であると判決を下しています。ハーグ国際司法裁判所 核兵器の使用は「一般的に国際法違反」
1996年7月8日、オランダ・ハーグの国際司法裁判所が核兵器の使用を「一般的に国際法違反」という勧告的意見を出す。極東国際軍事裁判のブレークニ弁護人 原爆はハーグ陸戦条約第4項が禁止する兵器
極東国際軍事裁判において、ブレークニ弁護人は、原子爆弾は明らかにハーグ陸戦条約第4項が禁止する兵器だと指摘しています。極東国際軍事裁判のパール判事 原爆投下はナチスのホロコーストに比べられる唯一のもの
また同裁判でパール判事(クリック。この動画の閲覧をお勧めします)は、米国による原爆投下こそが、国家による非戦闘員の生命財産の無差別破壊としてナチスのホロコーストに比べられる唯一のものであるとしました。またパールは、戦後広島市での講演で、「アメリカは原子爆弾を投ずべき何の理由があっただろうか。日本はすでに降伏すべき用意ができていた」と述べています。
アイゼンハワーとマッカーサー 原子爆弾の使用は不要
アメリカ内部でも、アイゼンハワー将軍は、対日戦にもはや原子爆弾の使用は不要であるとトルーマン大統領に進言していましたし、マッカーサーも原爆が投下されたと知ったとき激怒したと発言しています。
広島
ニュークリアー・レイシズム(核による人種差別)
ニュークリアー・レイシズムという言葉がある。それは、核による人種差別である。
何故 広島・長崎だったかの理由を解く鍵もそこにある。人種差別であった。ウラン採掘、核実験、核廃棄物処理場の場所、も先住民族の土地を選んだ。1954年にビキニ環礁でアメリカは水爆実験をした。第五福竜丸が被曝した実験。ブラボー実験、ブラボーはビキニ水爆実験のコードネームである。ふざけたネーミングだ。土地のロンゲラップの先住民たちをアメリカ原子力委員会は「文明人ではないがネズミより我々に近い」と見下ろした。
私はアメリカ贔屓の日本人の気持ちが分らない。
広島長崎被爆の報道、日米比較
まず日本。
原子爆弾 広島市の惨害 (日本ニュース 第257号) ←クリック
続いてアメリカ。
両国の伝え方の大きな格差。伝え方は大事です。しっかり報道。
この歳になってわかったこと
蝉が嫌い あいつらノイローゼじゃないか?
世の中にたえて蝉のなかりせば 夏の心はのどけからまし
蝉が嫌いです。大声で四六時中ガナリ立てている奴はノイローゼに違いありません。私が「夏が嫌い」という時の、50%程度は「蝉がガナリ立てている夏は嫌い」と言っていることだと数年前に自覚しました。けれど今年の夏からは大丈夫。この前の冬に内窓を付け、外の音がほとんど入ってこなくなりました。救われました。
床に寝るのは体に悪い
体を鍛えるという意味もあって、フローリングの上で寝ていました。正確には、フローリング、キャンプ用銀マット、カーペットと敷いた上で眠っていました。サイト上でも床にシーツで寝ている人が体に良いと書いていたりもします。どこかのお寺でも修行僧はそうしていたのではなかったかと思います。冬もそんなスタイルで眠っていました。
1年間やってみました。結果、体に悪い。いけません。フトンで寝ましょう。体がガタガタになる感じです。腕のつけねとか調子が悪いですね。それから歯の噛みあわせが悪くなります。