2017年7月
「前川証言」「モリカケ」
「前川証言」騒動は内閣府と所管省庁との主導権争いの様相
加計学園問題で勃発した「前川証言」に端を発した今回の騒動。どうも内閣府と所管省庁との主導権争いの様相を呈している。前川氏の内閣府への遺恨は二年前の「新国立競技場建設」に遡る。当初文科省が主体であったが(前川氏はNo2の審議官)、ゼネコンなどの建設業界を仕切るノウハウがなく、1,300億円の見積もりが2,520億円まで膨れ上がってしまった。これを憂慮した官邸は「安倍森会談」で所管を文科省から取り上げ国土交通省に任せた。
以来前川氏の屈辱感は官邸就中内閣府の官僚に向けられた。人物としては杉田官房副長官、和泉首相補佐官がターゲットになった。
新国立を1ラウンドとすると2ランウドめは、どの省庁にもある天下り斡旋の責任を前川氏にかぶせた、3ラウンドめが今回の加計学園問題で前川氏が先に仕掛けた。
どこかのテレビ局がドラマにすると大受けするのではないだろうか。いずれにせよ安倍政権には熱い夏であろう。
保育園や介護施設不足は全て「土地取得困難」が起因
「モリカケ」、そば屋の出前じゃあるまいし。お隣さんの狂ったブタ男がミサイル発射している今、呑気にそば屋談議している場合か。都市部では保育園などの幼児教育や介護施設などの不足解消が喫緊の問題になっている。現状は全て「土地取得困難」が起因している。利益から比較すると地価が高すぎるのだ。都市部はビジネスモデルで形成してきたから教育医療福祉などの非ビジネス系は適しないのだ。
だから現有する自治体や国有地の無償提供も重要な解決策の一つであるのだが、この国の民は騒ぐ。森友に八割引きで提供してもいいじゃないか。
旧弊な「教育勅語」を幼児に唱えさせるのはけしからん、と声高に言いつのる輩がいるが、ではカトリックはどうか、プロテスタント、神社系、仏教系、創価、いろいろあることをどう思うのか?
戦後、左翼系に染まった所謂「リベラル派」達がわいわい騒ぐ。多いのは朝日毎日のマスコミ、巷では教職員。度し難いバカタレどもである。ベルリンの壁、旧ソ連崩壊後の世界を未だに理解できないのだ。
教育医療介護は国のインフラである。公所有地を無償で与えよ。
経口補水液の作り方
暑いですね。車に乗り込むとき、ギンギンに冷えた経口補水液を持って乗り込んでいます。作り方は、島原の湧水500mlに、塩1.5gと砂糖20g(私はカット) 。
北朝鮮のミサイル
この問題に寄せられた皆さんのコメントを要約します。
米国が危惧するのは日本の核武装
米国が危惧するのは、日韓の核武装である。特に日本の。
北の脅威をことさら煽る日本の右派勢力の台頭を、押さえ込みたいのだ。核武装が日本で論議されるような事態にならない為に。だが、高市早苗法相のような右派勢力、拉致問題を解決する意志のない安倍首相。米国の危惧は、崩壊させられない北より、日本にある。
米国は自国の戦争は全て「正戦」と言う
ローマ帝国の時代、正しい戦争と正しくない戦争を区別する「正戦論」が確立された。ローマ帝国とカトリック教団が主体となって論議された。「聖戦」とは異なる。で、十字軍が「正戦」と認定され編成された。 現代の「正戦」を唱えるのは米国で、自国の戦争は全て「正戦」と言う。
「対米従属」を通じての対米自立が憲法改正を唱える一派の考え方だろうが、どうも頓挫しそうである。
北朝は核ミサイルを使えない
1. 核ミサイルは使えない兵器である。使った途端、北朝の体制は崩壊する事態に追い込まれる。核戦争に勝者はない。
2. 北朝の現体制崩壊を望んでいる周辺国はいない。
- 韓国……南北統一すると、かつての東西ドイツ統一時のように国力が低下する。東ドイツ難民が西ドイツに押し寄せ、低賃金労働者が国内に充満し、経済が崩壊する。韓国はIMF管理国となるほど国力が落ち、南北統一できる力は現在ない。
- 中国……外交交渉の切り札としての北朝を失いたくない。
- ロシア……中国、そして米国軍のいる韓国との緩衝地帯である北朝があってくれたがいい。
- 日本……南北統一によって生じる周辺国間のパワーバランスの混乱を避けたい。
日本の核独自開発は非現実的、米国も日本の基地は失えない
「日米同盟のリアリズム」小川和久著、文春文庫を頼んだ。
「第二次朝鮮戦争」は起きるのか?
現在北朝鮮は核弾頭を搭載したミサイルを保有している。勿論日本も射程圏内ある。一方日本は原爆5,000個造れるプルトニュウムを持っていて3年もあれば核を搭載した弾道ミサイルを製作可能である。
しかしこれは憲法違反であるしNPT(核拡散防止条約)違反でアメリカからも抗議が出る。故に独自開発は非現実的である。
一方アメリカも日本の基地を失くすと東アジアの80%に出撃出来なくなる。日本の基地が大事なのであって、一部知識人が云う日米同盟は「片務的」だというのは当たってない。むしろ「双務的」同盟である。
が概要。
Officeは弱体化するか
ここに約9年前に書かれた記事があります。「Googleの次の10年間を展望する」と題した一文。いくつかポイントを挙げます。
- Chromeにとって変わられ、Internet Explorerは見向きもされなくなるだろう。
→当たり。世界シェア(2017/6)でChrome 54.7%、Internet Explorer 7.6% - ChromeはAndroidにも組み込まれるだろう。
→当たり。 - Windowsは依然として主要なデスクトップOSとしてとどまるだろう。
→当たり。世界シェア(2017/2)でWindows 91.76%、Mac 6.19%、Linux 2.05% - ワープロや表計算、プレゼンテーションでMicrosoft Officeを使う代わりに、Google Appsを利用するユーザーが増えてくるだろう。
→これは、詳しい方には当たり前の話なんですが、ご存じない方のためにご紹介。
googleはOfficeの働きをするソフトを無料で提供
上動画を見ていただくと分かりますが、googleはOfficeの働きをするソフトを無料で提供しています。
ワードにあたるのが「ドキュメント」、エクセルにあたるのが「スプレッドシート」、パワーポイントにあたるのが「スライド」といいます。そう、ワープロも、表計算も、プレゼンテーションソフトも今や無料で手に入る時代になっており、2014年にはすでに「マイクロソフト・オフィスは本当に今後も必要か」という記事も書かれています。
職場がofficeを基本として使っているがゆえに、家庭でも使うというパターンがありますから早々にはなくならないでしょう。けれど、組織所属でなくなったなら個人ユースではいいかもしれませんね。なお、私はこれらサービスがクラウド型なので使っていません。何でも欲しがる世界の帝王Google。
脱Googleと脱amazon
ここ10年ほど、流されつつも少しずつ計画・実行に移している、脱Googleと、脱amazon。
双方とも日常生活にガッチリと食い込んできていて抜けるのが大変ですが、まずは地元に売っているものは地元で買う。通販を頼らざるをえないときにはまずはヨドバシ(笑)。
検索エンジンに関してはかつては信頼していたけど、最近はまるでシドロモドロの某首相のようでかなり真剣に脳内フィルターを掛ける必要があって、代わりを探しているところ。
ついでにChromeもやめようと思っていますが、これはAndroid携帯も代替えを探さなくてはならずなかなか大変。
かといってWindows一辺倒も芸がないしなぁ。
江戸小紋
江戸の紋様
をグーグル・アート&カルチャーが取り上げています。近代芸術のルーツの一つが、我が国のデザイン文化にあることはすでに広く認識されているとおり。いずれも素晴らしいのですが、特に江戸小紋のミニマリズムは驚きます。画面右隅の 〉 をクリックしていくことでご覧いただけます。
素材:ヨーロピアナとグーグル・アート&カルチャー
ヨーロピアナ
はEUが運営する電子図書館です。2008年11月20日に公式オープン。絵画、書籍、映画、写真、地図、文献など約600万件を検索できます。EU加盟国の公用語である23言語で利用可能。日本からもアクセスでき、欧州の図書館や博物館が所有する日本関連のアイテムも閲覧可能。シーボルト関連資料を検索すると、このように各図書館の所有状況が分かります(クリック)。絵画などの質はグーグル・アート&カルチャー
の圧勝。こちらはちょっと見ないうちに驚異的なコレクション数と質になっています。こうなってきますと画集書籍は売れませんよね。これで観たほうが筆の運び方、つまり描き方まで分かる圧倒的な情報量です。若い頃にこんなサイトがあったらものすごくよかっただろうなと、うらやましい限りです。そんななか、↑このページは実に刺激的ですよ(クリック)。
外仕事の対策
今日は終日カメラマンとして外仕事。
炎天下での仕事となりますが、こんな時役立つのが、このサイトの過去ログ。どれどれ昨年の今頃、どんな暑さ対策をしていたかと覗いてみます。
- 帽子
- サングラス
- 長袖のシャツ(半袖はかえって熱い)
- 首元ひんやりをバンダナに巻いたもの
- 日焼け止めクリーム
- タオル
- 凍らせたミネラルウォーターのペットボトル
配線屋のオッチャンの話
写真は夏モードに切り替わったわが家の玄関。ここまでくるのに1か月半ほどかかりました。
IHクッキングヒーターをネットで取り寄せ、自分で取り付けたことはここにも書きました。その際に、電気配線とガス配管に関しては、それぞれ取扱いに免許が必要です。で、電気配線については、近所の配線屋さんに依頼しました。
もんのすごく荒い工事をするオッチャン
結論から書きますと、もんのすごく荒い工事をするオッチャン達でした。灰色の配線が何箇所か剥き出し。角は合わずデコボコ。壁に間違って穴を開け放置。白漆喰の壁には軍手の汚れ付着。基本的に家屋のバックヤード仕事は見られないので、こんな職人がいます。帰ろうとするオッチャンに「ここどうにかなりませんか」というと、「わかりました。近々また来ます」と言って帰って未だに音沙汰なし。
自分で修復
おもしろいオッチャンだなあと、1週間後ぐらいに自分でやりました。ホームセンターに行って状況を説明。セメダイン目地シールホワイトを購入し、修復にかかって1か月半、どうにか写真のように見るに耐えられるまで復元。この手のパテは成形が難しいので、同じ個所を十回程塗り重ねて美しいラインを出しました。オッチャンに任せたら、荒い一回仕事でグチャグチャにやられるわけでしょうし、自分でやってよかったなと思っています。
超高齢社会と2025年
「Bar指のつけね」のカウンターで話題となった散人さんのお話をまとめました。超高齢社会問題は2025年に最大局面を迎える
2025年、団塊の世代(1947年~49年生)が、全て後期高齢者(75歳以上)に突入する。厚労省の調査では2005年から2025年まで、高齢者増加の6割が都市部で起こる。地方では早めに率では到達しそれほど伸びない。団塊の世代が都市部に偏在しているからだ。
今後の傾向と対策
・2025年に医療・介護が最大化。
・高齢者人口の増加には大きな地域差が生まれる。
・医療の機能に見合った資源の効率的な配置が必要。
(出典:「地域医療構想について」厚労省医政局地域医療計画課資料)
都市部の高齢化が深刻
昨日、島原市にいる高校時代の友人から聞いた。
「松山君が神奈川から島原に帰って来たいと言っている、奥さんも昨年亡くなり、マンションを息子夫婦にやり、島原で暮らしたいそうだ」
松山君が島原に帰ると50年振りである。友人が手頃なアパートを探しているとのこと。
総務省の人口統計によると、団塊の世代が65歳を突破した。65歳以上の増加率では、神奈川が60%、東京54%、逆に既に高齢化している島根県は-2%。2010年を基準とした今後20年の計算だ。
今後の都市部の高齢化はものすごい勢いで推移していく。高度成長期に地方から押し寄せたおびただしい若者が老いたのだ。老人施設は現在でも3.4倍の人が入れない。定員数が足りないのだ。高齢者が6割増えれば老人ホームも6割増やさなければならない。
地方は物価が安い、島原は家賃が特に安い。公務員であった松山君の年金受給額を聞くと、島原では充分な額である。
「松山君が来たら週一ぐらいで飲み会をやろうよ」と私は高校の同級生に云った。島原に帰ってくる同世代が多くなって来ているのが、実感出来る今日この頃だ。
長崎市は高齢都市
長崎市の高齢化に驚いた。後期高齢者の割合は長崎市も高い。
125,894人 比率30.0% 実に3割が65才以上の人々だ。
派生する問題が山積していあるが、縦割り行政の現状、対策が後手を踏んでいる。
都市部の高齢化問題は高度成長期の大移動のツケ
大量に高齢者が出現する2025年。東京圏は、高度成長期に地方から移り住んだ「かっての若者たち」が、年齢を重ねて急速に高齢化が進みつつあり、医療機関や福祉施設の不足がより一層深刻になる。この件に関して国や自治体は、10年を切ったいまでも対策をたてられていない。
大都市はビジネス中心の街づくりをしてきたため、とりわけ介護の基盤整備が遅れている。施設の土地取得に関して補助金が出ないのが大きな要因である。
東京医療・介護地獄とは、2011年に比較して、2025年の東京都の脳血管疾患の入院患者は53%増、糖尿病は39%、虚血性心疾患は37%。総数で入院患者は34%増、外来は11%増(日医総合政策研究機構データから)。
老後も東京圏に住み続けるには、介護難民に陥る覚悟をしなければならない。
(出典:『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』)
消費税先延ばし・社会保障充実を言う政治家は詐欺に等しい
今日本は人類史上類を見ない少子高齢化時代に突入した。深刻な時期は2025年以降で団塊の世帯が後期高齢者になる時である。もうあと10年を切った。総選挙は3回か4回だろう。時間的余裕はない。一番票を投じてはならない候補者は、「消費税は先延ばしにする、社会保障は充実する」と矛盾したことを老人票を得たいがために云う輩だ。詐欺に等しい。
井堀利宏氏の提案
・独立財政機関の設立……政党・官僚に影響されない財政政策提言機関
・余命別選挙制度……青年区、中年区、老年区で選出する
これ以前の話題は下をご覧ください。
「医療費2025年問題」(2016_07)「世代間の負担格差」(2016_03)
- しんのじさんのコメント
2025年問題、まつをさんの秀逸なまとめの通りだと思います。
解決策としては、一番有望なのは「真の地域包括ケア」を造り上げる事だろうと思います。つまり、地域自体が緩やかな義家族を再結成し、自宅自体がホスピスであり病院(在宅ケアの充実)となる形を造る。
つまり、昭和40年代以前の日本にタイムスリップするしかない訳です。若いけれど往診をバリバリやる医師を沢山作らねばなりません。患者に寄り添い一喜一憂する楽しさと生き甲斐が、ある程度日常生活を縛られるデメリットを上回るよう、何らかの救済・相補・インセンティブ的なシステムを日本全体で考えていく事が急務であります。
長崎市の「在宅ドクターネット」は、まさにその嚆矢として全国に先駆けて「街に出る」若き開業医のスタイルを確立してきております。後は、30代、40代の中堅医師にどう繋いでいくか、しばらくもがいていかねばならないようです。
「真の地域包括ケア」を造り上げる事
ゴームス
ゴームスでランチ。洒落たライティング、アイテム、流れるアンプラグド・ミュージック。20世紀にはなかった空間。最初、どうかなと思っていましたが、いやいや素晴らしい。
デートに使うにはもってこい。避暑にももってこい。1人2,000円いかないランチで、平日昼間でしたら、食事がすんでも追い立てられることなく、読書できそうな雰囲気に満ちていました。そういう意味ではいろんな使い方が考えられる店です。
烈火のお諏訪様。願いが叶いますように。
暑いですね。しばらくは日中の外出を控えます。皆さんもご自愛ください。
ポーランドのジャズピアニスト
スワヴェク・ヤスクウケの音。長崎アートパーティの会場に流していたい。
サピエンス全史
刺激的な本でした。このサイトで私たちが折に触れ語り合ってきた考え方が、見事にまとめあげられています。
要点
- サバンナの負け犬だったわれわれサピエンスが、今の繁栄を築いたのは妄想力のおかげである。
- 虚構と言語が結び付き、私たちは集団で想像ができるようになった(認知革命)。神話、民主主義、法律、人権、法人などなど。サピエンスはDNAの進化なしで、社会的行動を変化させていく方法を手に入れた。
- 人類全体としては今日の方が古代集団よりも遥かに多くを知っている。しかし、個人のレベルでは古代の狩猟採集民の方が優れていた。
- 認知革命後、サピエンスは様々な生き物を地上から消し去った。狩猟採集民は地球にいた体重50㎏超の動物を半減させた。現在もその流れを我々は止めていない。
- 農業文明によって安定した暮らしを手に入れたというのは、史上最悪の詐欺である。人類は小麦、稲、ジャガイモなど少数の植物の奴隷となり、不作で多くの人々が一気に死ぬ体制になった。
- 農業労働はあまりに時間がかかるので田畑のそばに定住せざるを得なくなった。重労働が始まった。将来への不安のために人々は懸命に働いた。しかしその恩恵を受けたのは新たに誕生した支配層であった。
- 支配層は秩序の崩壊を防ぐために、想像上の秩序を「当たり前」に変えていく。広い意味での教育である。たいていの社会政治的ヒエラルキーは論理性を欠いており、偶然の出来事を続けているにすぎない。カースト制をみればよく理解できる。文字の発明で社会の階層化はさらに強化された。
- 世界をグローバル化させる3つの虚構は次のものである。1.貨幣。2.帝国。3.宗教。支配体制は虚構によって成り立っているので帝国化し広域化すれば脆弱になるが、宗教はこれを強固にする働きを果たした。
- 近代科学は、人々に「人間は進歩できる」と思わせるようになった。こうして経済成長という考え方が発生した。
- 「国民」という虚構が成立し、「国のために」画一的な教育がなされ、労力やお金を差し出すことを当たり前(義務)として受け入れられるようになった。さらに「消費者」という虚構も人々の心に浸透した。
- 国家は市場と手を結び、人々にメッセージを送り続けている。「私たちは、同じ共同体にいて、同じ過去を持ち、同じ利益をもち、同じ未来を共有している」と。虚構である。けれど今となっては現実である。
バルコニー
海の日はよく風が通る日。
バルコニーでシャワーを浴びてノンアルコールビールと冷やしそうめん。うまい。
ということで、エアコンなし、扇風機なし、昼寝ありで過ごした一日。
正しい夏の日の過ごし方。なんだかほのかにうれしい。
そう、海の日だからって、突き動かされて海に出かける家族構成年齢ではなくなった落着きのわが家を思う。
デザイン
これまで制作させていただいたデザインの一部をアップしました(クリック)。
デザインはクライアントのためのもの
各持ち場で必要とされるテイストに応えながらのデザイン。
言うまでもなくデザインはデザイナーの自己表現ではなくクライアント様のもの。デザイナーの使命はクライアント様の伝えたい核を発見し、磨き上げ、「こう表現したが伝わると思いますよ」とご提案していくことにあります。
メカニカルさを押し出す場合、伝統を押し出す場合、あるいはターゲットが女性ティーンエイジャーの場合、60歳を過ぎたOBの場合と、クライアント様のご要望に応じテイストを調整。
美しいものは大切にされる
そしていずれの場合も、美しいものは大切にされ、クライアント様のブランディングに繫がります。
世には掃いて捨てるほどの印刷物が溢れています。地方ではその多くが直接印刷所に発注され、残念な結果に終わっています。もったいないことです。
お気に入りのボールペンとシャーペン
デザインをなりわいにするようになって、筆記具は発想のアイテム。
これにつれて、かつての細い芯から、太く柔らかい芯へと移行しています。アイデアを練り出すにはエッジのきいたものではなく、頭をまろばす道具が必要。カオスの中から発想は生まれます。
写真下はシャープペンシル。0.9の2Bという、太くて柔らかい芯を使っています。今後はさらに柔らかい4Bに変更予定。
上はユニボール シグノ 太字。散人さん宅で独特のフィット感を知って以来愛用。書いていて気持ちのいいボールペンです。調べてみると、このボールペンを借りて使用した人は、その書きやすさに驚いて、必ず欲しがられるようです。あなたも試してみる価値大ですよ。
イメージ化する世界
現代社会はイメージがけん引する
今年、眼鏡を買いました。鯖江(さばえ)。世界に誇る眼鏡フレームのブランド。いままで使っていた眼鏡が「眼鏡市場」のレンズとフレームで1万円こっきりものだっただけに、購入する喜びに満ちていました。私にとっては大枚を叩いて購入。けれど、冷静にモノとしてみた場合、鯖江と眼鏡市場の製品に何倍もの差異があるものではありません。先進国の人々はモノ自体というよりも、ブランドというイメージを買っています。プロダクトデザインもイメージ、商品の入るパッケージデザインもイメージ、広告もイメージ。
通貨もイメージの産物
さらにモノを購入する通貨もイメージの産物。1971年にニクソンが金(きん)とドルの交換停止を発表してから、世界の通貨は金(きん)というモノとの関係を失い、価値を象徴するアイコンとなっています。今回私はカードで眼鏡を購入しましたが、カードはもはや紙というモノさえ捨て去っています。イメージ化した商品を、イメージ化した通貨で購入する
イメージ化した商品を、イメージ化した通貨で購入する。人々の生活はイメージの中で循環しています。イメージ化した世界。一昔前ならば、一握りの哲学者が考察した状況を、今では一般の人々が飄々と暮らしています。ここまでイメージ化した世界ではどのようなことが起きるか。金融を掌握し、メディアを掌握すれば、市場を手中にできます。
実体から離脱する世界
さらに経済行為は抽象的な局面に突入していきます。通貨で通貨で買う。数で数を扱う段階。いよいよモノから世界は乖離。それは気づくと加速度的に拡大していき、今では実体経済の数十倍の規模で世界を駆け巡っています。実体経済をはるかに超えた金融経済が世界を被っています。実体経済と金融経済。(出典:少額投資の可能性を探る) |
62人の大富豪が全世界の半分の富を持つ世界
こうして「たったの62人」の大富豪が全世界の半分の富を持つ異常な世界が生まれました。マネーゲームの欠点の一つは多くの労働者を必要としないという事。多くの雇用は生みません。格差社会は加速していきます。そしてウォール街はデモ隊に占拠され、5年後にトランプを選出することに繫がりました。トランプは衰退しつつある中流階級の怒りを活用した
もう一度、トランプの勝利についてのサンダースの声明を記しておきます。「ドナルド・トランプは衰退しつつある中流階級の怒りを刺激し活用したのだ。彼ら中流階級は支配層の経済、支配層の政治、支配層のメディアに嫌気がさしている。長時間労働と低賃金にうんざりし、きちんとした働き口が中国やその他の低賃金の国々に持って行かることにうんざりし、億万長者たちが国税を払わないことにうんざりし、自分の子供を大学に通わせるだけの金銭的余裕もないことにうんざりしている。その一方で、超富裕層はもっと富裕化していっているのだ」
島原特選ランチリスト
これから島原で過ごす時間も多くなりそう。ということでランチ場所の整理。
いずれも群を抜いた経営努力のお店。
ステーキ鉄板焼 牛臣
肉を食べたいならこちら。直営店の素材に、クッキングの腕が重なりハイコストパフォーマンス。
平野鮮魚
有明海の鮮魚を食べたいならここ。行列ができる店。そもそも島原は魚が美味い。実は地魚を扱うスーパーで刺身を買って、ご飯に乗せて食しても十分においしい。
シェフズキッチン なかむら
1,000円ランチを食べたいならこちら。信じられない程の経営努力で美味しいものを提供。予約が取りにくい店。
かねこそば処
蕎麦ならこちら。昔から誠実に蕎麦を提供。極上の山かけ蕎麦。
レストラン ラヴィータ
隠れ家的場所にあるリーズナブルなイタリアン。千円台のコースのみでコスパ高し。ゆっくりできます。
2023年閉店。
島原特選カフェリスト
いずれのカフェも観光ガイド的にはあまり紹介されていないと思いますが、お勧めのカフェです。山・海・街中で一軒ずつご紹介。
山の上のカフェ Garden
島原の丘陵をたっぷりと楽しませてくれる店です。デッキで青い海を眺めるもよし、陽光溢れる店内でたおやかに時を過ごしすもよし。
海辺のカフェ 升金の倉(現在は洋食と喫茶COSTAになっています)
「この蔵は、元々は島原の殿様がつくられたもの。大手に建ってたんです。それをこの土地に移築され現在に至っています」とオーナー。中に入ると、待っているのは歴史を感じさせる梁で構成された大人な空間。
街中のカフェ space e caffe
アーケードの一角に緑溢れるスペースが現れる。腕利きのカメラマンさんがマスター。モダニズムの美に溢れた空間がゆったりと待っています。
スペース イー カフェ
所用があって島原のアーケード街にいるところにゲリラ豪雨。一転にわかにかき曇り、雷鳴とともにキャット・アンド・ドッグの豪雨。しばし足止め。ふと見ると風のうわさに聞いていたカフェ。突入。
「この雨で、今日は開店休業だなと言ってたんですよ」と語られる柔和なオーナーご夫婦。オーナーのプロフィールは次のとおり。
- コマーシャルフォトグラファー
- 2010年7月㈱電通を定年退職
- 2010年8月㈱横浜スーパー・ファクトリーとカメラマン契約
- 2010年8月E写真事務所開設
というわけで洗練された空間と会話を満喫させていただきました。壁に見えているのは、オーナーによる写真作品と、ウォホールのサンデーモーニング版。素晴らしい。
大雨特別警報
「これまでに経験したことのない事態」(気象庁)
日田彦山線の昨夜の様子。
スケープゴート
スケープゴートとは、「身代わり」「生贄(いけにえ)」などの意味合いを持つ用語。現在は、不満や憎悪、責任を転嫁される対象。これで不平不満の解消や、集団のまとまりを図る。国内の引き締めを図るために、国外に敵をつくるは古典的政治手法。
いずこの国もスケープゴートが必要なパツンパツン状態
この時期に、大陸間弾道ミサイル発射に成功と発表する北朝鮮もなんともかとも。我が国の国内問題緩和にはもってこいのスケープゴート。かの国も一杯一杯でスケープゴートの必要性が急増しつつあることの証かもしれません。
北朝鮮もパツンパツン、アメリカ大統領もロシア問題でパツンパツン、日本も自民大敗でパツンパツン。いけません。
様々な情報が流れていますが、それを海外メディアで確認しなければならない状況に悲しみも憶えつつ。
大衆
大衆は2年で忘れる
これは日本マクドナルドの財務データです。あの問題で急激に経営悪化に陥っていたのですが、2016年から経営が回復してきています。2年で世間は忘れたのですね。
大衆は自分自身の存在を指導することができない
「今日のヨーロッパ社会において最も重要な一つの事実がある。それは、大衆が完全な社会的権力の座に登ったという事実である。大衆というものは、その本質上、自分自身の存在を指導することもできなければ、また指導すべきでもなく、ましてや社会を支配統治するなど及びもつかないことである」
オルテガ・イ・ガセット『大衆の反逆』の書き出しです。大衆が出現してきたのは、自由民主主義と科学的実験と工業化によってだと彼は言いますが、わが国には当たらないでしょう。江戸の元禄文化を経て化政文化の際、爛漫の大衆文化の花が咲いた血脈があります。この国の文化は筋金入りの世俗性を持っています。
以下、ランダムに当サイトの言葉から。
ポピュリズムと「原野を彷徨う」自民党
総じて云えば「民衆党政権のむちゃくちゃ」の資産を、自民党は食いつぶしたのかもしれないと思う。もう憲法改正の段ではなくなり、となると安倍政権の背骨だった「日本会議」からも見放され、籠池氏が集会に参加しているのがそう思えるが、オイディプスよろしく「原野を彷徨う」自民党になりはしまいか?
カント的に云うと、悪は「善良な市民にこそ潜んでいる」と。
マスコミはポピリュズムを安直に大衆迎合と名付け、批判しながら言語を流布して衆を煽っている。民主主義が多数の支持を得ることが最重要課題ならば、どの政党もどの道大衆迎合しなければならない。私は安倍内閣が消費税を見送ったのもポピュリズムだと思っている。
煽られると視野狭窄症を起こす日本人
先の戦争も、このようにマスコミがリードし、民衆の目がそれに焦点化し、世論が熱狂し始めてしまったことは歴史が教えるところです。天災の非常時には並外れた冷静さと秩序を見せる日本人も、煽られるとこのような視野狭窄症を起こす習性を持つことを見せつけられた思いです。
若者世代の自民支持が高い。なぜ? 多分、民主党政権交代時の混乱を見てきたからでしょう。あの混濁を幼少のころ見て育った世代が、保守へと走るのも分からないではありません。
永くなおざりにされてきた日本神話の研究
ご存知のように、日本の神道は理論化することを極度に厭う宗教形態で、宗教的規範や形而上学的な理論を持たず、大正末昭和の初頭の英国の駐日大使で日本の宗教研究家でもあったエリオットに「思想的空虚」とまで言わしめ、日本の知識人はそれを鵜呑みにし、神話が天皇家との関わることもあって、永く神話の研究がなおざりにされてきた歴史があります。
道徳教育を進めようとしている人物の発言
福島原発
京都大学原子炉実験所助教の小出裕章氏の証言。
TPP
2016年4月7日衆議院TPP特別委員会にて。
獣医学部新設を一校にしたのは獣医師学会の要望?
日本獣医師会顧問の北村直人氏の証言。
牧神の午後的一日
暑くなりましたね。
昨日は午後の一時、一人で自宅。中島カーテンをたおやかに揺らし室内を抜ける風を楽しみながら、オーダーいただいたフライヤーの作成。
途中で浴びるシャワーは格別。夏日だなあ。
時々、今でもウグイスの鳴く声がします。べた凪のような一時。
夏到来
暑くなりそうですね。
中島カーテンの出番です
わが家では中島カーテンが出番です。夏の暑い日差しを避ける方法について散々試してみた結果、この中島カーテンがベスト。夏の定番となっています。
わが家は白い鉄筋ですので、シルバーのカーテンがクリスト的アートっぽさを演出もしてくれて気に入ってます。それに体感できるほど確かに室温を下げてくれます。室内側からは適度に外の風景も見えて、密閉感がありません。
作り方
ベランダ天井部にポリエチレンの黒いロープを張る。シルバーの遮光網をカラビナでロープに止める。以上。黒ではなくシルバーの遮光網を張るのがポイントです。室内も軽やかになります。