2018年6月
写真の加工
画像調整するべし
次のツイートを見て以来、迷いが吹っ切れました。フォトショップでの調整はアナログ写真でいえば焼きの技術。大いに結構。- 濱田英明 @HamadaHideaki
デジタルとかフォトショップの時代になって、さらにインスタでフィルターという発想が当たり前になって撮ってだしの尊さみたいなこと言われるかもしれませんが、写真の補正とか加工は何十年も昔からされてきたことなのだからどんどんやればいいと思うんです。むしろそこに価値がある場合もあります。
(出典:https://twitter.com/HamadaHideaki/status/982336159882723328)
あなたの「カッコいい」は若者の「カッコいい」ではない
服を考えると分かりやすい
たとえば90歳の人から「この服、カッコいいからあなた着なさいよ」と言われたら、あなたは着ますか?
「いやいや、ちょっと待ってください」と思うでしょう。
あなたが40歳の女性でも、62歳の人が「これイイわよ」と勧めた服は着ませんよね。「カッコいい」はどんどん劣化します。
ですから、デザイナーはターゲットとする世代を勉強するんです。
管理職はプロのデザイナーに口を出さないがいい
たとえばあなたが管理職で58歳。で、18歳をターゲットにしたフライヤー・デザインの決済があなたに回ってきた。そのときに、さっき言ったことを思い出してくださいね。あなたの感覚は、18歳にとってジーさん、バーさんのものだということを。
デザインと色彩調整サイト
デザインをやっていますと色彩決めが大変。構図は古来からの鉄板フォーマットがありますので、これに帰り確認すればいいのですが、配色は時代と共に変化し、近年ますます動向が激しくなっていますのでそうはいきません。
そんな時に確認のために私が使用しているサイトの中からご紹介。舞台裏を少し種明かしです。
http://bahamas10.github.io/ryb/
右側欄をいろいろ触ってみてください。なるほどこうしてカラー番号を調べているのかとお分かりいただけます。たとえば、この鮮やかな色の彩度を下げた時の色番号とかね。
http://colorblender.com/#
これもよく使うサイトです。下の[Edit Active Color]欄のRGBをいじってみてください。その色に相性のいい色が提示されます。あ、Rはレッド、Gはグリーン、Bはブルーね。それらの色を光学的にどれだけ混ぜると、どんな色になるのか体感できるのが、最初にやってほしいことかな。絵具で描いていると、多く混ぜていくほど透明に近まっていくのって、感覚的にびっくりでしょ。
- thomさんのコメント
最近、不特定多数の目に留まる物を作る時には、カラーユニバーサルデザインを念頭に、シミュレーションを繰り返しながら色使いを考えています。元々デザイン力ってのがからっきし無いので、配色にはそんなに困らないけど、基本的には、白・黒・灰・黄だけ(笑)であげるとクレームがない。各要素はでかく、実用第一でデザインは後回しといいつつ、できればスマートに。完成検査はモノクロで、左手(利き手の反対)で操作できるか。 - まつをのコメント
thomさん、その通りみたいですね。イーロンマスクは黄色が嫌いで、歩行者通路のラインを引かない。この結果事故が多発しているとのこと。
MIT TECHNOLOGY REVIEW - thomさんのコメント
自社工場標準仕様がない会社の仕事の場合、いろんなディフェンスをするのが大変です。下請け側から「秘密保持契約を結びましょう」という場合もあって、これはかなり異常です。テスラの場合もかなり常軌を逸しているようですね。身近な例ではアマゾンジャパンの流通倉庫が、設備の保守要員に畑違いの半分素人をヘッドハンティングしてます。怖いです。新しいことも大事ですが、歴史もそれなりに重いです。
イーロンマスクは黄色が嫌い
飯塚の旧伊藤伝右衛門邸と戸畑
旧伊藤伝右衛門邸
うつくしい目の覚めるような庭。
飯塚の筑豊石炭王の旧邸宅。
この筑豊石炭の積出港として栄えた町の一つが戸畑でした。リンクしていた経済。
戸畑
家人の実家です。うつくしいレンガ塀ですよね。
エタリ
島原半島からエタリを買ってきていただきました。
早速、バジルたっぷりのオリーブ漬けに。うまい。悦楽の旬の味覚です。
島原半島は食の宝庫として知られているんだけど、とりわけエタリは滋味豊かな一品。
印象派展とグーグルマップ
再び高速道路に乗れだって?
九州国立博物館でやっている「至上の印象派展」を観に。筑紫野インターで降りてから、どう行けばいいか、グーグルマップに聞いてみた結果がコレ。お・ま・え・は・ア・ホ・か。大宰府ICで降りると混雑するんだよ。
ザッコエビ
梅雨。ザッコエビが美味しい季節。アヒージョでいただいてみる。
ワールドカップ・ロゴ
ワールドカップ・ロシア大会のロゴが、ムンクの『叫び』に見えて仕方がない。
狂言面
姫猿
玄関に何かをかけたい。そう思い始めました。
例えば上のような面(出典:戸塚能面を打つ会・亀谷治代)
。姫猿という狂言面です。狂言「猿聟(サルムコ)」に舅猿、聟猿、共猿らとともに若く可愛らしい雌猿として登場するらしい。
狂言は猿に始まり 狐に終わると言います。このミニマリズムに満ちた線と、コケティッシュさは、すばらしいですよね。かねてから脈々と流れるクールジャパンを感じます。
購入しようかと思いましたが、美しいフォルムのものは驚くほど高価。それから中古品は念が詰まってそうで私は苦手です。
作るか。
従来のように打つ、つまり木彫りとなると自信がありません。
調べてみると石粉粘土を発見。原型師も使っている加工のしやすさで、100均で購入可。やってみます。
焚火で料理
youtubeで最近目にするようになった焚火で料理。鍋やヤカンを焚火に直接かけて料理するスタイルですね。
これ、私はやりません。誰かがやろうとすると「お願いだからやめてね」と哀願します。
焚火にかけた鍋は煤だらけ
焚火にかけた鍋は煤だらけに。煤だらけになった鍋を磨く身にもなってください。やるのはダッジオーブンだけ。きっぱり。
上動画なんかは、ガンガンやってますよね。家に帰ってから、フウフウやって磨いてるんだろうなあ。
旭邸
買い物は島原市の方がずっと便利
買い物は、長崎市よりも島原市の方がずっと便利いい。 車に乗って、空いている道を5分も走れば、広々とした駐車場に留めて、買い物ができる。 そう、あの買い物に行くというストレスがないんです。長崎市では駐車するだけで、いくつのクランクを通らねばならないことか。というわけで、先週末は旭邸でレンタルビデオ三昧。
スターウォーズの最新バージョン観ましたが、あれってまるっきりイスラム抵抗軍の論理とかぶって見えるのは私だけ?
チェアリングで日暮れを楽しむ
雲が流れる、時が流れる。
時折、小枝がなびき、地球が自転する音を立てる。長崎水辺の森公園。暮れていくハーバービューを楽しみました。折りたたみ椅子、自分が飲みたいものとつまみをそれぞれ持ってチェアリング。
「もし私の命が果て、天国にいくことができたとき、こんなところだったら最高だろうなあ」
『イエズス会の世界戦略』
日本を植民地化しようとした勢力を持ち上げる愚
なにを「お笑いぐさ」というのか? 長崎が世界分遺産登録に必死になっている「長崎と天草地方の潜伏キリスト教関連遺産」のことである。
イエズス会は日本との戦争に向かい始めた
『イエズス会の世界戦略』(高橋祐史、講談社選書メチエ)によると、サン・フェリペ号事件に端を発した秀吉の禁教令は、二十六聖人磔刑を呼び起こし、時の在日イエズス会は震撼した。対抗処置としてイエズス会は長崎港を要塞化し武器弾薬を船で運び込み、「秀吉政権」と一戦を決意する。が秀吉と戦うということは、「日本」という国家と戦うことであり、本部が在日イエズス会に自重させた。
徳川政権も秀吉を踏襲し、「耶蘇教が蔓延」しイエズス会(黒幕はスペイン・ポルトガル政府)における「日本を植民地化」することを防いだ。
今回の長崎県の文化遺産登録は噴飯もので、日本を食い物にしようとした輩を持ち上げる所業と言えよう。騙されまいぞ。
読みたい本がないのは老化
今週月曜日、朝5時55分。私は羽田空港にいた。さっさと故郷に帰ろうと。けれど、世の中は意のままに行かないことで成り立っている。10時のフライトまで足止め。
そういうわけで出向いたのが、空港内の書店だったんですが、我ながら驚きました。読みたいと思う本や雑誌がないのです。ソソられないのです。
「まずいな。感性や興味がナマクラになり始めている」
何周分も店内の書籍タイトルに目を通していくうちに、何とも言えない危機感に包み込まれる。
「こうして、老人になっていくのか」
そのような体験をすると、散人さんの読書への姿勢には頭が下がります。
ファイヤーピット
週末を待ちきれなくて、ファイヤーピットで焚火をしながら一杯。
戦争の対義語は平和ではない
「私は甘うございました」と思ったレーガンの外交術
「トルストイは罪深い。『戦争と平和』なんて本を書いて、これが対義語だと広めました。そうじゃなくて、戦争の対義語は交渉」
散人さんの弁。
今回の米朝首脳会談でこの言葉のとおりだなあと思ったのは、私だけじゃないんじゃないかな。政治ってものを見せつけられました。
「私は甘うございました」と思ったレーガンの外交術
長く生きていますと、歴史から教えられることがあって、「そうなんだ、私は甘うございました」と思った一つに、レーガンの外交術があるんです。レーガンは軍事拡大し、当時のソ連にプレッシャーをかけ続けました。当時私はこれを快く思ってませんでした。結果、実現したのはソ連の崩壊、東欧の自由化という冷戦構造の解体。
今回の一連の流れを見ながら、あの時の事を思い出してました。
にしても、厳しい時代がやってきます。わが国は主権国家たりえるでしょうか。
私がこれまでキャンプした所一覧
これまで私がキャンプした場所や、野遊びした場所なんかをマーキング。
こうしてマーキングすると、憑りつかれたようにキャンプしてたんだなと、我ながら呆れますね。
キャンプ熱は、プライベートキャンプ場をこれまた憑りつかれたようにつくって以来、クールダウンしました。多くは俵山さんと出かけたところですね。じだらくさん、キャンプ誘って。
オレンジ色のマーカー箇所は、クリックすれば行ったときの様子をご覧いただけます。画面右上の四角をクリックすると、拡大されて見やすくなりますよ
中九州一周
1周768km、19時間
こんなコースをドライブしたいという話が。
地元の人もこのコースを周ったという人は聞いたことありません。どのくらいの時間がかかるんでしょう。
調べてみると、1周768km、19時間。このまま一生、このコースを通ることもなく、この地域の風景を見ることもなく終わっていくのでしょう。
今まで経験した中で最も地獄のような車道
これによく似たコースは行ったことがあります。当時、島原に住んでいたわが家に松永くんが連休で遊びに。飲んでいる席でテーブルに地図を広げ、戯れに島原半島上にペンを立てて一言。
「ペンが倒れたコースになるべく忠実にドライブにいこう」
「いいねえ」
で倒れ指されたコースが、島原→美々津。これをなるべく真っ直ぐ行く。
(クリックで拡大)
皆さん、九州で地獄のような車道を走ってみたいという方がいらっしゃったら、ここ走ってください。行きました。行きましたとも。
- 小島健一さんのコメント
この前、うっかり人吉の方から椎葉村、阿蘇に抜ける道を通ったんですが、夕暮れ以降は絶対に通りたくない道でした。 人生のリスクが上がりますね。あの道。 - じだらくさんのコメント
今年気になっている場所として五家荘があります。何となく行ってみたいなと思っていました。もしこのルートに五家荘があるのなら是非行ってみたいと思います。 - まつをのコメント
五家荘は別コース。上コースに比べれば楽勝です。私は20年前、母たちとでも行きました。上コースは命に関わるコースです。国見岳越えの道が、一般に私たちが知っている道の概念ではありません。
世の中はよくなり、そして逆流している
世の中はよくなっている
小さい頃、周囲を見れば貧しい家庭がたくさんありました。
小学校のころのアダ名もそりゃひどいもので、たとえばサルババァとか。息子に紹介したら「ヒドすぎる」と絶句していました。若者も災害があるたびにボランティアに出向いたり。暴走族も滅多に見なくなりました。今の若者は一般的に立派だと思います。
子供のころ、近所では酒乱のオジサンが道端で大声でわめいていました。中学校時代、近所のオヤジが酔っ払って教室に上がり込み、訳のわからぬことを咆哮したこともあります。
就職すると、酒宴参加は強制的なもので、酒を強いられ、いつまでも帰宅できないことが普通でした。そんなことが、緩やかになってきてます。
外国人への過剰な畏怖や偏見も減少し、異文化理解は進みました。
大人も総じてまともになっています。
世の中は、徐々に良くなってきていると思います。
そのためには、若い柔軟な脳が必要なわけで、昨日の記事で採り上げた現代人の若返った脳は、こうした流れを作って来た一因ではないでしょうか。
世の中は逆流し始めている
ところが、最近この豊かさへの流れがわが国では逆流を始めています。
たとえば、わが国の相対的貧困率は6人に1人と、先進国でトルコ、アメリカ、イスラエルに続く低さ。韓国や財政危機のギリシアよりもひどいのです。特に片親世帯がその半数以上を占める現状があります。
マスコミが垂れ流す安易な結婚観は罪深いものがあり、同時に深刻化する階級社会はさらに罪深いと考えています。政治や巨大組織の私物化はもってのほかです。「私たち」と言うとき、それが自身の属する階層以外の人々まで包括した言葉ではない政治家ならば、資質に欠けていると言わざるを得ません。
先人が血を流して獲得した民主主義の要諦を忘れ始めている
上の記事は現代日本を照射しているように感じた。
近代は英国の技術革新(産業革命)を機に英国名誉革命、仏革命、露革命、米独立戦争、など一貫して民衆への権力移行を核としてきた。その思想としては、ロックの「主権在民、国民の抵抗権、革命権、権力分立」と、ベンサム の「最大多数個人の最大幸福」が底流に存在していた。
だが現代日本には「己の幸福追求人間」が満ち溢れ、先人が血を流してまでも獲得した民主主義の要諦を忘却した人間が多数になってきているのだろう。
衝撃! 手塚治虫の描いた人の一生
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(出典:https://togetter.com/li/1232900)
ツイッターで話題となっていた、手塚治虫が描いた人の一生。
私は60代ですが、えらいことですよね。
波平54歳、バカボンのパパ41歳
サザエさんちの波平さん54歳、バカボンのパパ41歳、サザエさん24歳であんな風に描かれてますので、手塚治虫の年齢感覚が特別なわけではありません。あの当時、社会的にこんな絵を見ても、「そんなもん」と思えていたからこそ描けたわけです。ちなみに波平と阿部寛、バカボンのパパと菊川怜がほぼ同年齢です。いやはや、「今の人は若い! まるで九州の日の光だなあ。7時半まで明るい。
- 家人のコメント
これ見た人からは避難轟轟。違うでしょ、違います。もう25歳から違います。 - 指南役さんのコメント(ツイッターから)
これ、農家が多かった時代の名残なんだよね。昔のお年寄りが老けて見えたのは農作業に従事してたから。肌の老化は農作業による日焼けが原因だし、腰が曲がるのも田植えや稲刈りなどが原因。コメの過剰摂取は骨を弱くし、ビタミン不足も老化を促した。 - 佐々木俊尚さんのコメント(ツイッターから)
非常に驚くけど、いまの日本の年金制度はこの時代よりもさらにずっと前に設計されたものであることを思い出したい。60歳でこれで、高齢者の人口も少ないから成り立ってた。 - thomさんのコメント
この漫画を当時見た記憶があります。少し前に「奇子」という、三冊で中途半端に終わったコミックのことを思い出して、また読み返したくて買いました。まさにこの時代設定そのままです。あの時代を知る最後の世代の私達が語り継いでいかなくちゃね。 - まつをのコメント
この写真は68歳トラックドライバー。長年左ハンドル車の窓の光で、左の老化が進んだとのこと(出典:http://karapaia.com/archives/52102439.html)。
ベランダ・ハンモック
シャワーを浴びてハンモックに。極楽。この時節、雨でなければ最高の気温。
ベランダに吊ったハンモックはV字状に下がります。これを利用するコツは、30~45度斜めに身体を横たわらせること。すると身体をほぼ伸ばすことができます。これが本来の使い方。快適に眠れます。
チェアリング
九州は7時半まで明るい
(クリックで拡大)最高でした!
長崎水辺の森公園。県の威信をかけてつくられた公園の織り成すパースペクティブは、極上の時間を演出してくれます。これを楽しまない手はありません、さっそく折りたたみチェアとテーブルを持って行って、どこでも居酒屋。
集合したのは夕刻5時。
九州ではこの時期、7時半まで明るいのです。
広がる手入れの行き届いた芝生。その先に海。そして対岸。頭上には緑。
暮れなずむ街。
出向していく豪華クルーザー船。
夜の帳が下りて
やがて夜の帳が下りて、遠くには女神大橋にライティングがきらめき始めます。同時に、公園内はオペラステージのような照明の演出が現れます。
私は乾き物を持って行ったのですが、シェフたちのツマミはさすが違います。
遅れてやってきた岡野さん曰く、
「グループホームの車椅子でやってきた人達んごたる(人達のようだ)」
ハイ、漫画のネタに使ってください(笑)。
というわけで、第1回長崎チェアリング会のご参加は、山本さん、中島さん、岡野さん、じだらくさん、しんのじさん、ミキさん、あめこんこさん。そしてラリラリピノさん、差し入れありがとうございました。「また、しばしばやりましょうね」という言葉とともに、心も環境も、来たよりも美しく9時ごろ散会。また、こちらで開催をお知らせしま~す。初対面の方、歓迎です。
チェアリングのためのチェアーとテーブル
山本さんが購入していたナイスなチェアーとテーブルのセット。両方で5千円ぐらい。山本さんはザックにこれらと酒・肴をパッキングしてお洒落な出で立ちでした。
チェアリング・ネタの岡野さんの漫画
(クリックで拡大)
チェアリングを一緒に楽しんだ漫画家の岡野雄一さんが、新聞にこの時の様子を描いてました。
岡野さんの漫画は西日本新聞に毎週火曜日に載ります。週刊朝日にも掲載してありますので読んでやってくださいね。
- 散人さんのコメント
ペコロスはユルい。ペコロスは一度でも爆発したことはあるのかいな。恋に胸を締め付けられ「ワオッ!」なんて奇声を発し、賑橋付近を疾走したことは あるのだろうか? ないだろうなぁ。終始ユルい、徹頭徹尾ユルい、頑固にユルい、他にあるか? 首尾一貫してユルい、あった。
二月に一度ある会合でペコロスと会うけど、勿論その会合もユルい。「ようし今回は論客相手に フィンテックはあるやなしや」について語ろうと勢い込んで参加しても、ペコロスを見ると「ハトシが買えるのはどこ?」なんてユル過ぎる質問をしてしまう。
- 岡野さんのコメント
まつをさん、マンガ、気付かれましたね(笑)。
散人さん、僕はユルさは割とユルいくらいじゃないですかね(再笑)。
また懲りずに水辺にお誘い下さい。
苔
玄関前の壺に美しい苔が生えていました。苔を植え付けた記憶がありませんから、自然と根付いたものでしょう。
美しいモスグリーン。
ミルグラム効果……権威への服従
アイヒマンの「悪の陳腐さ」
日大アメフト危険タックルで感じたこと。
ああ、これはハンナ・アーレントがアイヒマン裁判で感じた事柄だな、と。「悪の陳腐さ」である。あの内田監督などどこにも居そうな「陳腐」な人間だと私も感じた。
アイヒマンとはナチのユダヤ捕虜収容所長で数多くのユダヤ人を殺害した人物である。アーレントは「妻の誕生日には花束を買ってくる」ようなどこにもいる平凡な人間をアイヒマンに見た。
ミルグラム効果……権威への服従
では何故あのような大それたことを仕出かしたのか? その解答はイエール大学の心理学者スタンリー・ミルグラムが見出した。「ミルグラム効果」という学説である。「権威への服従」がその意味。「普通の市民が一定条件下では冷酷で非人道的な行為を行う」こと。
何故権威への服従をするのか? それは服従することで「利益」がもたらせるからである。
教育もその一つである、と云う。
アイヒマンは組織人間の象徴で私たちの中にもいる
エーリッヒ・フロムも『反抗と自由』の中でこう書いています。
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アイヒマンは組織人間の象徴であり、男や女や子供を番号としてみる疎外された官僚の象徴である。彼は私たちすべての象徴である。私たちは自分の中にアイヒマンを見ることができる。しかし、彼の最も恐るべき点は、自白によってすべてを語ったのちでも、心から無罪を信じて、それを主張しえたことである。再び同じ状況になれば、彼がまた同じすることをすることは、明らかである。私たちもするだろう――現にしている。