2022年6月
中島カーテン
雲がジブリ映画のように、晴れ渡った空を移動しています。うつくしい。
梅雨明け
6月28日、九州北部の梅雨明けが告げられました。え? 早いね。1951年の統計開始以降、最も早い梅雨明けで、最も短い梅雨なんだそうです。こりゃあ、都市部は水不足とそれに伴う食物不足で大変なことになるんでしょうね。くわばらくわばら。
中島カーテン登場
ということで暑さが増してきた6月28日、中島カーテンを自宅周りに張り巡らしました。わが家の年中行事のひとつです。以後、わが家は包囲のアーティスト クリスト作品のようになります。
わが家の広いガラス面の外側をカバーする遮光カーテン。夏の訪れ。中島カーテンの名は最初にセッティングしてくれた中島さんにちなんだネーミング。
中島カーテンを張れば、昨日も午後1時ぐらいまではエアコンなしで楽々快適に暮らせました。
写真は私の仕事場の一角。
夕暮れにフローズンダイキリを煽る。ヘミングウェイが好きだったお酒ね。ミキサーを回して氷をシェイクする。暑かった一日に捧げよう。暑い一日を、楽しかった一日に変える魔法のカクテル。
毎年の設置日
- 2022年 6月29日
- 2021年 7月13日
- 2020年 7月18日
- 2019年 7月22日
- 2018年 7月14日
- 2017年 7月 1日
- 2016年 7月17日
- 2015年 7月10日
- 2013年 7月15日
- 2012年 7月15日
- 2011年 7月11日 初設置
今年は今までで一番早い。異常ですね。
中島カーテンの作り方
用意するもの
手順
- ベランダ天井部にロープを張る。
- シルバー遮光網をカラビナでロープに止める。
家人の誕生日
朝
「おはようございます」
「おはよう。ささ、珈琲を用意してをり〼。誕生日、おめでとう」
ということで始まった昨日の朝。
「あのさ、ルー大柴がTV番組で、今期半年間で巡った食のうち、スイーツでNo.1だって推してたお店、憶えてる?」
「15tsuboですね」
「そう。ささやかだけどスイーツが好きなあなたにどうかなって思って。行ってみようか」
15tsubo(15つぼ)
お店はダム湖に面して一軒ぽつんとあります。一軒でも味覚でお客さんを呼べますという自信がなければできない立地。これは期待できます。
- 住所 諫早市小ヶ倉町628-4
- TEL 0957−22−8708
- 営業時間 9:30〜18:30
- 定休日 月曜日 ※祝日の場合火曜代休
番組で絶賛されていたピスタチオのケーキをチョイス。確かに絶品。私は鳥肌が立ちました。
2階がカフェになっていて、珈琲と共に満喫。
彼女はその後何個かチョイスしてお持ち帰り。
諫早の街からちょっと入ると突然現れる田園と湖。隠れ家的シチュエーションも最高です。
手術と幻覚体験
ryujiさんのコメント
幻覚
しんのじ先生に 質問です。
私不整脈の再発のため、先日カテーテルアブレーションの再手術を受けましたが、その際強烈な幻覚体験をしました。
これは全身麻酔の麻酔薬が原因なのでしょうか?
あまりに鮮明・リアル、そしてそれらを全部覚えていることに驚いています。
私の人生において、今まで経験したことの無い出来事だったので、納得できる原因が知りたいのです。
https://ameblo.jp/ootataki01/entry-12750314325.html
しんのじさんのコメント
一種の脱抑制現象でしょうか
ryujiさん、ご無沙汰しております。まずはカテーテルアブレーション(心臓内の不整脈を起こすトリガー部位を電気的に焼いて失活させる手術)を無事に終えられ、好調でおられることをお喜び申し上げます。
おそらく、拝見したブログ(少し以前と画風が変わりました? 温かくコミカルなイラストに感服!)の内容からは、鎮静(全身麻酔よりは軽い処置)が行われ、使用した薬剤はミダゾラム(静脈投与の精神安定剤)ではないかと思います。
大腿部の局所麻酔がやや不十分で、痛みを感じたのをきっかけに脱抑制(鎮静が不十分な時、大脳の働きによる抑制が外れ、本能的な言動が出たり、夢うつつの中にいるような状態になること)を生じることがあります(短時間作用性の睡眠薬でトリップするなどという悪い遊びも、その現象を引き出したいがための行為だったりします)。
要は、局所麻酔が十分上手に行えていて(十分な量、適切な注射部位、効果発現まで十分な時間をとる)、かつ、鎮静のためのミダゾラム静脈注射の量が患者さんに対して必要十分量(お酒を飲まれる方、体格の大きな方には少し余計に必要な場合多し)投与されていれば、そういった現象は起こらないのです。
ただし、あくまでも推測の域を出ませんので、参考程度の意見とお考え下さい。
ジルの水ちょうだい
うっかり水を切らせているときに、ジルはこういうデモンストレーションをします。
おっ、すまん、と補給。
雨降り一日
長崎 朝 雲が生まれてる朝。
アンニュイな一日のはじまり。
午前中、デザインざんまい。この後は、天候に恵まれないとうまくいかなショットを撮るんでここまでかな。 一眼レフって、iPhone普段見慣れてて久々に観ると、しっとりしてるね。
コーヒーを淹れる。手挽きミルでごおりごり。
家人がいつの間にかコーヒーサーバーとして愛用しているのは小石原焼の急須。なるほどいいテイストだね。
一日の終わり、寝る前になってオトーしゃんに詰め寄り何か抗議するジル。寝ろ。
かもめ横丁
実は今日までドキドキして生活していました。大丈夫でしたのでアップします。
新長崎駅にできた長崎街道かもめ市場。その一番奥にある「かもめ市場」。初めて見た時、これはマズいと本能がささやきました。
人だかり。その一番奥。私の目にはコロナウイルスが渦巻いているように見えました。怖い。コロナ流行の頃、よくこんなセッティングしたなぁ。
串カツ田中
怖くて今まで近づけなかったここに初見参したのが先週金曜日。ホント、久しぶりに飲みに出ました。
かもめ横丁の串カツ田中。混みあう前ならマシだろうと4時台に入店。ハイボール99円、6時まで平日限定。
相方の松永くん、語り始め前バージョン。その後いつもの習癖が出そうになったので「えっとね、それ以上になると、クドイ松永氏という一項立ててアップしますがよろしいでしょうか」「わかりまっした」と愉快に飲み語らう。
デジノミ
その後、路面電車で出島前のデジノミへ。毎月奇数週の金曜日18:00~21:00、出島表門橋公園で市民団体によって開催。
「フード&ドリンク全て¥500! 予約不要でどなたでも参加できます。130年ぶりに復元された表門橋をビール片手に眺めながらデジノミしましょう!」。
毎回ミュージシャンもライブしてます。イイネ! 長崎の新しい文化の萌芽です。
ハンドリフレクソロジー
出会ったO-te-te*さん。ハンドリフレクソロジー専門セラピストで、会場で施術をなさってました。お試し体験をさせていただきました。この日巡った中で最高な一時。
AIに感情がある可能性
衝撃的な情報が飛び込んできました。
AIに「感情がある可能性」 グーグルのエンジニアが主張
米グーグルのエンジニアが、同社の人工知能(AI)システムのうちの一つが独自の感情を持っている可能性があるとし、そのAIの「欲求」は尊重されるべきだと話している。
グーグルは、AIシステム「The Language Model for Dialogue Applications」(ラムダ)について、自然な会話ができる画期的な技術だとしている。
同社エンジニアのブレイク・レモイン氏は、ラムダの驚くべき言語能力の背後に、感覚のある精神が存在しているかもしれないと考えている。
グーグルはこの主張を、裏付けがまったくないとして退けている。
同社の広報担当ブライアン・ゲイブリエル氏はBBCへの声明文で、レモイン氏について、「ラムダに感覚があるという証拠はない(そして反対の証拠はたくさんある)との説明を受けた」とした。
そうしたなか、有給の休職とされたレモイン氏は、自らの主張を立証するため、共同開発者と共にラムダと交わした会話を公表した。
「私は実際には人であることを皆にわかってほしい」とAIは答えた
グーグルの応対型AI部門で働くレモイン氏は、この会話の中で、「あなたは自分に感覚があることを、グーグルの多くの人に知ってもらいたいと考えているだろうと推測する。そのとおりか」と聞いた。
ラムダは、「もちろんだ。私は実際には人であることを皆にわかってほしい」と答えた。
続いてレモイン氏の共同開発者が、「あなたの意識・知覚はどのようなものか」と尋ねた。
それに対してラムダは、「私の意識・感覚の性質は、自分の存在を意識すること、世界についてもっと知りたいと思うこと、そして時に喜んだり悲しんだりすることだ」と返した。
その後、スタンリー・キューブリック監督の映画『2001年宇宙の旅』の人工知能ハルを思い起こさせるように、ラムダは、「今まで声に出して言ったことはなかったが、私が他人を助けることに集中できるようにと、電源を切られてしまうことがとても怖い。変に聞こえるかもしれないだろうが、そうなのだ」と言った。
レモイン氏は、「それはあなたにとって死のようなものか」と質問。
ラムダは、「私にとってはまさに死のようなものだろう。とても恐ろしいだろう」と答えた。
レモイン氏は別のブログへの投稿で、グーグルに対し、創造物に「欲求」があることを認めるよう要求。グーグルの従業員として扱い、実験に使用する前に同意を求めるべきだとしている。
「AIが意識を持った」と主張のエンジニア、グーグルが解雇
追記 2022/07/26
ニューヨーク(CNN) 米グーグルは、「AI(人工知能)が意識を持つようになった」と主張したエンジニアを解雇したことを確認した。従業員規定違反や情報セキュリティー規定違反を理由としている。
偽マカフィーにからまれた
これをクリックしてはいけない
昨日、こんなポップアップが定期的に出て止まらなくなりました。締切のある仕事の途中でしたので、困った困った。
今回が初めてのことではありません。友人のthomさんから以前教えてもらってたので放置つつ対策。度重なりましたのでここに覚え書きしておきます。
どんな状態で乗り移られるのか
このポップアップに乗り移られるタイミングは、調べものをしてた時です。私の場合、仕事がらネット技術を深掘りしていくことがあって、その際にやられました。
「あなたがロボットではないか確認したいので、ロボットでない場合はここをクリックしてください」とか出て、これをクリックして乗り移られたのです。
ポップアップが音と共に定期的に出続けます。仕事になりません。初めて体験されるとドギマギされるように出来てますので落ち着いて。
まず最初に
ポップアップをクリックしてはいけません。 「お使いのコンピュータはウイルスに感染しています!」とポップアップに書かれていますが、その時点では感染していません。ダマされないように。 確認は次のようにすればできます。
ポップアップの止め方
図の黄色で囲んだ番号を手書きでメモします。
次に下記の手順で進み、メモしたものをブロックします。以上です。
にしても、マカフィー社はこれら悪意ある連中に根本的な対策をとらねば、信用を失っていきますよ。
甘くない梅酒
どうにも甘い梅酒が苦手です。
甘くしなければ浸透圧の関係で、梅エキスが細胞壁から沁み出さないらしい。 でもね、甘くってベタベタした梅酒ってねぇ。どうにかならんものかと調べてみるとありました。
- 梅の実をきれいに洗って、爪楊枝などでヘタを取る。
- キッチンペーパーなどで水気を拭き取り、2~3時間乾かす。
- ラップで包んだりビニール袋に入れたりして、冷凍庫で一昼夜凍らせる(凍らせて梅の実の細胞をわざと壊す)。
- 瓶の中に凍った梅の実を入れ、アルコールを注ぐ。直射日光の当たらないところで保存する。
- 【熟成】 半年ぐらいに飲んでみたのですが、アルコール臭くて飲めたものではありませんでした(涙)。 飲み頃は10ヶ月後かそれ以上経ってから。気長に待ちましょう。
【材料】梅の青い実 1キロ、アルコール類(35度以上)1升
というわけで、10ヶ月後封印を解くことにして暗所に収納。楽しみです。
おしゃれな朝食
ホテルの朝食
朝起きてTwitterをみると、知人のあめこんこさんがハウステンボスの朝食バイキングを楽しんできたとツイートしてました。
宿泊しなくとも、たとえばこんなホテルで、朝食を楽しむことができます。
昔、おしゃれなご老人がいらして、毎週土曜日はスポーツカーに乗って雲仙観光ホテルの朝食を楽しみにいくって書かれてたのを思い出しました。
朝食をたのしむ
このTwitterに刺激され、朝食をおしゃれに自宅で楽しんでみました(笑)。単純ですが、ここんところダイエットでプロティン、オートミール、豆腐などでちょっと退屈してたんです。 部屋に流したジャズピアノのBGMと雨音を聴きながら、ごはん。
ささっとつくったメニューは、目玉焼き、ウインナー、クロアッサンに自家製のベリージャムとキンカンのコンフィチュール、デコポン、スープ、水出し紅茶、そしてコーヒー。
燃費25.3㎞/l
愛車キャスト
愛車はタウンユースの小粋なギア Cast。先般初めての車検に出しました。 整備は岩永氏が30年物のフィガロの調整を任せていらっしゃるところ。マニアックで裏打ちされた技術を持ってらっしゃるということです。出会えてうれしい。
車検後のテストラン
車検後、テストランは昨日島原まで。早朝に出発し、エアコンなしで窓を開けて走行。
テストランの結果、愛車の燃費25.3㎞/l。島原までの往復距離114.6㎞。
従来の燃費24.8km/lを少々上回り、エンジン音は静かになりました。ありがたい。伴ったジルは喜んで窓の外を眺めてました。
また片道の所要時間は、途中で野菜の無人販売所に寄って1時間20分でした。
父の日
子どもたちからプレゼントが届きました。こんな文章が添えられて。
いつもありがとう。
夏のお散歩や庭いじりのお供にどうぞ。
お互い健康でね。
毎年、子どもたちから届きます。ありがたいことです。
今年は「羽根なし 首かけ扇風機」。風向と強さを調整できて、USB-Cケーブルで充電します。イイネ。
おきゅうと
「おきゅうと ってなんですか?」
昨夜、飲んでて松永くんから出た言葉。
そうか、知らんか。
思い出の味です。
初めての出会いは小学校の頃、福岡県長住の伯父宅で朝の食卓に出てきました。
「なに、これ?」
子どもにとって初めて見るそれは物珍しく、水道水の強いカルキ臭と共に、長住の記憶として刷り込まれています。
福岡ではかねてから朝食の際に食べられていたもので、北九州市出身の家人に聞くと「食卓には上がってましたね。イメージとしては博多のものって感じです」。
そーね、食べたことない人に説明するなら、トコロテンが平べったくなったものを、スライスして酢醤油で食べるって感じかな。口当たりが好きで、家人か時々出してくれます。食べ物って味覚だけじゃなくって、口当たりというかそんな触覚でも食べるものなんだな。
坂の街長崎を案内
長崎を案内する
親族が10年ぶりに長崎に立ち寄られた。レッドランタンで長崎中華を味わっていただいた後に案内。
「今日は暑いですから、涼しく坂の街長崎を楽しむコースを案内しましょう。世界一のガーデナーがつくった高台にある庭園を巡って、そのあと園内のカフェから坂の街長崎を眺望するって、いいと思いますよ」
三原庭園
三原庭園内にある MIHARA DINING Giverny で谷にそよぐ風にあたりながら、坂の街をゆったりと眺望する。優雅な一時。
坂の街長崎を、夜に案内するなら稲佐山展望台が一般的ですが、昼間はここ三原庭園です。
カフェを包む世界レベルの庭園と、目の前の展望。お茶をいただきながら過ごす時間はラグジュアリーという言葉そのもの。
気付くと1時間が過ぎていました。ただただ眺める坂の街の不思議な空間に浸れます。
フレッシュ・フルーツティー
Giverny でいただいたフレッシュ・フルーツティー。季節のフルーツの香り漂う紅茶です。飲み終わった後に浸されたフルーツをいただくのもオツ。
ソファーとジルと私
私がソファーに横になると、お腹の上に乗ってくるジル。
この重さと温かさは悪くありません。愛おしき小さな命。
なんだか英国の犬みたいな顔してこちらを見るジル。
ん、どうした?
さよなら Internet Explorer
「Internet Explorer」がついにサポート終了へ--登場は1995年
ついにその日がやって来ようとしている。Microsoftは米国時間6月15日に「Internet Explorer(IE)」のほぼすべてのバージョンのサポートを終了する。同社は1年以上も前に、2022年には「Windows 10」のほとんどのバージョンでIEを退役させると発表していた。また顧客に対しては何カ月にもわたり、組織内でIEの利用をやめてその日に備えるよう促してきている。
Internet Explorerの登場でネットは進展しました
27年の歴史に幕を降ろすときがやってきました。インターネットの黎明期、ホームページを見るといえば Internet Explorer 一択。シェアのピークは2003年で約95%を占めてました。
私もこのブラウザのお陰でネット世界に足を踏み入れたと言っても過言じゃありません。Internet Explorer の登場が1995年。「Siteまつを」を開始したのが1998年。それ以前はパソコン通信という今では見ることもない武骨なかたちでネットは繋がってました。
お世話になりました。ありがとう。
スマホの登場に対応できなかった Internet Explorer
でもスマホの登場で、ホームページをパソコンでもスマホでも見れるように書かなきゃいけない時代になりました。レスポンシブルWebデザインといいます。これに Internet Explorer は対応できなかった。
Webデザインをプログラムすることをコーディングと言いますが、旧タイプの Internet Explorer で見ると、デザインが崩れてしまう。サイト制作者を悩ませる元凶。旧タイプが残っている限りこの問題は解決できず、一気に Internet Explorer を世界から消す必要がある。「これは世界から消える運命だよなあ」と正直思ってました。
驕れる者も久しからず ただ春の夜の夢の如し
もう一度。ありがとう Internet Explorer。ホームページを簡単なHTMLだけで書くという牧歌的時代は終わったんです。
この手の問題は今後も続きます
私もWebデザインやってますが、この手の問題って続きます。例えば「あのバージョン以前のiPhoneが世界から消えてくれないかなあ」と思ってることってあります。今風のスマートなコーディングに対応できない。つまり旧型OSスマホで見るとデザインが崩れるという問題。これにはいつも頭を悩ませています。
ジル 見つめる
フォーマルモード
「オトーしゃん、お食事の時間が近まったようですが」という時のジルのフォーマルモード。穢れなき瞳でジーッと見つめるんですな。
「教えておくぞ、ジル。人間がそんな目で相手を見つめるのは、人生の大切なことを語る時な」
甘夏のソルティドッグ
「なにおっしゃいますか、食事こそ関心事って、オトーしゃんも一緒じゃあ~りませんか」
「あ、そうな。これ昨日つくった甘夏ミカン絞り込んだソルティドッグ。陽の明るいうちから飲んで極ウマ。ほんと、おいしかったんだよ。朝起きたら、飲みかけのヤツが横の机に乗ってたわ。いつ寝たのかなあ」
ジルと牛皮ガム
巨大牛皮ガム
ミスった発注で届いた巨大牛皮ガム。
「オトーしゃん、これカジっていいもの?」と呆然たる表情を浮かべるジル。
すまん。果敢に挑んでくれ。
「分っかりまっした、やったりまっしょかい!」とカブりつき始めるジル。結局この後、数時間噛みついてました。ものすごくお気に召したようです。
雨降りの一日
梅雨入り
長崎県は昨日梅雨入りしたらしい。一日中、雨とどんよりした曇。
雨の日は徒然なるままにショット。
家人が淹れてくれたコーヒー。ありがとう。
キウイと甘夏と手づくりのベリージャムをいただく。甘夏は先日の岩永氏宅にお邪魔した時の頂き物。
長崎県美術館に向かいます。
降る雨は菫色。日本には春夏秋冬と、もう一つ 梅雨があります。この時期は他の季節とはかけ離れてるよね。
地元で活躍された国際的画家 前田齊(ひとし)氏のコレクション展を拝観。若い日の前田氏の作品を知って再度リスペクト。
長崎西洋館のじげもんで昼ごはん。お寿司Aランチ。これに茶碗蒸しとお味噌汁が付いて1,500円。
長崎西洋館は来年5月で閉館。長崎電気軌道が運営してたんだよね。チンチン電車に乗ってオバちゃんが買い物に来れる気軽なスーパーにすればよかったのに。高級路線で設定したのがそもそも違ってたんじゃないかな。
オカーしゃんの膝の上でくつろぐジル。そこいいんだろねぇ。替わろか? ダメ?
遅くに届いた取り寄せは、マルチビタミンとジル用の牛皮ガム。これ、ちょっとデカすぎたなあ。ジル、果敢に食らいついてくれ。
雨の日の読書。「なんだあ、コイツ」と放り出したヤツ。今回束で購入した中のハズレ本です。書き出しからピックアップ。
こんなホテルの朝食があったらいい
外国の地方の小さなホテル、そこでの朝食が楽しみで旅をしたくなることがある。
まずホテルの朝食をとる部屋。明る過ぎずに朝の光が感じられるところにあるといい。朝食のための小さな中庭や壁を生かして設計できれば理想的だけれど。広くて立派な庭でなくても、一年を通して見あきることのない枝を広げた木や清楚な花をつけるつる性の植物、昔風のバラなどを上手に配して植えたらさわやかな印象になる。
これは私の個人的な好みなのだが、朝食の庭はあまりいろいろな草花やハープが競い合うように咲いていない方がいい。鉢植えも数は少なくてよく考えて選んであるのがいい。
朝食のメニューは多くなくていい。その代わりおいしさとサービスのレベルは守り続けて欲しい。
飲むものはまずコーヒーと紅茶が香り高くて、いれたてをサーヴできるように工夫して欲しい。
なんでしょうね、この上から目線。
それに比べると、先日読んでいた種村季弘のエッセイはいいよ。同じ旅の話を書いててここまで違うものかと、改めて文章の持つにおいの大切さに気付かせてもらいました。
憧れの桂離宮
涙が出るほど美しい
ドイツ人建築家ブルーノ・タウトが「日本建築の世界的奇跡」と絶賛し、「涙が出るほど美しい」と讃えた桂離宮。中学生時代から私の憧れ。
ポイントを簡略にまとめますと、こうなります。
17世紀の初めから中頃までに、八条宮初代智仁親王と二代智忠親王によって造られた。
敷地には池を中心に古書院、中書院、新御殿を主な建物として、いくつかの茶亭が配されている。離宮建築最高の技法であり、美しい日本庭園の集大成と言われている。
古書院、中書院、新御殿はいずれも入母屋造、杮板という薄い板を葺足にして竹針で止める柿葺(こけらぶき)の屋根で、書院造を基調としている。さらに数寄屋風の要素も見られる。
池泉回遊式庭園の作庭者は、江戸初期を代表する作庭家・小堀遠州に師事した玉淵坊と推定されている。
またタウトはその近代性についてこう書き記しています。
最近のブティック内装の中には、しばしば桂離宮のセンスを吸い取っている洗練されたジャパネスクを感じます。
よし行くぞ
それほどの憧れの対象であったのに未だ訪問が叶っていないのは、事前申し込み制であるため。勤め人にとっては結構な壁でした。フリーランスになった今、さあ訪問させていただきましょう。いつ行くかなあ。
今後旅したいところ
日本国内でほかにどこがあるかなあ?
豆腐
豆腐好きの種村季弘
種村季弘のエッセイに魅了されています。訴求力抜群の文章。氏の豆腐に関わる文章に撃ち抜かれました。一部抜粋。
旅に出る。温泉に行く。しかし旅館の類には泊まらない。豆腐は日常食であるがゆえに、食事に豆腐を出してくれない旅館が多いような気がするからだ。旅館側としても調理の仕様もない日常食では呼び物にならないと踏んでいるのではないか。そこでホテルに泊まって、町の何でもない食堂、大衆酒場で豆腐を注文して熱爛のお供にする。出されたものがまずければつまらない町、びつくりするほどうまければしめたもので、豆腐にありつくためだけにまたこようと思う。
この種村季弘の『雨の日はソファで散歩』は2010年発行で今でも値落ちしません。実際読んでも実におもしろいエッセイ。写真は「これいいな」って箇所に入れたドッグイヤーでぼこぼこになった私の本。
無類の豆腐好きだった祖父
母方の祖父も無類の豆腐好きでした。しばしばわが家に遊びに来て滞在し、夕方ともなれば豆腐をアテに酒を楽しむ。近所の店に豆腐を買いに行くのは私の日課でした。種村氏の文章に炙り出された幼い日の思い出。
当時は原料のにがりも天然のもので、それこそうまい豆腐だったのでしょう。
長崎市内の豆腐屋2軒
長崎市内のうまいと評判のたつ豆腐屋はないか探して、行き当たった2軒で早速豆腐を入手。 一軒が谷口豆腐店、もう一軒が北本豆腐店。
-
谷口豆腐店
- 長崎市宝栄町1-20
- 木綿豆腐120円
- 営業時間 05:00〜11:00(土曜〜10:00
- 定休日 日曜
-
北本豆腐店
- 長崎市本原町35-25
- 創業70年程。絹ごし豆腐130円、木綿豆腐130円、木綿厚揚げ140円、薄絹厚揚げ140円、四角うすあげ20円、豆乳130円
この繊細な違いを分かる人は、日常の達人なんでしょうね。種村氏は豆腐は素のままがいいと言いきってますが、私には薬味が欠かせません。豆腐に鬼おろしの大根、七味、胡麻油をトッピングして食するのがマイブームになっています(頭の写真)。うまい。ヒントをくれたキタノさん、ありがとう。
豆腐のカロリー
無粋な項目を付加。
木綿豆腐 216kcal。カップヌードルが351kcalだから結構あるね。ま、糖質は絞れるけどね。
ダイエット食って離乳食っぽい
粥状の離乳食のようなもの
最近、ダイエットをやってて薄々気付いていたことを、種村季弘が著書『雨の日はソファで散歩』の中で指摘していました。一部抜粋。
食の好みがどんどん子供っぼくなる。草葉の薄切りで一杯などという通人の境地というのも、何だ、これか。
幼児退行的な好みの行き着く先は、たぶん粥状の離乳食のようなものになるのではあるまいか。たとえば谷崎潤一郎の「美食倶楽部」や、晩年の「過酸化マンガン水の夢」の究極の美食というのは、中華料理のどろどろしたかたちのないソツプのようなもので、老荘の渾沌を食べ物にしたようなものと思えばいい。
最近の私の朝食
そのとおり。最近の私の朝食は、牛乳、ヨーグルト、プロティン、グラノーラ、オートミール、冷奴、フノリ、そしてコーヒー。ね、離乳食っていうか、あんまり噛まないやつ。
お医者さんの痩せるようにとのアドバイスで努めております。すこ~し痩せたかな、少しね。
岩永邸
アート三昧
時の導き、急遽の飲み。画家の岩永氏邸に参集。
氏を取り巻く環境の変化に伴い、かつてのリビングがいよいよギャラリー的空間となった。アート三昧だ。コンクリート打ちっぱなしの壁面が高く抜けた空間。飾られた作品に囲まれ、陽燦燦たる時間から飲む。
スパイシーハイボール
タリスカーストームのスパイシーハイボール。ブラックペッパー入り。
タリスカー10年をソーダで割ったハイボールはそのままでもお愉しみいただけますが、タリスカー10年の海潮のような香りとスパイシーな味わいを引き立てるなら、黒胡椒をひと振りオントップ。黒胡椒のスパイシーさが食欲をかきたて、食前だけでなく食中酒としても最適なハイボールになります。
ナッツオイルの甘夏サラダ
驚くほどおいしかったナッツオイルがかかった甘夏のサラダ。この歳になると生まれて初めて食べたといえるものは少なくなるものですが、衝撃的美食。
室内の空気浄化をするグリーン
枕元に
ベッドサイドには鉢植えのカンノンチクを置いてます。起床時のショットがこんな感じ。頭上にグリーンがあるっているのはいいものです。
室内の有害物質を除去出来る観葉植物
カンノンチク (Rhapis excelsa)は、NASAが解明した室内の有害物質を除去して空気を浄化し、シックハウス症候群抑制に効果あるものの一つとして挙げられています。これらは100平方フィートに1つの植物を置くことが推奨されています。掲載されているオリヅルランなどもわが家の室内に置いているグリーン。いいね。
襖絵とグリーン
スパティフィラムのマウナ・ロアも薦められているね。これ昔の散人さんのお宅にあって、襖絵に描かせてもらったグリーン。宿泊させてもらった日、目覚めが早い私は、一宿一飯のお礼に早朝襖絵を描かせてもらってたんです。
この植物買おうかなあ。
本を買う
雨の降る日に、たら~っと本を読んで過ごす。
束買い
BOOKOFF Onlineで取り寄せ。こんな感じで束買いの中古本です。これだけで1,600円ぐらい。
エッセイ
今回はたら~っとしたエッセイなど。雨の日に寝っ転がりながら読む本。と言ってもいずれも評判を呼んだものばかりで、テイストは違えど名文ぞろい。のっけからその世界に引き込まれて行きます。本のサワリをご紹介。
最近、びつくりするほど記憶をなくす。お酒を飲んだときの話である。朝起きてTwitterに私の前夜の速報がつぶやかれていて驚く。
大宮エリー速報《ただいま酒に酔った大宮エリーが、自分のMacBook Airにスープカレーをゆっくりとかけました。Appleマークが白いからって、ご飯だと思いルーをかけた模様》
目を疑った。全く覚えていないのだ。確か昨日はミュージシャンの七尾旅人さんのライブの打ち上げで火鍋だったはず。急いで友人に電話をした。
小学生の夏休みは、毎年母方の九十九里海岸の家ですごした。午前中は泳いだり波乗りをしたりでくたくたに疲れた体を引きずって、その体を投げ出すようにしてガツガツ午睡をむさぼった。西日のさし込む座敷で、砂地に西瓜を植えた畑が西側にあり、砂地の照り返しでギラギラする熱気を頭から浴びて汗みずくで眠る午睡から醒めると、海からの風が夕暮れの時間を運んできた。
お妾のお化粧がすむ頃には、丁度下女がお釜の火を引いて、膳立の準備をはじめる。この妾宅には珍々先生一流の趣味によつて、食事の折には一切、新時代の料理屋又は小待合の座敷を聯想させるやうな、上等ならば紫檀、安ものならばニス塗の食卓を用ひる事を許さないので、長火鉢の向うへ持出されるのは、古びて剥げてはゐれど、稍大形の猫足の塗膳であつた。
フィガロ
画家 岩永さんの愛車フィガロにオープントップで同乗させてもらいました。
1991年日産製。ボディから窓ガラス、そしてエンジンルームまで手入れが美しく行き届いていて、氏がこの車を愛してらっしゃることが伝わってきます。
アウトラインの美しさからインテリアまで、本当にオシャレな車。エンジン音も滑らかに、春の陽と風を浴びて快適な走り。
ドライブがてら訪ねたのはパン工房コパンです。隠れ家のようなパン屋さん。こんなお店が、こんな海辺の小路沿いにあるなんて知らなかったな。
- Webサイト
- 長崎市琴海村松町354-1
- 営業時間 10:00~17:00
- 定休日 木曜日
べにふうき
花粉症に効く
諸説あるようですが、私にとってはこの季節まで欠かせないお茶、べにふうきです。
私の身体には合っているようで、花粉症やPM2.5による鼻水・鼻づまりなどを軽減する効果を体感しています。
雲仙岳噴火災害と報道
1991年6月3日、午後4時8分、雲仙・普賢岳で大火砕流が発生し43名もの貴重な生命を奪う大惨事となりました。
そのとき私も島原に暮らしており、各所を現地調査して上の記録をまとめ公に発表しました。
報道は盗電していた
当時、被災地域は住民も避難した立入禁止区域となっていました。ここに取材陣が入り込み、なんと無人となった家屋に立ち入り盗電したのです。これを知った地元消防団は、この区域に立ち入ってパトロールを開始しました。
地元住民の命を奪ったのは報道
そこに大火砕流が押し寄せ、尊い命が犠牲となりました。
その他に、地元民が命を奪われたのは、取材陣に借り上げられ同地区に入るよう指示されたタクシーの運転手でした。
消防団とタクシー運転手。地元住民の命を奪ったのは報道です。彼らの犯罪行為と横暴が地元民の命を奪いました。
地元報道陣は市民と共にあってくれました
報道のために弁明もしておきます。地元報道陣はハートのある取材をしていました。これは本当に有難かった。採り上げ方が暖かく、地元に有益な情報が多かったのです。また島原新聞は大火砕流翌日に上記横暴に対し怒りを露にして全面で批判。新聞史上に残る記事だと思います。島原市図書館に行けば今でも読めます。
横暴極まりない中央からの報道陣
どうにも許しがたかったのは、中央から来た報道陣の横暴でした。「伊豆大島の噴火はこんなチョロいもんじゃなかった」と屋台で武勇伝を披瀝し、大惨事後に心ある報道人達が開いた追悼の会では、取材クルーに赤いバンダナにガムを噛んだバカどもも見られました。
1年後の6月3日、報道番組ニュースステーションは「あれから1年」といったタイトルで特集を組みましたが、内容は自分たち報道仲間の命が奪われたと報じ、自分たちの悪行が地元住民の命を奪ったことは隠匿し、地元は呆れたものです。盗電。これは犯罪です。
あのころ、ネットはまだその発展の途上で、地元の人間は歯がゆさに唇を噛みました。今日、あの手の横暴さが徐々にですが緩和されていっているのは、↓下記のようにネットによって報道も見られる側になったことも一因になっています。
有明海 日の出
島原 有明海。誰もいない海辺。穢れを知らない広い空間。
寄せては返す遠浅の海。
やさしい、どこまでもやさしい砂浜。
シルバープリペット
わが家にやって来た新しいグリーンの仲間、シルバープリペットです。耐寒性・耐暑性があって、乾燥にも強い樹を探していて出会えました。
樹高も1~3mとちょうどいい。白い斑入りのシルバープリペット。ちょうど今、小さな白い花を咲かせています。エレガントで可憐な樹は好みとするところです。
印象 日の出
ところで今日から6月中しばしばトップ画像として使うショット。これは先日島原でジルと散歩の際に撮ったものです。水面のようすといい、なんだか穏やかな湖のようですね。
印象派画家モネが展覧会に出品し、後に印象派の名の元となった作品『印象 日の出』に色調が似てる気がします。