なぜアメリカはウクライナ開戦したがるのか?
ウクライナのうつくしい首都キエフ大きな戦争をしなかったトランプ
「私は新たな戦争を始めなかった、ここ数十年で初の大統領となったことを特別に誇らしく思う」
トランプ大統領の退任式のあいさつです。マスコミは民主党べったりですから、あれこれと引っ張り出してこき下ろしていますが、この言葉は真実。
溜まった武器を償却したい
トランプが本格的戦争をしなかったため、軍産複合体には不満が満ちてたでしょう。早く武器を償却できるデカい戦争してくれ、そして経済を回してくれ、と。戦争はもうかります
一般国民が死亡しようが、戦争をやりたくて仕方ない連中がいます。
米国の経済ジャーナリスト、ヘンリー・ハズリットはこう言います。
悪童がパン屋の窓ガラスを割る。それを見た近所の人が「窓を割られたのは不運だったが、悪いことばかりでもない」と言い合う。「例えば、そら、ガラス屋が仕事にありつくじゃあないか」。代金を得たガラス屋は、その分かそれ以上を別の店で使うだろう。その店の主人はまたその分を……という具合で、割れた窓ガラスは、次第に大きな範囲で収益と雇用を生むことになる。すると、この寓話の結論はこうなる。「ガラスを割った悪童は、町に損害を与えるどころか、利益をもたらしたのだ」
こんな事情のアメリカという国。
でも日本も違うとはいえないのです。
アメリカ国防総省が1950年に勃発した朝鮮戦争から1970年までに、戦争物資を日本から調達した総額は約100億ドルと推定されています(『占領1945~1952』ハワード・B. ショーンバーガー)。日本の戦後経済復興はこの資金によるところが大きいのです。
理由がよくわからないでしょう?
なんで今回アメリカはウクライナに軍を送らねばならないか、その理由を言える人、手を上げて。 実際、「よくわからない」が正解じゃないかな。マスコミも伝えてるのはたったこれだけ↓。
ウクライナとロシアの国境付近には、10万人規模のロシア軍部隊が集結している。ロシアはウクライナに対する軍事行動を計画していないと主張し続けている。
じゃあ、なんでそうなったのかな? 私はよく分からないんです。つーか、なんでそもそもアメリカからそんなに離れたところに、EUより先にそこにアメリカは軍を出たがるわけ?
アメリカには前科がある
「大量破壊兵器、イラクになし 国連査察委が報告書」
アメリカは「てえへんだ、イラクは大量破壊兵器持ってるで」とイラクと戦争し、イラクのリーダー フセインを捕らえ死刑執行した。でも、そもそも大量破壊兵器なんてなかった。こんなことをする国、アメリカ。今回も、アメリカがロシアを進軍させようと刺激してるように思えてしょうがない。なにせ、ウソつきの前科がある。
アメリカを動かしているものたち
元駐ウクライナ大使の馬渕睦夫氏が著書の中でこんなこと書いています。
アメリカの狙いは自ら演出したウクライナ危機を口実にプーチンを失脚させることです。……プーチンを失脚させてロシアをグローバル市場に組み込むことにより、グローバル市場化による世界支配を完成させようとしているわけです。世界はいま、グローバリズムとナショナリズムの壮絶な戦いの渦中にあるのです。
また国際金融資本家の手が伸びてるということか。