2005年6月
2005_06_15
ナイトダイブ氏 ダイビングの魅力
言葉は魂だ。ギリシア語で魂を表すロゴスと言う言葉は、同時に言葉という意味も持ち合わせる。酒をいただき、音楽を楽しむ。徐々に魂が流れ出し始め、両者の交流が始まる。話そう。
ナイトダイブ氏はダイビングのインストラクター資格を持つ。その話を聞く。
ナイトダイブ氏との対話
まつを「ダイビングの魅力ってなに?」
ナイトダイブ「いろいろなんです。美しい小魚に夢中な人、例えばマンタなんかの大物ねらいの人、海中地形を楽しむ人。いろんな派に分かれてるんです」
まつを「あなたは、何が一番おもしろいって思う?」
ナイトダイブ「ナイト・ダイブですね。夜に潜るんです」
まつを「怖くないの?」
ナイトダイブ「いいえ。ライト持って潜るんですけど、なんというんですか洞窟探検のような冒険心がそそられます。夜光虫が美しかったり、カニなんかの夜の生態が見られたり」
まつを「どのくらいの深さ、潜るの?」
ナイトダイブ「15mが普通です。昼間もこのあたりが一般的。この辺りまでは光もきちんと届きますし色もいい。昼間、私は30mあたりまで行くんですが、深くなるにつれて赤みが消えてきて、最後にはグランブルーと呼ばれる青だけの世界に浸ります」
まつを「見上げると光の筋が見えたり?」
ナイトダイブ「そうですね、海中の地形っていうのは、思っているよりも複雑なんです。海の谷間にさしこむ光って美しい」
まつを「起こしやすい事故って?」
ナイトダイブ「息を止めてはいけません。初心者は写真を撮る時などに、息を止めてしまうんですね。で、自分が意識しないうちに、浮き沈みしている。すると肺の収縮が起こって危険なんです。それから急浮上も禁じ手ですね。目安として、自分の吐く息の泡の浮上よりも先に上っちゃいけません」
革命期のインドネシア
ナイトダイブ氏は革命期のインドネシアで暮していた。貴重な経験をお聴きする。
まつを「革命の時期の国内ってどんな感じ?」
ナイトダイブ「そうですね,なんか熱に浮かされているような人々の波、それはトラックにすし詰めになった人々だったりですが、そんな光景をみたことがあります。一種のお祭りというか。その中で,富裕層も一種の危機感をもっていたり,いろんなデマが飛び交ったりしました。作為的なものもかなりありました。私たちとしては,通貨のレートが毎日変わるので,それに戦々恐々としていましたが……。どこどこで大規模なデモがあるらしいという不確かな情報が飛び交う時などは本当に不安でしたが,実際デモが始まると正確な情報が入ってきますので,不安は消えていきました。一番怖いのは恐怖よりも不安だと感じました。それから,軍が動くと私たちも国外ににげることを真剣に考えました。軍が一番怖いです。」
ネプチューン=海山
縁あって水辺の森公園レストランでのパーティに招かれる。ネプチューン=海山がプレイ。カゼなおりかけで出かけたため、ちょっと今調子悪し。お休みなさい。