2009年8月
インタビューアップ
長崎インターネットラジオにカウンセラー 金原俊輔さんのインタビューをアップしました。不登校から子ども達を救う抜群の実績をお持ちの先生です。お聴きいただくとわかりますが、元ラクビー部の屈強な身体に、誠実なたましいを宿された魅力。不登校を救うポイントが、丁寧な言葉によって紡がれていきます。子育て中の方々、そして将来親となろう方々は、必聴のインタビュー。
生物は体内で核の力を使っている
レコーディングダイエット始まる
昨日から一種のレコーディングダイエット。効くか?ところで、人間の体って、自動車などと比べたらものすごい燃費のよさですね。よくこれだけ食べただけで、一日体が動かせるものだと思います。というか痩せないものですね。生体ってこうも高燃費なのだろうと思っていましたら、昨日紹介したサイトにこんな記述があります。
ミトコンドリアはカリウムの放射線を使うので、物を食べて燃焼した以上のエネルギーが出る
「ミトコンドリアの中ではクエン酸回路と電子伝達系から構成されているんだけど、電子伝達系が野菜などから取り込んだカリウムの放射線を使う。ナトリウムを外に出して細胞内にカリウムを入れる。そうしたカリウムの内の0.012%が放射能を出すカリウム40で、そのときの放射能を使って電子伝達系が動く。だから、このミトコンドリア系では、物を食べて燃焼した以上のエネルギーが出るわけです。」なになに、生き物って核の力も使っているってことですか?原文はここにありまして、ものすごく面白いですから読んでみてください。
夏が過ぎ去ろうとしている
本当に夏が過ぎ去ろうとしていますね。そういえば酷暑で知られる我がグラスハウスも、昨年ほどではありませんでした。タープも効いてるみたいです。
朝から息子を諏訪神社の合気道道場に運んだあと、歴史博物館のショップへ。午後、同じく息子と時津のプール。快適な運動。普段なかなか時間もとれないので、こういうときに体を動かさなきゃいけません。雲仙の山頂に登りたいですね。たぶん下界と違い涼しいですよ。ジオパーク認定記念で、溶岩ドームを間近に見るというのもオツでしょう。
夜、ふと気付くと鈴虫が鳴いています。秋が静かに滑り込む夜。
大きな壺
大きな壺があります。それに岩を詰めていきます。いっぱいになって、問います。「この壺は満杯ですか?」
「はい」とあなたは答えます。
「本当に?」
そう言いながらバケツに入った砂利をとり出し、壺を振りながら、岩と岩の間を砂利で埋めていきます。そしてもう一度聞きます。
「この壺は満杯ですか?」
「違う」 そうあなたは答えます。
そうですね。今度はバケツに入った砂を取り出し、それを岩と砂利の隙間に流し込む。で、もう一度。
「この壺は満杯ですか?」
「違う」 あなたは答えます。
そのとおり。水差しを取り出し、壺の縁までなみなみと注ぎます。
「私が何を言いたいのかわかりますか?」
あなたは次のように言うかもしれません。「どんなにスケジュールが詰まっているときでも、実はやりかたでどうにかなる」
そう。「忙しい」と思いこむ囚われこそが、あなたを追い込む。忙しさの原因に囚われないこと。切り替えること。それはとても大切なマスターすべき技術です。
けれど、それよりもさらにお伝えしたいことは、「大きな岩を先に入れないかぎり、それが入る余地は、その後二度とないという事」。
あなたにとって”大きな岩”とは何でしょう。それは、仕事であったり、愛する人であったり、家庭であったり、自分の夢であったり。ここで言う”大きな岩”とは、あなたにとって一番大事なものです。それを最初に壺の中に入れること。もしあなたが、小さな砂利や砂や、つまり自分にとって重要性の低いものから自分の壺を満たしていけば、あなたの人生は重要でない「何か」に満たされたものになるでしょう。
まずは、大きな岩から入れる。そしてそれだけに囚われない。そうすれば、あなたは多面的な人生を暮らすことができるようになると思います。たぶん。
徒然と書きます
20代前半の頃、自分たちの店を出すならというような空想を友人達と話して楽しんでいたことがありました。振り返ってみると、かけるコストはとても低いものでした。ジャンキーな感じでやって、それで気の合う者がやってきてワイワイ飲んでもらう。無邪気な発想です。シャッター通りの復活プロセス
友人のプランナーと某商店街を検証したことがあり、その時に友人が言った言葉が頭にこびりついています。「ここまでシャッター通りになってしまってはきびしいですね。補助とかは傷を長引かせるだけです。この通りを再生させるのは若い世代でしょう。若者達が古着屋ですとか、バーを出店し、低コストの商店街として再び復活することになるんじゃないでしょうか」店主の顔が見える店
ここまで書いて、若い頃通っていた佐世保の店を思い出しました。古い建物の中にある、ロックを響かせている小さな店でした。壁はポスターで埋め尽くされ、音楽が流れ、マスターとの距離がやたら近くって。それは山の中腹に広がる住宅街にありましたが、わざわざ出かけていってました。なぜなんだろうと振り返ります。マスターに会いに行っていたんでしょうね。そういえば、私が好きな店の多くは、第一に店主の顔が見える店、第二に低コストの店、第三によどみがある店になってますね。で、ここまで書いて、最初に書いた若い頃発想していた店って、ストライクじゃないかと。店主が客と話し、安く、ぼろっちくよどめる。
指輪を彼女に贈るとき
あなたは指輪を彼女に贈るときに、あなた好みの指輪を贈りますか。それとも彼女好みの宝石を贈りますか。贈って付けてくれなければなんにもならない。これコミュニケーション。これ、どんな店を出したいかから発想が出発するのと、どんな店が運営できるのかから出発するのの違い。そのあたりが難しいですね。店というのはいわば自分のアイデンテティとして出す人が多いわけで、自分好みの指輪を贈りたいわけで。でも他者とコミュニケートという面からも裏返して検証しないといけないわけで。それは、いわゆるマーケティングという問題であって。この贈りたい指輪度と、受け取って貰える指輪度の調整が、この不況期にはぐっと後者に片寄らざるをえない店が多いのでしょう。
こんなことを考えていくと、個人経営している人って、すごいことやってらっしゃる。
上西園さん、KTNの美樹さん夫婦と
上西園さん、KTNの美樹さん夫婦と飲む。
息子が太陽系模型をつくる
夏休みの課題に、息子が「太陽系をつくりたい」というので、休みに入ってから二人で考え、知恵を貸しながら楽しんでいました。
聴けば太陽系には結構この頃はまっていたとかで、知識は持っていました。
基本的に模型はレディメイドのものを工夫したがうまくいきます。太陽は電池で光らせたいとのこと。おおよその大きさをイメージできる丸いものを集めさせたら、ビー玉、ビー弾、ピンポン球を持ってきました。で軌道となる円盤は、MDやCDや100円ショップでピザまな板などを探してきました。それより大きな軌道は無理でしょ、木の細い模型板を使うといいとアドバイス。
とか何とかで2週間かけてできたのが下のやつ。妙にかっこいい。ちなみに台は、おばあちゃんから送ってきていたもち吉の箱。
金融資本主義はこうして崩壊していく
ノーベル経済学賞受賞者達が作り上げたモンスターがガタガタにしていく
金融資本主義はこうして崩壊していくのかと考える昨今。ノーベル経済学賞受賞者達が作り上げたモンスター、デリバティブやヘッジファンドなどのバクチ経済が実体経済をガタガタにしていき、今回の世界恐慌に結びつきました。この動きはまだ止まらないでしょう。昔からカネを操る人々は国家よりしばしば強く、これが故に操作できません。シュンペーターの予言はここでもあたりです。巨大な投資は国家プロジェクト化されていく。それはそうあることが当為であるかのように移行されるのです。現在では公定歩合や預金準備率操作は効果がない
先般、高校生の娘の「現代社会」の教科書を読んで、参りました。わかっちゃいましたが、教科書にこう書かれる事態まで来ると、なんといいますか。こう書かれています。「金融政策の代表的な手段は公開市場操作である。……かつては、公定歩合操作が中心的な金融政策であった。……しかし金利の自由化によって、公定歩合と金融機関の金利が直接的に連動することはなくなったため、現在では公定歩合は政策金利としての意味を持たなくなっている。また、預金準備率操作も1991年10月以降おこなわれていない。」
国家がモンスターの前に丸腰で立たされているという図です。
K・E・ボールディング
K・E・ボールディングも同じく若い頃に読んだ経済学者でして、私が読めたということは、数式は出てきません(笑)。で、これもまた予言型です。写真に見られる本のタイトル『歴史はいかに書かれるべきか』(K・E・ボールディング)からもわかるとおり。このボールディングの思想をより分かりやすく理解したかったら、『転換期の世界』(公文俊平)をお勧めします。最近の世界経済の動きが気になってこの辺りを読み直しているんですが、写真のようにアンダーラインやラインマーカーが幾重にも引かれた書籍を見るにつけ、社会科学にとっぷり浸かっていた若き日の自分を懐かしく感じます。
日本は循環的なものになる必要がある
ボールディングの言葉から。「日本は、発展という社会空間の飛行を、もっとも早いスピードで行った国である。従って、それは再突入の問題に一番早く直面する社会となるであろう。また、一番最初に新しい、高いレベルの、安定度の高い、環境保全に強い関心を示す社会を作るという問題に直面するだろう。このためには、経済がもっと「循環的」なものになる必要がある。つまり、その社会の、物質的・心理的廃棄物を回収して、もう一度原料として用いるようにし、このプロセスを永続的循環プロセスにのせる必要がある。」現在、このための障壁になっているのが、ボールディングの国アメリカによる影響のようにみえることが悔やまれます。
シュンペーター
若き日、私を魅了した経済学者にシュンペーターがいます。その詳細まで理解していると主張する気は毛頭ないのですが、彼の学説の魅力はその予言にあります。すでに私は50歳を超えましたが、私の目の前で展開されてきた現代史は、彼が残した予言のように動いてきましたし、今現在もそれが進行しています。シュンペーターの学説の概要を承知しておけば、世界理解はとても楽になりますし、よく見えるようになります。できる限り分かりやすく書いています。同じように学問的予言をしたのがマルクスですが、彼は外れました。資本主義は、革命により社会主義となって人類万々歳となると彼は言いましたが、見事に外れていることは歴史を見れば一目瞭然。
シュンペーターの予言
シュンペーターの予言は極力簡単に言えばこうです。工場は最初ちょっとした機械をすえている。だんだん、新製品の開発のために機械は大がかりなものになってくる。これがどんどん加速し、もっと画期的な製品を開発するために大変大がかりな研究も必要になり、工場も大がかりなものになり、最後には私企業では持てないものになる。ということで、その工場は国家経営になる。そんな企業が多数となるとき、これを資本主義と言える状態ではなくなる。ま、そんな感じ。
アメリカがGMなどを国家で引き取りましたよね。どうするんでしょうね。もう少し詳しく読みたいって方はここが分かりやすく書いてあります。いずれにしろそんな感じで、昨年の世界恐慌から歴史は次の局面を迎え始めているように見えます。その辺りもときどき書いていきたいなと思います。