2022年1月
2007年復刻記事
2007年 1月
里山。この頃は真冬でもアウトドアしてます。
2007年 6月
長崎の家DIY開始 2007年 8月
サイト開設10年記念FM番組開始 2007年10月
FM番組、宇都宮・東京・佐世保・鹿町・大分・島原・平戸と出張乱舞 「私は新たな戦争を始めなかった、ここ数十年で初の大統領となったことを特別に誇らしく思う」 トランプ大統領の退任式のあいさつです。マスコミは民主党べったりですから、あれこれと引っ張り出してこき下ろしていますが、この言葉は真実。
なぜアメリカはウクライナ開戦したがるのか?
ウクライナのうつくしい首都キエフ
大きな戦争をしなかったトランプ
溜まった武器を償却したい
トランプが本格的戦争をしなかったため、軍産複合体には不満が満ちてたでしょう。早く武器を償却できるデカい戦争してくれ、そして経済を回してくれ、と。戦争はもうかります
一般国民が死亡しようが、戦争をやりたくて仕方ない連中がいます。
米国の経済ジャーナリスト、ヘンリー・ハズリットはこう言います。
こんな事情のアメリカという国。
でも日本も違うとはいえないのです。
アメリカ国防総省が1950年に勃発した朝鮮戦争から1970年までに、戦争物資を日本から調達した総額は約100億ドルと推定されています(『占領1945~1952』ハワード・B. ショーンバーガー)。日本の戦後経済復興はこの資金によるところが大きいのです。
理由がよくわからないでしょう?
なんで今回アメリカはウクライナに軍を送らねばならないか、その理由を言える人、手を上げて。 実際、「よくわからない」が正解じゃないかな。マスコミも伝えてるのはたったこれだけ↓。
じゃあ、なんでそうなったのかな? 私はよく分からないんです。つーか、なんでそもそもアメリカからそんなに離れたところに、EUより先にそこにアメリカは軍を出たがるわけ?
アメリカには前科がある
「大量破壊兵器、イラクになし 国連査察委が報告書」
アメリカは「てえへんだ、イラクは大量破壊兵器持ってるで」とイラクと戦争し、イラクのリーダー フセインを捕らえ死刑執行した。でも、そもそも大量破壊兵器なんてなかった。こんなことをする国、アメリカ。今回も、アメリカがロシアを進軍させようと刺激してるように思えてしょうがない。なにせ、ウソつきの前科がある。
アメリカを動かしているものたち
元駐ウクライナ大使の馬渕睦夫氏が著書の中でこんなこと書いています。また国際金融資本家の手が伸びてるということか。
モーニング・ジル
私の朝はこんなジルの大騒ぎで始まります。
こんなに無垢な愛情。いつもありがとう。
みそ汁毎朝作ってます
今朝つくったみそ汁
小さな片手鍋にトウフ、ワカメ、油揚げ。味噌は地元のもの。
ジルが早朝暗い中で「ゴハン、ゴハン」と騒ぐのでね。それが毎朝のルーチーンの始まり。キッチンに立ったついでに、みそ汁をつくり始めます。
昔はインスタントのみそ汁で済ませてたんですが、どうにも寂しい具材に自分で作り始めました。火を止めた後に投入した味噌の味のおいしさ。食堂で煮沸し直した味噌は死んどります。
「味噌の医者殺し」。味噌は発酵食品で乳酸菌が含まれます。加熱で死んだ菌でも、善玉菌の格好のエサになって腸活にOK。
今日の朝ごはん
ごはん、海苔、納豆、なめたけ、みそ汁、緑茶。こうやって改めて確認すると、発酵食品たっぷりですね。
その民族のこと知りたかったら、発酵食品を味わえ。そう思っています。わが国の味噌、納豆、しょう油。成田空港に帰国すると、みそ汁のにおいがするらしい。キムチ、メンマ、ナンプラー、チーズ、ピクルス、アンチョビ等々、民族の味。そーか、これをうまいって思うのか、ってね。
陽が昇ってから家人は起床し、コーヒーとバナナ。
いいんです。彼女は私や子どもが出勤・登校している長い期間、朝食と弁当をつくり続けてくれてました。ありがとう。
三原庭園
三原庭園に展望休憩所ができていました。
「ここ、掛けさせていただいていいですか?」
「どうぞー」
ジルとまったり風景を楽しむ。
三原庭園は毎日植物の手入れが行われていますので、生気に溢れています。
ジル
「ジル、お前たちトイプードルが一番人気なんだって、今年も」
「ふ~ん。他人の評価だからね。これまでどおりよろしく」
「って、お前、私の足の上からそろそろどいてくれないかな?」
犬のいる暮らし
ジルがいると場が和みます。久しぶりにやって来た子どもたちや親との場は、暖かいものになります。
「それだけじゃなくってですね」と家人。「ジルがいてくれるおかげで、私は朝ゆっくり眠っていられます。ジルと遊んでるでしょ」
散歩の欠かせない相棒ですし、腕枕でジルが眠る横で過ごす一時は格別です。
コロナ禍で巣ごもり生活となり、犬を飼う人が増え、その価格も高騰しています。比例して、ペットの育児放棄をする人も増えていると言います。
ネットにころがる自撮り写真を見れば分かることですが、ネットはいい側面だけ拡大して伝える特性があることを理解して見ておきましょう。
犬のいる暮らしのマイナス
ウンチします。子犬の育てはじめは目も当てられぬほど、室内のあちこちにします。わが家は子犬を迎えるにあたってカーペットを排除しました。1か月でジルはマスターしたかな。
あとは、家具を噛むとか、吠えるとか。これは犬のしつけに関わることで、人間と一緒に暮らすには犬も身に付けねばならないことはあります。躾けてくださいね。犬種によってだいぶ違うみたい。
犬の十戒
- 私と気長につきあってください。
- 私を信じてください。それだけで私は幸せです。
- 私にも心があることを忘れないでください。
- 言うことをきかないときは理由があります。
- 私にたくさん話しかけてください。人のことばは話せないけど、わかっています。
- 私をたたかないで。本気になったら私のほうが強いことを忘れないで。
- 私が歳を取っても、仲良くしてください。
- 私は十年くらいしか生きられません。だからできるだけ私と一緒にいてください。
- あなたには学校もあるし友だちもいます。でも私にはあなたしかいません。
- 私が死ぬとき、お願いです、そばにいてください。どうか覚えていてください、私がずっとあなたを愛していたことを。
冬降る雨
急用で島原へ。 用件後、旭亭で入浴し午後3時半から一人杯を煽る。夜7時就寝。
早朝3時半起床。5時半から長崎へ。外は雨。降る雨は車の屋根に車内BGMが聴き取れぬほどの激しさ。戯れにソール・ライター風のショットを撮る。
最近の家
散歩してて見かけたお宅。新興住宅地の風景です。
軽い驚き。
屋根が平たく、太陽光発電パネル。 窓に庇なし。鉄筋コンクリート造(RC造)ではありません。周囲はコンクリート。これって養老孟司氏が言っていた「人間が頭の中で描いた風景」って感じですね。
未来の風景を見た思いでした。ここではじまる暮らしに幸多かれ。
PISAの問題をやってみよう
世界中の子どもたちがやった問題をやってみませんか? 読解力問題「ラパヌイ島」。 PISAとは国際学習到達度調査のことで、これは15歳用の問題です。あなたは15歳に勝てるかな。
この問題はPISAが、ネットで得られる情報の「信ぴょう性」を正しく疑えるかという点に焦点を置いたことで話題となりました。
※ 出題形式は見やすくするため編者が調整しています。
はじめに
下の文章を読んで、問いに答えてください。
地元の図書館で来週講演会があります。講演をするのは近くの大学の教授です。彼女は、チリの3200キロメートル西にある太平洋のラパヌイ島に関するフィールドワークについて話をします。
あなたは、世界史の授業でその講演を聴きに行くことになりました。そして講演会に行く前に知識を得るため、ラパヌイ島の歴史を調べるという課題が先生から出されました。
一つ目の資料は、その教接がラパヌイ島に滞在していたときに書いたブログです。
ある教授のブログ
5月23日 午前11時22分投稿
今朝窓の外を見ると、今では大好きになったラパヌイ島(地域によってはイースター島として知られている)の景色が目の前に広がります。草原や低木の緑と青い空、そして遠くには古い死火山がそびえています。
今週でこの島での滞在が終わると思うと少しさみしい気持ちになります。私はすでにフィールドワークを終え、間もなく家に帰ります。今日の午後は丘へ散歩に出て、この九か月間調査してきたモアイ像とお別れをしようと思います。これは、その巨大な像の一部を撮った写蔓です。
今年ずっと私のブログを読んでくださっている方なら、これらのモアイ像はラパヌイ族の人々が数百年前に彫ったものだということを、すでにご存じでしょう。この素晴らしいモアイ像は、島の東部に一つだけある石切り場で彫られた物です。中には重さが数十トンにもなる像もありますが、ラパヌイ族の人々はクレーンや重機なしにこれらを石切り場から遠く離れた場所に運んでいたのです。
これらの巨大な像がどのように運ばれたかについては、考古学者の間でも長年知られていませんでした。このことはずっと謎とされてきましたが、1990年代に考古学者とラパヌイ島の住人からなるチームが、植物で作ったロープや木のローラー、かつて島にたくさんあった大木から作られた傾斜路でモアイ像を運搬し、立たせることができたということを実演しました。モアイ像の謎は解けたのです。
しかし、別の謎が残りました。モアイ像を運ぶために使われた植物や大木はどうなったのでしょう? 最初に書いたように、今窓の外を見ると草原と低木と数本の小さな木だけで、巨大な像を動かすために使われた物は何も見当たりません。この興味深い難問については、今後の投稿や講義の中で探っていきたいと思います。それまでの間に、自分でこの謎について調べたいと思う方もいらっしゃるかもしれません。そんな方にはジャレド・ダイアモンド氏の『文明崩壊』という本をお勧めします。 まずはこちらの、『文明崩壊』の書評を読むとよいでしょう。
www.sciencenews.com/Polynesian_rats_Raopa_Nui
問1
教授のブログを読んで、下の問いの答えを1.~4.から一つ選んでください。
ブログによると、教授がフィールドワークを始めたのはいつですか。
- 1990年代
- 九か月前
- 一年前
- 五月の始め
問2
ブログの最後の段落に、「……別の謎が残りました」と書かれています。
教授がここで指している謎とは何か書いてください。
書評『文明崩壊』
ジャレド・ダイアモンドの新著『文明崩壊』は、環境破壊による結末についての明らかな警告である。本書には、自らの選択とそれが環境に与えた影響によって崩壊したいくつかの文明について書かれている。本書の中でも最も気がかりな例が、ラパヌイ族である。
著者によるとラパヌイ島には西暦700年以降にポリネシア系の民族が移住してきたそうだ。おそらく人口15,000人ほどの豊かな社会を築いていたという。彼らは有名なモアイ像を彫り、身近にあった天然資源を使ってその巨大なモアイ像を島のあちこちに運んでいた。1722年にヨーロッパ人がはじめてラパヌイ島に上陸した時、モアイ像は残っていたが、森は消滅していた。人口は数千人に減少し、人々は必死で生き延びようとしていた。ダイアモンド氏は、ラパヌイ族の人々は耕作やその他の目的のために土地を切り開き、かつて島に生息していた多種多様な海の生物や地上の鳥を乱獲したと述べている。そして天然資源の減少によって内戦が起こり、ラパヌイ族の社会の崩壊につながったと推測している。
この素晴らしくも恐ろしい著書から学べることは、過去に人間はすべての木を伐採し、生物を絶滅させるまで捕獲したことで、自分たちの環境を破壊するという選択をしていたということだ。楽観的なことに、著者は、現代の私たちは同じ過ちを繰り返さないという選択ができると述べている。本書は内容がよくまとまっており、環境問題を心配する方にはぜひ読んでいただきたい一冊である。
問3
『文明崩壊』の書評を読んで、次の問いに答えてください。
下の1.~5.の文は、書評『文明崩壊』からの抜粋です。これらはそれぞれ事実または意見のどちらですか。
- 本書には、自らの選択とそれが環境に与えた影響によって崩壊したいくつかの文明について書かれている。
[ 事実・意見 ]
- 中でも最も気がかりな例が、ラパヌイ族である。
[ 事実・意見 ]
- 彼らは有名なモアイ像を彫り、身近にあった天然資源を使ってその巨大なモアイ像を島のあちこちに運んでいた。
[ 事実・意見 ]
- 1722年にヨーロッパ人が初めてラパヌイ島に上陸した時、モアイ像は残っていたが、森は消滅していた。
[ 事実・意見 ]
- 本書は内容はよくまとまっており、環境問題を心配する方にはぜひ読んでいただきたい一冊である。
[ 事実・意見 ]
サイエンス ニュース
ラパヌイ島の森を破壊したのはナンヨウネズミか?
科字レポーター 木村 真
2005年、ジャレド・ダイアモンド氏の『文明崩壊』が出版されました。この本の中で、彼はラパヌイ島(別名イースター島)に人が定住した様子を描いています。
本書は出版と同時に大きな議論を呼びました。多くの科学者が、ラパヌイ島で起こったことについてのダイアモンド氏の説に疑問を抱いたのです。科学者たちは、18世紀にヨーロッパ人がその島に初めて上陸した時には巨木が消滅していた点については同意しましたが、消滅した原因についてのジャレド・ダイアモンド氏の説には同意しなかったのです。
そして、ニ人の科学者カール・リポ氏とテリー・ハント氏による新しい説が発表されました。彼らはナンヨウネズミが木の種を食べたために、新しい木が育たなかったと考えています。そのネズミはラパヌイ島の最初の移住者である人間が上陸するために使ったカヌーに偶然乗っていたか、または、この島に意図的に連れてこられたのだと、彼らは述べています。
ネズミの数は 47日間で二倍に増えるという研究結果があります。それほどの数のネズミが育つには多くのエサが必要です。リポ氏とハント氏はこの説の根拠として、ヤシの実の残骸にネズミがかじった跡が残っている点を指摘しています。もちろん彼らも、ラパヌイ島の森の破壊に人聞が加担したことは認めています。しかし、一連の経緯の元凶は主にナンヨウネズミの方にあったというのが、彼らの主張なのです。
問4
「ラパヌイ島の森を破壊したのはナンヨウネズミか?」という記事を読んで、下の問いの答えとして正しいものを1.~4.から一つ選んでください。
記事の中の科学者たちと、ジャレド・ダイアモンド氏が同意している点はどれですか。
- 人類は数百年前にラパヌイ島に移住した。
- ラパヌイ島にあった大木が消滅した。
- ナンヨウネズミがラパヌイ島の大木の種を食べた。
- 18世紀にヨーロッパ人がラパヌイ島に上陸した。
問5
「ラパヌイ島の森を破壊したのはナンヨウネズミか?」という記事を読んで、下の問いの答えとして正しいものを1.~4.から一つ選んでください。
ラパヌイ島の大木か消滅した理由の根拠として、カール・リポ氏とテリー・ハント氏が挙げている証拠は何ですか。
- ネズミが移住者のカヌーに乗って上陸したこと
- ネズミは移住者が意図的に連れてきたかもしれないこと
- ネズミの数が47日間で二倍に増えること
- ヤシの実の残骸にネズミがかじった跡が残っていること
問6
二つの説に関して、それぞれの原因とそれらに共通する結果として、表のア~ウにあてはまるものを、それぞれ下の1.~6.から一つずつ選んでください。
原因 | 結果 | 提唱者 |
---|---|---|
ア | ウ | ジャレド・ダイアモンド |
イ | カール・リポとテリー・ハント |
- モアイ像は同じ石切り場で彫られた。
- ナンヨウネズミが木の種を食べ、その結果新しい木が育たなかった。
- 移住者はカヌーを使ってネズミをラパヌイ島に連れてきた。
- ラパヌイ島にあった大木が消滅した。
- ラパヌイ島の住人は、モアイ像を運ぶために天然資源が必要だった。
- 人間は耕作やその他の理由のために木を切って土地を切り開いた。
解答 PISA読解力問題「ラパヌイ島」
問1
2.九か月前
問2
(モアイ)像を運ぶために使われた道具が消えたことに言及している答え。
- モアイ像を運ぶために使われた植物や大木はどうなったのでしょう?【直接引用】
- モアイ像を運ぶことができた大木が残っていないこと。
- 草,低木と数本の小さな木はあるが,巨大な像を動かすのに十分な大きさの木はない。
- 大木はどこでしょう?【最小限】
- 植物はどこでしょう?【最小限】
- 像を運ぶのに必要とされた資材はどうなったのかということ。
- 教授は周りを見渡しても大きな木や植物がないので,何がモアイを動かしたのかと述べている。教授はそれらに何が起きたのかについて不思議に思っている。【違う謎を述べるところから始めているが,正確な要素を含む答え】
問3
- 事実
- 意見
- 事実
- 事実
- 意見
問4
2.ラパヌイ島にあった大木が消滅した。
問5
4.ヤシの実の残骸にネズミがかじった跡が残っていること
問6
ア……6.人間は耕作やその他の理由のために木を切って土地を切り開いた。
イ……2.ナンヨウネズミが木の種を食べ、その結果新しい木が育たなかった。
ウ……4.ラパヌイ島にあった大木が消滅した。
事実と意見を区別できるか
解説この問題はPISAが、ネットで得られる情報の「信ぴょう性」を正しく疑えるかという点に焦点を置いたことで話題となりました。「事実」と「意見」の混同がないか。結果として、米英の子どもたちがクールに読み分けているのに対し、韓国では著しい混同が指摘されています。
落ち込んだ読解力
最近、私自身の読解力に疑問を感じ始めましたので、自戒も込めて記事を書きます。
問:この二つの文が表す内容は同じか、異なるか。
・幕府は、1639年、ポルトガル人を追放し、大名には沿岸の警備を命じた。
・1639年、ポルトガル人は追放され、幕府は大名から沿岸の警備を命じられた。
この問の中学生の正答率は57%。2択問題なので、適当に答えても5割は正解する問題にもかかわらず。
答えは「異なる」。
急落する日本人の読解力
この表は今回発表された国際学習到達度調査PISAの結果です。受験した日本の15歳は、読解力15位で、6年前の4位から大幅ダウンしていることが騒がれています。日本の資源は頭脳
資源のないこの国では頭脳が資源。私たちの世代はそう教えられてきました。
またわが国のあらゆる産業の中で、費用対効果が最も高い分野が教育でした。だって衰えたとはいえこの高結果レベル。今やわが国のどんな産業分野がこれほどの高レベルと維持しているか考えるといいでしょう。それが凋落し始めているのです。
教育費に金をかけない日本政府
日本の教育につぎ込む予算はOECD中で最低レベル。狂ってます。
この国の指導者たちは日本の将来へのビジョンがあるのかと疑ってしまいます。国の将来をつくるのは教育。こんなことだから、ノーベル賞候補的人材からも海外脱出されるのです。
2015年、政界で強まった反知性主義。知に敬意を抱かず、合理的思考を疎んじ、高学歴官僚を捨て駒として粗雑に扱う政権。あの頃から知性を軽んじる風潮は発生したように思います。
小論文の書き方の禁じ手
笑い話として書きます。このやり方はマネしないように。1時間で書ける小論文対応法です(汗)。
試験前日
昔あるところに体育大学に推薦入学を希望する一人の男子がおりました。通りかかりますと、部活顧問に烈火のごとく怒られてます。もしもし亀よ亀さんよ、どーしましたかな? と問いますと
「こいつはさ、明日受験てのに、今頃小論文がありますって言うとっくさ。なーんも対策しとらんて。アキルっさな~(あきれるさ)」とのこと。
頑強な筋肉の塊のような彼は、顧問の前でその身を小さくしてをりました。
「なーんにも準備してないの?」
コクリと彼。
「方法は一つしかないな。一時間後に私のところに来なさい」
火事場の対策
該当大学の過去問をチェック。最大公約数は『スポーツマンシップとはなにか』というテーマと見立て、750字ぐらいの文章を書く。果たして、彼は私のもとにやってきました。
「この文章を丸暗記しておいで」
彼は丸暗記して私のもとに再来。
「『近代スポーツが取り組んできた課題とは何か』って問題だったらどう書く?」
「?」
「『近代スポーツが取り組んできた課題とは、スポーツマンシップである。スポーツマンシップとは~』と憶えた文章を書けばいい」
「はあ」
「長文が与えられていて、『筆者の主張に対して、あなたの意見を書きなさい』って問題だったらどう書く?」
「?」
「『筆者の主張は、スポーツマンシップに関してである。スポーツマンシップとは~』と憶えた文章を書けばいい」
「お」
「もう分ってきたね。問われていること = スポーツマンシップ と1文目で書く。その後は憶えた文章を書く」
「おおお!」
「おおおって(笑)、うまくいくかどうか分らんが、もうこれしかない」
合格
はたして実際に出題されたのは宮本武蔵の『五輪の書』に関する長文。彼は、『五輪の書に書かれていることはスポーツマンシップについてである。スポーツマンシップとは~』と書いてきたという。
結果は合格。無茶苦茶です。
まずは読解力・要約力
この禁じ手は、長文を伴わない小論文や作文には有効なことがあります。例えば「米(コメ)を巡る現代の課題についてあなたの意見を述べなさい」(実際に出題され、受験生合格)とか、そんなやつです。そのためには準備する文章に丸まった包括的内容のものを用意する必要がありますが。
上記対策でミラクル回答され、思わぬ人材を迎え入れる大学もあったことでしょう。ですから初期の長文なし小論文から、長文付きとなり、受験生の要約力を見る客観性を取り入れるようになりました。
近年ではさらに読解力・要約力のスピードを見ることも重視されるようになってきています。広義の情報処理能力をチェックする。つまり大学に必要な力を確認するためです。
そして民主国家の国民となるために
でも、それだけではダメ。昨今、若者の民主主義を支えていく力の低下が問題とされています。そのためにはフランスのバカロレア的出題と採点基準が必要なのです。つまり健全な懐疑力と論理構成力です。
日本の場合、大学入学共通テストではこの方法は採点法上適しません。各大学の二次試験での先生方の努力が必要となってきます。
そんなこともあって、私は村上春樹のカタルーニャ国際賞スピーチの一部を長文として与えた小論文を出題してはいかがかと内部提案したことがありました。これに答えるには読解のスピードと自分の意見が必要です。没でした。
小論文の書き方
小論文の季節がやってきましたね。この時期救いを求めてる人も多いんじゃないかな。書き方をマジメに解説します。保存版。お役に立てば幸い!
典型的出題パターン
長文が与えられる。
問1が「長文を要約せよ」。
問2が「筆者の主張に対してあなたの考えを800字で書け」。
小論文はこう書く
問2への回答法の各段構成は次のとおり。簡単に言うと一人ディベートするのです。
1段目 | 筆者は~と述べている。私は筆者の意見に賛成(または反対)。なぜなら~ ※要約は1文に。あなたの要約力を採点者に見せましょう。 |
---|---|
2段目 | この意見に対し次のような反論が予想される。~と。なぜなら~ |
3段目 | しかしその意見には賛同できない。なぜなら~ ※つまりこの段が一番長くなります。 |
4段目 | したがって私は~(冒頭1の主張を繰り返す)。 |
この型でやれば800字は怖くない。起承転結なんて言葉で教えられると「どう埋めよう (汗)」ってアップアップするんです。最初から文章を書こうとすると筆が進みません。まず連想ゲームします。
3段目のコツ
3段目のコツをお教えしておきましょう。大きな概念をブツけるとうまくいくことが多いですよ。例えば「豊かさとは何だろう。たとえば~」など。
まず連想ゲーム
長文を読んで、頭に浮かんだことをランダムに余白のある用紙に落書きしていきます(原則的に余白用紙が本番試験でも付いてきます)。
これよりもっとザッとしたグシャグシャしたものでいいです。(出典)
- 用紙中央あたりに長文の要点を書く。
- 連想ゲームのように思いついた単語なんかをランダムに書いていく。四方八方、まるで線香花火のように思いつくまま書きなぐる。質より量(考え込まずジャンジャン)。突飛なものも可。
- 書いた単語から、さらに連想がはじまる。これも書いていく。
- そのうちに、その具体例だとか、体験談だとか、有名人の名言だとか、連想しだしたらグシャグシャ書いていく。
- 関係ありそうな単語を線で結ぶ。
そうこうしてる内に書けそうな感じになったら書く(笑)。
以上。ここまでが小論文の書き方です。受験生の方はここまでお読みになればOK。
私たちの思考は直列二足歩行ではやってこない
私たちの思考は線香花火のように頭に浮かんできます。無意識は私たちの意識よりも広域で柔軟にまわっています。
だからブレインストーミングっていうワークショップもあるんです。前段で説明したやりかたは一人でやるブレインストーミング。正式にはマインドマップっていいます。
憶えておいてください。柔らか頭で小論文は書きます。
最近、学会ではワークショップを小難しく解説しているものが出てきましたが、あれはそうしないと論文が書けないから分厚く詳細に書いてるだけです。実用的ワークショップって実にシンプル。そうじゃないと現場では使えません。
高校・大学で教えていた私が言うんですからホントです(笑)。
日本が制度化できなかったバカロレア
今回ご紹介した小論文の書き方は、バカロレアの型をやさしくしたものです。バカロレアはフランスの大学入学を目指す高校生が受験するもの。その最初に「哲学」が実施されます。その内容はさすが民主主義の国と思わせます。詳細はこちらに書いてますので読んでくださいね。
↑ここで書いてますように、バカロレアは独創的な思考を求めているものではありません。自由気ままな思考展開ではなく、高校で学んできた「思考の型」が出来ているかをチェックする試験。そう、剣道の昇段試験をイメージしてください。型を学ばずにガンガン戦っても評価はされません。
この点が日本の多くの小論文指導で誤解されている点です。上記で解説した型を身につけましょうね。
日本も近年、大学入試制度を大幅に改革し、バカロレア的に持っていきたいという動きもありましたが断念されました。
長文要約AIが発表される
長文要約AI「イライザダイゼスト」が発表されていました。
「どんな文章でも、AIが3行に要約!」、「東大松尾研究室発、DEEP LEARNINGのプロフェッショナル集団ELYZA」と記されています。メール、対話テキスト、小説、ニュース、議事録なんでもござれの頼りになりそうなAI。
使い方は、Webサイトのフォームに入力し、ボタンを押すだけといたって簡単。
拙小説でやってみた
さっそく使ってみました。入力したのは、文学新人賞に応募し筒井康隆先生にお褒めいただいた私の短編小説『昔走った稜線』。
わずか数秒で要約は終わります。出てきた要約はこちら。
名作でやってみた
「青空文庫」に掲載されている日本の名作を要約させてみました。
ELYZAの名誉のために
なお「イライザダイゼスト」サイトでは「本モデルはデモンストレーション用の小さなモデルです。精度面で不十分なケースもございます。ご了承ください」と記されおり、ビジネスでの利用を前提としたプランも対応するとのことです。
オススメ記事コーナー
オススメ記事コーナーを整理しました。
硬貨の入金
一通のtwitterから
年末にtwitter民がザワついた一通のこんなツイートがありました。
板宿八幡神社@留守番@rusubansan
「ちょっと大きな一人言なんですけどね、銀行が硬貨の枚数によって入金手数料を取るようになりましてね、お賽銭の一円玉ね、あれ、正直な話、多ければ多いほど、全部手数料として銀行に納めるような状態なんですよね、神社にはそれこそ、一円も入らないんですよ…」
手数料がバク上がりします
つまりこういうことです。
ゆうちょ 硬貨の取扱に手数料を追加
これまでゆうちょATMでのゆうちょ口座の預け入れ・払い戻しの利用料金は一律無料でしたが、1月17日の改定後は有料になるケースがあります。……ゆうちょATMでの貯金の預け入れ・払い戻しに「硬貨」を使う場合、「硬貨預払料金」が必要になります。料金は、硬貨を伴う預け入れの場合は1~25枚まで110円、26枚~50枚まで220円、51枚~100枚までが330円です。硬貨を伴う払い戻しでは、1枚以上で110円の料金がかかります。
窓口での取引では、「硬貨取扱料金」と、「金種指定料金」が新設されます。硬貨取扱料金は、預け入れや振込み時などに硬貨を利用する場合、枚数に応じた料金がかかるものです。1枚~50枚までは無料ですが、51枚~100枚は550円、101枚から500枚は825円、501枚~1,000枚が1,100円、1,001枚以上は500枚毎に550円が加算されます。
他の金融機関でもたくさんの小銭や硬貨を入金するときに手数料が必要なところが増えています。長崎の十八親和銀行はこう。
本質は電子マネーへの切り替え政策
結論から書きます。今回の改定は、政府の電子マネーへの切り替え政策でしょう。「小銭使わんで、電子マネー使え」
私のように、現金主義者は小銭が貯まりに溜まります。その一掃が狙いじゃないかな。貨幣の製作費用がその貨幣価値より高いからなんてのは赤子の言い訳。
こんな見え透いたことしやがって。
いやホント、溜まるんだよね~、硬貨。消費税が導入されてからどうもこうも。イギリス人もそうだっていうよね。硬貨をポケットにジャラジャラ入れるんで、ズボンのポケットが破れるのがイギリス人のあるあるなんだって。
銀行に小銭持っていった
手元に溜まった硬貨を銀行に入金する時、実際どうなるのかを体験しに行ってきました。
まず家で、硬貨を種類ごとに分けて枚数チェック。
その後、銀行へ。迷っていると案内の銀行員がやってきました。事情を伝えると
「入金額を書く用紙がありますので、それ記入されてから窓口に行ってください」
「すぐに分かる額の袋と、端数の袋があるんですけど」
「端数はATMでお願いします」
ということで金額記入し窓口へ。しばらくすると窓口の行員が「4円足りません」と。「それ分かるんなら、入金額書く用紙なんて要らないよな」と思いつつ入金終了。その後ATMで入金。
もう一度。窓口で全金額分かるわけだから一気にできるだろ。
お金の発行
紙幣は日本銀行、硬貨は政府がつくる。なんか変だと思わない? 紙幣も政府が作ればいいじゃない。というか、日本銀行って日本政府のものじゃないの? 調べてみるとこうなってます。
日本銀行は、日本国政府から独立した法人とされ、公的資本と民間資本により存立する。資本金は1億円で、そのうち政府が55%の5500万円を出資し、残り45%にあたる約4500万円を政府以外の者が出資する。日本銀行法により日本政府の保有割合が55%を下回ってはならないこととなっている。
2015年(平成27年)3月末日時点における政府以外の出資者の内訳は、個人40.1%、金融機関2.2%、公共団体等0.2%、証券会社0.0%、その他法人2.5%となっている[10]。
日本銀行は半分ぐらいしか日本政府のものじゃない。もう少し詳しく見ると
じゃあ、この日本銀行に金出してるトテツもない「個人」って誰よ? このあたり渋沢栄一あたりの歴史まで遡るんだろうなあ。大河ドラマでは触れてなかったけど。まあ、この話、ここまでにしときます。
日本銀行は資本金の55%を政府が持ってるからまだましかな。アメリカの中央銀行である連邦準備銀行(FRB)はアメリカの電話帳では私企業欄に掲載されてるって聴くからね。
読書
発注
いけないね。気づくと読書量低下。枯渇感を感じるようになっていました。お風呂で読書する習慣はずっと続いてて脱衣所には本棚も設けてるんですが、最近はもっぱら既読書の読み返し。いかん。
ということで、「ブックオフ」Webサイトで発注。
著者の仏教解説では目が覚める体験をしました。モコモコとした仏教本など読まず、彼の『お飛迦さまの脳科学脳科学者はどう解くか?』を手に取られることをオススメします。
今更とお思いの方も多いでしょうが、これ読み逃してたんです。彼の本はよくここまで調べ、よくここまで書いたなという感嘆に満ちてます。
昨日の記事で『徒然草』取り上げたんで、読んでみようかと。
ほか。
挙動がおかしいamazon
最近のamazonにゾッとします。サイトを表示すると、英文を翻訳した画面を出すようになっていて、それも奇妙な日本語になってます。皆さんも体験されたでしょう。なんだこれは? これでは利用者が離れていくだろうにそうしてるのは、よほどこの国を英語文化圏にしたいのだろうかな。小学校からの英語教育も始まって久しいことだし。
amazonのTVCMも気持ち悪い。日本童謡「ふるさと」を使ったり、伝統産業を取り上げジャパンテイストに粉飾し、日本の財を海外に吸い上げる国際企業であることを隠ぺい。
いぶりがっこ
娘からおみやげに、いぶりがっこをもらいました。いぶりがっことは、干大根を燻して作る秋田名産の漬物のことです。驚いたことに、これがウイスキーのツマミに合うんです。両者とも燻製物だしね。
写真にはなめ味噌も写ってますね。子どものころは得意ではなかったのですが、これもまたウイスキーに合います。吉田兼好の『徒然草』に味噌をツマミに酒を酌み交わす描写がありますが、あれです。
吉田兼好『徒然草』 第二百十五段
平宣時朝臣、老の後、昔語りに、「最明寺入道(さいみょうじのにゅうどう)、ある宵の間に呼ばるる事ありしに、『やがて』と申しながら、直垂(ひたたれ)のなくてとかくせしほどに、又使来りて、『直垂などのさぶらはぬにや。夜なれば異様(ことよう)なりともとく」とありしかば、萎えたる直垂、うちうちのままにてまかりたりしに、銚子に土器(かわらけ)とりそへて持て出でて、『この酒をひとりたうべんがさうざうしければ、申しつるなり。肴こそなけれ、人はしずまりぬらん。さりぬべき物やあると、いづくまでも求め給へ』とありしかば、脂燭(しそく)さして、くまぐまをもとめし程に、台所の棚に、小土器(こかわらけ)に味噌の少しつきたるを見出でて、『これぞ求め得て候』と申ししかば、『事足りなん』とて、心よく数献(すこん)に及びて、興にいられ侍りき。その世にはかくこそ侍りしか」と申されき。
しらばっくれるジル
「ここに置いてたパン、食べたのはジル?」と問い詰められた時のジル。通常モードはこちら。
感染症と人類史
人類の移動の歴史はパンデミックの歴史。新たな地や人や動物と接触するたびに、パンデミックを繰り返してきました。
農耕牧畜文明のはじまり
ローマ帝国
モンゴルの移動
大航海時代
近代
日本
2020東京オリンピック
参考:MBL 児玉先生 「エラーカタストロフの限界」を超えるコロナウィルス変異への対応
未開の地に住む人々に安易に接触するな
火星開発と感染症
先日、NASAの火星ローバーによる生物探査が進んでいる話を書きました。
多分、火星で微生物が発見されるでしょう。裏を返せば火星開発には感染症の危険が伴います。-
参考
IDESコラム vol. 55「歴史から学ぶヒトの移動に伴う感染症の移動」
東洋経済ONLINE「世界史のグローバル化」と感染症の深い関係
感染症と社会︓歴史から考える 小田中直樹
ほか。
長崎県選抜作家美術展
アーティストは社会のリトマス紙。意識せずとも豊かな感受性が時代の空気を吸い、作品として滲ませていきます。コロナ禍で生じた社会の停滞感が、展示館内に張った湯船のように満ちていました。
拝見してきました。立ち止まってじっと観させていただいた作品の中からピックアップ。
「組曲・光陰」 栢本龍太
「図書館にある視線」 團俊晴
「Nelson 46664」 古賀巧
「PAPER'S ESSAY」 上田貞子
長崎会場:長崎県美術館 県民ギャラリー
期間:1月7日から16日 ※1月11日休館
時間:10時から18時(最終日は16時終了)
佐世保会場:佐世保市博物館島瀬美術センター
期間:1月19日から23日
時間:10時から18時
入場料
高校生以上 400円、70歳以上 300円、小・中学生 無料
写真撮影可
晴天の長崎そして火星
積雪の東京
昨日東京都心は積雪となっているという。積雪10㎝、最高気温2.6度。水道も凍結で止まったみたいですね。事故などが起きないよう、くれぐれもご注意されますように。晴天の長崎
一方、長崎は晴天でした。陽気に誘われ三原庭園にジルと散歩。咲き誇る花々に癒されます。 帰宅して、ブレンダーで抽出した100%オレンジジュース。火星の風景
お隣の星 火星のようす。絶景かな、絶景かな。
色彩調整をした高解像度で眺めると、かつての水の痕跡を示す地形が広がっています。地下には大量の水があるっていうし、こりゃあ少なくとも微生物はいますね。
火星で生物を探す
画像を送ってきたNASAの火星ローバー・パーサヴィアランス(愛称パーシー)は昨年2021年2月18日に到着以来、二酸化炭素から酸素作ったり、ヘリコプター飛ばしたり、岩石のサンプル取ったりの大活躍です。
↑パーサヴィアランスの火星着陸。とても分かりやすい動画ですのでご覧になるのをオススメします。前半がCG、後半が実写です。
ミッションは次の4つ。
- 生息可能性の探索:微生物が生息可能な過去の環境を特定する。
- 生命存在指標 (biosignatures) の探索:そのような環境に生息していた可能性を有する過去の微生物の痕跡を、特にその痕跡が長期間保存されていることが知られている特殊な岩石の中から探す。
- サンプルのキャッシング:岩盤コアとレゴリス(「土壌」)のサンプルを収集し、火星の表面に保存する。
- 人間のための準備:火星の大気から酸素生産を試行する。
2022年はいよいよ生命探査にむけて本格始動とのこと。
プリントアウトして気づくミスってあるよね
紙に印刷すると間違いに気づく
皆さんも経験がおありでしょうが、ディスプレイで気づかないミスも、プリントアウトすると気づくということが多々ありますよね。この理由は次のように説明されています。
メディア批評の先駆者、カナダのマーシャル・マクルーハン(1911~1980年)は紙のほうが間違いに気づきやすい理由について、「反射光」と「透過光」の性質の違いを指摘した。前者は本を読むとき、いったん紙に反射してから目に入る光。一方、後者はパソコンやテレビの画面を見る際、直接目に入る光を指す。
紙に印刷して読むとき、すなわち反射光で文字を読む際には、人間の脳は「分析モード」に切り替わる。目に入る情報を一つひとつ集中してチェックできるため、間違いを発見しやすくなるのだ。
これに対し、画面から発せられる透過光を見る際、脳は「パターン認識モード」になる。送られてくる映像情報などをそのまま受け止めるため、脳は細かい部分を多少無視しながら、全体を把握しようとする。細部に注意をあまり向けられないので、間違いがあっても見逃してしまう確率が高くなる。
デタラメな文章も読めてしまう脳
もう1つ間違いに気がつかない理由として、「脳が高性能過ぎる」ことが挙げられる。脳が「正しい単語」を瞬時に予測・補正するため、デタラメな文章でもすらっと読んでしまうのだ。
デタラメな文章
こんちには みさなん おんげき ですか?
わしたは げんき です。 この ぶんょしう は いりぎす の ケブンッリジ だがいく の けゅきんう の けっか にんんげ は もじ を にしんき する とき その さしいょ と さいご の もさじえ あいてっれば じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる という けゅきんう に もづいとて わざと もじの じんばゅん を いかれえて あまりす。
どでうす? ちんゃと よゃちめう でしょ?
ちんゃと よためら はのんう よしろく
デザインもプリントアウトして気付く
フライヤーのデザインもそう。ディスプレイで構成しているとバッチりなものも、プリントアウトしてはじめて把握できる醜悪さって多々あります。
いったん外に出すことの大切さ
ディスプレイか紙かだけでは説明できないこともあります。それがこのWebサイトの記事。一旦、アップしないと気づかないミスや、文章のマズさって多々あります。同じディスプレイ上で確認していることなのに。 そんなこともあって、このサイトの過去記事もチマチマ訂正を加えています。
内だけで見るのではなく、外に出して確認するということは、客観的に見てるんでしょうね。これっていろんなことに共通することなのかもしれません。
金刀比羅神社におまいり
ハイキング初詣
金刀比羅山の中腹に建立されている金刀比羅神社までハイキング初詣。山に入ると辺りの雰囲気が聖域化します。
こちらが金刀比羅神社(ことひらじんじゃ)です。今回もほぼ平坦なルートで往復1.8㎞のハイキングにはベストマッチなルートを使いました。でもね、これは書かないがいいでしょう。ネットでどんな情報でも無料で手軽に入手しようって考えは、人生間違えるよね。
小浜の地元の方々が親しんでこられた某温泉が、ネットで情報拡散して人が押し寄せ地元の方が困ってらっしゃるという事実。ネットの弊害です。
金刀比羅神社に参拝していたジョン万次郎
敷地内に掛けられていた資料によると、日本開国当時に活躍したジョン万次郎が金刀比羅神社に参拝していたと言います。
14歳の時、万次郎は遭難し無人島に漂着。アメリカの船に救助されアメリカ本土に渡り英語・数学・測量・航海術・造船技術などを学ぶ。その後帰国するも、長崎奉行所で9か月間取り調べと踏み絵を受ける。この間の1851年11月12日に金毘羅神社詣でを行う。
9か月間留め置かれるって、ゴーンじゃないんだから。
ソロキャンプしている人がいらっしゃいました
参拝の後、さらに進んでいくとハタ揚げ広場と呼ばれる広場に出ました。上宮へはここからお参りさせていただきました。
長崎では凧のことを「ハタ」と呼び、4月~5月上旬のハタ揚げ大会の時期には長崎市街地を取り囲む風頭山、唐八景、金比羅山、稲佐山などの山々で実施されます。
ふと気づくと広場にソロテントを張った一人のキャンパーを発見。高齢な方のようでした。この寒空の下すごいなあ。敬服します。
カズノコ・ポテサラと具雑煮カレー
夕飯はカズノコ・ポテサラと具雑煮カレー。お正月の余韻を残す食材を、オセチのトーンから別カテゴリーにアレンジして頂きました。
長崎県はバツグンに安全
おはようございます。正月三が日も終わり、カレールーを投入してつくったカレー具雑煮を楽しんだ朝。これで三が日明けカレーの補充はバッチリ。
昨日は諏訪神社と松森天満宮にお参りした後、馴染みの諏訪の杜に寄らせていただき一杯。みなさんお元気そうでなにより。
治安ベスト2の長崎
長崎の人たちはゆったりと暮らしています。
長崎県は刑法犯罪に出くわす率が全国で2番目に低い県。
地方に行けば家にカギをかける習慣もない地域も多々ありますし、夜散歩しても危険を感じることはまずありません。ヤンキー度も全国最下位で、街に行ってもチーマーたちがたむろしてはいませんし、爆音鳴らすバイクもそれほど見かけません。
「島嶼部に行けばさ、横断歩道を渡った子どもたちが車の方を向いてペコリと挨拶してくれるんだよなあ」と正月に私の子どもたちと話していると、「あ、それ、私たちもしてたよ」と。
暮らしよさはみんなでつくってきたものです
今はこんな穏やかな長崎県ですが、かつて全国を震撼させた生徒による殺人事件や、長崎市長の銃殺や、佐世保のスポーツジムでの銃乱射殺人などが発生していた県でした。
その際に県民の皆様が「ココロねっこ運動」など健全育成運動を熱心に展開され、今の風土に育て上げてこられたものです。合掌。住みよいまちはつくっていくもの。
治安ワースト1は大阪府
学校における非行状況をみても、大阪府は発生数とその質ともに特筆して厳しい。校内暴力による入院数とか。大変だと思います。
ある時、ハウステンボスで順番待ちしていたら、関西言葉のオバちゃん集団がやってきて、先頭に割り込んできたのには驚きました。「並んでますよ」と声掛けしても無視。長崎県ではあんな人たちいません。普通のオバちゃんでこれだから、推して知るべし。
アイスランドより
グッドマンさんのコメント
明けましておめでとうございます。
今はアイスランドのレイキャビクに居ます。元日は低気圧の影響で強風が吹き、予定していたツアーがキャンセルになってしまいました。自然現象なので仕方がないのですが残念です。
写真は、レイキャビクのランドマークであるハットグリムス教会です。まるで早朝の写真に見えますが、これを撮ったのは昼の12時を少しすぎたころです。
今の時期だと、太陽が出ているのは4時間半程度と、北極圏に居ることを実感します。明日は予定通り動けることを願ってホテルの部屋にこもっています。
年賀状
年賀状の戦後の歴史
NHK『チコちゃんに叱られる! 』で戦後の年賀状の歴史をやってました。戦地から無事に引き揚げてきたのか、安否確認にために年賀状は重要な役目を果たしたとのこと。心に沁みる話です。
親しく交友させていただいている方とは日常的にネット上で交流させている現在、その意味から申しましても年賀状の存在意義は薄くなっていることは否めません。
ということでわが家では近年年賀状は卒業させていただいております。なにとぞご理解の程よろしくお願いいたします。
近年の年賀状
と、申しましても親族等からは毎年いただいておるわけで、これはさすがに止めるわけにはいきません。
ごく少数を一枚一枚手書きの水墨でしたためさせていただいております。上記が近年の年賀状。ある時期から枚数減に伴い筆数が増加した絵柄になっていることが分かります。
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします。